「子どもがまったく勉強しないことに不安を感じる」
「将来的に悪影響がでないか心配」
「対策方法はある?」
子どもが遊んでばかりいて勉強しない様子を見ていると、将来的に影響がでるのではないかと心配になる親御さんもいるでしょう。
まだまだ学歴が重視されることの多い日本では、進学先や就職先の選択肢を狭めることにつながる可能性があります。
お子さんには、なるべく苦労させたくないですよね。
そこでこの記事では、勉強しない子どもの末路について知りたい親御さんに向けて以下の内容を解説します。
- 将来的なリスク
- 親御さんができていないこと
- 効果的な対策
できることから実践すれば、勉強習慣が身につくはずですので、ぜひ最後までお読みください。
なお、YouTubeでは勉強に対してやる気を持てなかった子どもが主体的に勉強するようになった実績について、親御さんとの対談形式で紹介しています。お子さんのモチベーションアップ方法を知りたい方は、ぜひあわせて視聴してみてください。
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勉強しない子の末路とは?5つのリスクを紹介
子どもは「遊ぶことが仕事」といわれますが、遊んでばかりいるのも考えものです。ここでは、勉強しなかった子どもの末路について、以下の5つのリスクを紹介します。
- 受験に合格できなくなる
- 努力習慣が身につかない
- 将来的な進学・就職に影響がでる
- 留年・中退する可能性が高まる
- 将来の収入が低くなるリスクがある
1つずつ解説します。
1.受験に合格できなくなる
中学受験を目指している場合、志望校合格が困難になる可能性があります。学校で習っているはずの基礎が習得できていないと、試験で出題される応用問題が解けないからです。
また、中学受験をしないにしても、高校や大学での受験で苦労することになるでしょう。
勉強は常に「基礎の積み重ね」です。
算数の割り算は引き算ができることで理解できるように、どのような教科も前の分野が習得できていることを前提に進められます。勉強しないと、受験のタイミングで苦労することになるでしょう。
なお、関連記事「【親御さん必見】中学受験に落ちる人の特徴10選!成功するための親のサポートを解説」では、中学受験で失敗する子どもの特徴について解説しています。お子さんを志望校に合格させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
2.努力習慣が身につかない
勉強しない子どもは、努力習慣が身につかない傾向があります。わからないことや難しいことに対して、深く考え答えを導く努力を怠ることが多いからです。
勉強は知識を身につけるだけでなく、継続して頑張ることから「努力習慣」が習得できます。
解けない問題に対して理解できるまでこだわれない子どもは、すぐに投げ出してしまう傾向の強い性格になるかもしれません。
勉強によって身につけられるはずだった「努力して解決する力」が習得できないことから、どのようなことでも結果をだしにくい将来につながります。
3.将来的な進学・就職に影響がでる
日頃からの勉強習慣がない子どもは、将来的に進学先や就職先を選べない悪影響がでる可能性があります。勉強は基礎の積み重ねのため、小学校で習得した知識は中学や高校でも使用するからです。
土台となる基礎部分が理解できていないと、学年が上になるにつれて勉強についていけなくなり、成績が低下してしまうでしょう。
残念ながら、学歴を重視する企業はいまだに多く存在します。
将来の選択肢を広げるためにも、勉強は欠かせません。
4.留年・中退する可能性が高まる
義務教育期間中は問題ありませんが、高校や大学に進学すると成績がよくないと進級できないことがあります。
留年したり、場合によっては途中退学を余儀なくされたりすることがあるでしょう。
勉強しない子は危機的状況に陥っても「やる気が起きない」ことから、成績アップに力を入れられない可能性が高いです。日頃からの勉強習慣で、コツコツ基礎知識を積み上げてリスクを回避しましょう。
5.将来の収入が低くなるリスクがある
学歴による収入格差はいまだにあります。
令和4年度の厚生労働省による統計調査によると、学歴別の平均賃金には、以下のような差があることがわかりました。
最終学歴 | 平均賃金(男女計) |
---|---|
高校 | 273,800円 |
専門学校 | 294,200円 |
高専・短大 | 292,500円 |
大学 | 362,800円 |
大学院 | 464,200円 |
学歴が低いほどに賃金が安い傾向にあることがわかります。勉強しない子は、学歴が伸びにくいことが多いので、将来的に得られる収入が減少することがリスクです。
なお、関連記事「【やる気の極意】小学生が勉強しない理由6選!子ども学習が進む対処法5つもご紹介」では、子どもが勉強しない心理や原因について解説しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。
勉強しない子どもの親御さんができていない5つのポイント
子どもが勉強しない理由の1つに、親御さんが以下のことを実践できていない可能性があります。
- 志望校見学をしていない
- 学習環境が整えられていない
- 優秀な先生と出会えていない
- 塾や学校の先生とコンタクトを取っていない
- 親御さん自身が勉強していない
今日から取り組めることがあるので、ぜひ試してみてください。
関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5|vol.009」で、さらに詳しく解説していますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
1.志望校見学をしていない
中学受験を目指している場合には、子ども自身のモチベーションを高めるために志望校見学は必ずおこなってください!
子どもの「絶対にこの学校に通うんだ」という強い気持ちを引き出すために、行きたい学校を見学しておくことが有効です。
学校や塾では、志望校についてしっかり考える時間を取ってもらえません。そのため、行きたい学校のことを理解するためには、家庭でフォローする必要があります。
まずは興味のある学校について、インターネット検索することから始めてみましょう。志望校見学は子どもにとってターニングポイントとなるほど重要なので、親御さんが有給を取ってでも行っておいてください。
2.学習環境が整えられていない
自宅の学習環境が整えられていないと、勉強しない子どもとなります。そのため、以下のような工夫で勉強に集中できる環境をつくってあげましょう。
- スマホを勉強部屋に持ち込まない
- 漫画を机の周辺に置かない
- テレビやゲームはオートオフ機能を活用する など
家には誘惑が多いため、勉強以外のことに気が向かないように工夫が必要です。
なお、自宅ではどうしても勉強できない子どもには、自習室や図書館の利用を促してあげてください。静かで落ち着いた環境が整い勉強するしかないことから、勉強がはかどります。
3.優秀な先生と出会えていない
勉強しない子どもは、あこがれの先生に出会えていない可能性があります。なお、ここでいう優秀な先生とは、学歴だけでなく「人間的に魅力がある人」のことを指しています。
「生徒の成功は自らの成功だ」と本気で思っている先生が優秀です!
また、先生自身が何かしらの目標を持って学び続けているとより子どもによい影響を与えます。先生が頑張っている姿を見て、子どもは「私も負けないようにしよう」とやる気がアップします。
生徒の指導に本気で取り組んでくれるような、優秀な先生がいないか探してみてください。
身近に熱心な先生はいない場合には、私がお子さんの指導をいたします!これまで500名以上の中学受験に携わり、オーダーメイド感覚で指導してきました。
一人ひとりにあわせた指導の結果「ゆうた先生に報告できるように勉強を頑張った」などと、自ら勉強するようになった子が数多くいます!
お子さんが勉強しないことに不安を抱える親御さんは、不定期で開催している個別相談会でお悩みをお聞かせください。
4.塾や学校の先生とコンタクトを取っていない
中学受験を成功させるには、子どもの学力を把握しておく必要があります。そのため、塾や学校の先生に定期的に子どもの様子を聞いておきましょう。
「どのような単元でつまずいていますか?」「苦手としている科目はありますか?」など、現在のレベル感を聞いてみてください。
そのうえで、志望校合格を目指すためにどのくらいの期間で成績を伸ばせばいいか相談することが大切です。
コンタクトを積極的に取ることで、先生が子どものことを気にかけてくれるようになる効果も期待できます。
5.親御さん自身が勉強していない
子どもが勉強している時間は、親御さんも一緒に学習に取り組むことを心がけてください。
親御さんが頑張っている背中を見せることで、子どもはやる気がでます。
資格取得のための読書やスキルアップのための勉強など、取り組む内容は問いません。「仕事で疲れているからゆっくりしたい」「たまった家事を進めたい」と思う気持ちはあるでしょう。
しかし、子どもも同じように「塾で頑張ったからゲームがしたい」などと、我慢しながらも勉強に取り組んでいます。子どもが机に向かっている時間は、なるべく勉強することを意識すると子どもが変わる可能性があります。
勉強しない子どもに効果的な対策3選
どうしても勉強しない子どもには、以下のような対策を取ることをおすすめします。
- 先生と約束をしてもらう
- スケジュールを立てておく
- 学習アプリを活用する
1つずつ確認してみてください。
1.先生と約束をしてもらう
勉強しないお子さんに対して、親御さんが「早く勉強しなさい」「いつになったら始めるの?」などと声をかけるのは逆効果です。
勉強のモチベーションを上げるために、塾や学校の先生に「今日は何の勉強をする」と帰宅前に宣言し、翌日できたか報告するという約束をしてもらうようにしましょう。
身近な親から言われると反抗したくなる子どもでも、第三者との約束ならすんなり守れることが多いです。親御さんが「何回注意したら済むの?」などと思うストレスを軽減させるのにも効果的なので、ぜひ実践してみてください。
とはいえ、先生は忙しいため声をかけにくいと思う方がいるかもしれません。そのような方は、関連動画「【中学受験のストレス99%減】親の代わりに僕から子どもにアドバイス12選【親子の仲介】」をご活用ください。
お子さんに向けて勉強を促す声かけをしています。この動画を活用して親子関係が良好になった家庭があるほど効果は抜群なので、ぜひお子さんと一緒に視聴してみてください。
2.スケジュールを立てておく
お子さんが達成感を味わえるよう、紙のウィークリーシートに1週間の学習スケジュールを計画しておきましょう。ハーバード大学の研究によると、目標や計画を紙に書いた場合とそうでない場合では、成果に10倍の差が生まれることがわかっています。
その日決めていた学習をクリアできたらお気に入りのスタンプを押すなど、モチベーションアップにつながるような工夫は効果的です。
実際に私の生徒には、スケジュールに押すスタンプがやる気を引き出し、自ら勉強に取り組むようになった子がいます!
ただし、子ども1人でスケジュールを立てるのは難しいため、親御さんのサポートは欠かせません。
3.学習アプリを活用する
勉強を始めるのに時間がかかる場合には、学習アプリを活用するのがおすすめです。ゲーム感覚で勉強に取り組めるため、楽しく学べるのが魅力です。集中できるまでの導入として、利用してみるといいでしょう。
なお、学習アプリは以下のようなものがあります。
- スタディサプリ
- ビノバ
- おうちゼミ 1~6年生の学習 など
ただし、利用する際は時間制限を設けたり、ほかのアプリを使用できないように設定したりすることが大切です。
アプリを活用し、勉強に楽しく取り組めるような工夫をしてあげてみてください。
勉強しない子の末路を回避するため早めに対策しよう
勉強しない子は、努力が苦手になったり、進学先や就職先に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
リスクを回避するためには、ポイントを押さえたうえで対策してあげることが大切です。
とはいえ、子どもに適した対策がわからないと悩む親御さんがいるかもしれません。そのような方は、ぜひ無料個別相談会でお悩みをお聞かせください。
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