「塾の授業についていけていないみたいで、なんだか不安」
「周りの子と比べて焦ってしまい、つい厳しく接してしまう」
「授業についていけないなら個別指導に切り替えた方がよい?」
集団塾で一度授業についていけなくなると、そのまま脱落してしまうことも珍しくありません。
ひとりの講師が大勢の生徒を指導しているためです!
お子さんがそのような状況に陥ると、つい厳しく叱咤激励したくなるでしょう。しかし、授業についていけない状態で無理やり塾に通わせても逆効果です。
この記事では集団塾の授業についていけずに悩んでいる方に向けて、以下の内容を解説します。
- 集団塾の授業についていけなくなる理由
- ついていけないときの対処法とNG行動
塾の授業についていけないまま漫然と通っていても成績は伸びません。ついていけない期間が長くなればなるほど克服に時間がかかるため、最後まで記事をお読みいただき早めに対応しましょう。
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集団塾の授業についていけなくなる理由3選
集団塾の授業についていけなくなる理由として、次の3つが挙げられます。
- 積極的に勉強できていない
- 塾の授業レベルに合っていない
- 復習に手が回っていない
そもそも集団塾での学習に向いていない子もいます。関連記事「【プロが解説】集団塾に向かない子の特徴5選!成績アップのために親御さんができるサポートも紹介」では、集団塾に向かない子の特徴やサポート方法を紹介しています。
お子さんが集団塾に向いていないのではと悩んでいる親御さんは、あわせてご覧ください。
1. 積極的に勉強できていない
ただ塾に通っているだけでは偏差値は上がりません。教わった単元の本質を理解し、受験本番で役立つ知識にしていく必要があります。
塾に通う意味をお子さんがしっかり理解しているかが重要です。
成績は「わかる→できる→点になる」の3ステップを踏んで初めて伸びます。授業についていけていないということは、一番最初のステップでつまづいている状況です。放置すると、どれだけ勉強しても得点につながりません。
また、小学校の勉強は以前学習した内容を前提に積み上げていきます。わからない部分をそのままにすると、それ以降の学習内容が頭に入りません。
わからない部分が増えれば増えるほど、どこがわからないのかすら把握するのが困難になります。主体的に勉強に取り組んでいない結果として、授業についていけなくなってしまうのです。
2. 授業レベルに合っていない
集団指導塾ではひとりの講師が大勢の生徒を指導するため、一人ひとりの学習進捗に合わせるのが困難です。たとえお子さんが追いつけないと感じていても、授業はカリキュラム通りに淡々と進んでいきます。
授業についていくためには、次の授業までに自力で克服する必要があります。
しかし、中学受験を見据えた学習塾の授業レベルは高く、独学で追いつくには限界があります。最初は意欲を持って取り組んでいたお子さんも、次第に自信をなくすかもしれません。
3. 復習に手が回っていない
宿題の量が多い塾の場合、自分の苦手分野を克服するための勉強時間を確保しづらいです。
そのため、宿題をこなすことが目的になり、学習効率が下がる可能性があります。もちろん答えを写したところで本質は理解できず、成績向上にはつながりません。
また、塾での勉強以外にも習い事をしている小学生は多いです。
たとえば厚生労働省の21世紀出生時縦断調査では、調査対象の約8割が習い事をしていると回答しています。
とくにスポーツ系の習い事をしていると、塾の授業までに体力が残っていないこともあります。目的達成のため、一時的にほかの習い事を中断するのもひとつの方法です。
ただし、習い事がお子さんのモチベーションになっている場合もあります。楽しみを一方的に取り上げるとやる気を失うリスクもあるため、お子さんとよく話し合って決めるようにしてください。
集団塾の授業についていけないときの3つの対処法
集団塾の授業についていけないときの主な対処法は次の3つです。
- つまづいている部分を克服する
- ほかの集団塾に転塾する
- 個別指導に切り替える
授業についていけないと、お子さんが塾に行きたがらなくなるかもしれません。関連記事「【成功の秘訣】塾に行きたくない・ストレスを感じる理由7選!親ができる対処法と注意点を紹介」では、親御さんにできる対処方法を解説しています。あわせてご覧ください。
1. つまづいている部分を克服する
まずはわからないままになっている単元を克服することから始めましょう。これまでのテストや模試の結果から苦手分野を洗い出し、類似問題を解いていくのがおすすめです。
「わからないところがわからない」を解消するのが苦手克服の第一歩です。
また、理解度を深めるために重要な作業が「説明」です。アメリカ国立訓練研究所によると、人は説明することで学習内容の90%を記憶すると言われています。
親御さんは、学習した内容についてお子さんから説明を受けてください。上手に説明できていれば単元の内容を十分理解できています。言葉に詰まる部分は理解が不十分なため、復習した方がよいと判断できます。
基礎に戻ることは一見遠回りに見えますが、実は合格への最短ルートです。焦らず着実に、ひとつずつ解消していきましょう。
2. ほかの集団塾に転塾する
どうしても授業についていけないときは思い切って転塾を検討しましょう。
無理して通塾しても状況は改善せず、お子さんの学習意欲を低下させるだけです。
ただし、学習環境を変えるとお子さんにストレスを与える可能性があります。講師や友だちとの関係性をゼロから構築する必要があるためです。ほかにも、転塾したのに成果が出なかった場合、自信を喪失させるかもしれません。
そのため、転塾を検討する前に、まずは今通っている塾へお子さんの現状を伝えてアドバイスとフォローを求めましょう。授業の中でできる限り配慮してくれたり、コース変更を促してくれたりする可能性があります。
塾で会える仲のよい友だちの存在が、勉強の意欲につながっている子もいます。転塾する際は親御さんの判断だけでなく、お子さんの意思や気持ちを尊重してあげてください。
関連記事「【現役塾講師が教える】中学受験を目指すなら転塾のタイミングが重要!成功のポイントも解説」では、転塾のタイミングや転塾先の判断基準を解説しています。転塾を本格的に検討する前にぜひご覧ください。
3. 個別指導塾に切り替える
集団塾では思ったように成績が伸びないと悩んでいるなら、個別指導に切り替えましょう。個別指導塾ならお子さんの学習進捗に合わせて指導してくれます。
そもそも授業についていけなくなることが起こりにくい学習形態です。
「わかったつもり」で終わらせることを防げるため、成績アップにつながりやすいです。先生との距離が近いことで、勉強に対するモチベーションが上がる効果も期待できます。
私の個別指導では、これまで500名以上の受験生を合格に導いてきました。一人ひとりの学習習熟度はもちろん、性格に合わせた指導方法で受験対策を進めています。
また、個別相談や限定セミナーのご案内は公式LINEで行っています。登録するだけで合格に役立つ無料特典が受け取れるため、お気軽に友だち登録してみてください。
集団塾の授業についていけないときのNG行動3選
集団塾の授業についていけないとき、親御さんは次の3点をしないように注意しましょう。
- 塾に無理やり行かせる
- 叱ったり脅したりする
- 塾にクレームを入れる
思うような成果を出せない場合、親御さんも焦ってしまいがちです。しかし、一番悔しい思いをしているのはお子さん本人です。
関連動画「【有料級】子どもが勝手に勉強やる気になる方法【中学受験でのNG行動】」では、中学受験でしてはいけないNG行動を解説しています。知らず知らずのうちにお子さんのやる気を削いでいないか、ぜひ一度ご確認ください。
1. 塾に無理やり行かせる
お子さんが授業についていけずに塾に行きたがらない場合、無理に通わせるのはおすすめしません。授業についていけない状態で塾に行っても偏差値は伸びないためです。
わからない授業を聞き続けるのは苦痛を感じます。
中学受験に合格するための手段は集団塾に通うことだけではありません。個別指導塾やオンライン塾など、お子さんにとって最適な勉強環境を模索しましょう。
2. 叱ったり脅したりする
子どもは叱られたり脅されたりすると委縮してしまい、本音を話さなくなります。たとえば、次のような声かけは親子関係を悪化させる可能性が高く逆効果です。
- 授業についていけるよう頑張るって約束したのにどうしてできないの?
- 次のテストでも点数が悪かったらスマホを取り上げるよ
- 塾の授業にもついていけないなら絶対合格できないよ
反対に、良好な親子関係は成績向上によい影響を与えます。
好きな先生の言うことは素直に聞くのに、嫌いな先生の言うことを無視するのと同じです。
具体的には、お子さんと接するときに次の7つの習慣を意識することをおすすめします。
- 傾聴する
- 支援する
- 励ます
- 尊敬する
- 信頼する
- 受容する
- 意見の違いを交渉する
一度にすべての習慣を取り入れることは簡単ではありません。冷蔵庫や机など、目につくところにメモを貼るなどして少しずつ実行していきましょう。
子どもに成功してほしいと強く願うほど、厳しく接してしまうものです。しかし、頑張っているのに成果がでないお子さんに必要なのは、叱咤激励ではなく気持ちを受け入れてあげることです。
お子さんが安心できる親子関係を構築・維持することで、勉強に集中しやすくなります。
3. 塾にクレームを入れる
授業についていけないからといって、塾に手厚くフォローするよう一方的なクレームを入れるのはやめましょう。
かえってお子さんが塾に居づらくなるリスクがあります。
集団塾はひとりの講師が大勢の生徒を指導する学習形態のため、生徒ひとりひとりの進捗に合わせた対応が難しいです。お子さんの学習状況を伝え、対応策やコース変更を一緒に考えてもらうようにするとよいでしょう。
集団塾の授業についていけないときは個別指導を活用しよう
集団塾についていけない理由によって対処法は異なります。基礎固めをすることで追いつけるようになることもありますが、そもそも集団塾での学習に向いていない場合もあります。
お子さんの特性によっては個別指導に切り替えた方がよいかもしれません!
私の個別指導では、生徒一人ひとりの学習進捗状況はもちろん、性格に合わせて学習プランを立てています。また、生徒が自ら学習内容を説明する機会を多く作ることで定着度を向上させているのも特徴です。
子どもに合わせた学習計画を徹底により、生徒の第一志望校合格率は91%を超えています。個別指導なら集団塾にはないサポートができるため、視野に入れてみてはいかがでしょうか。
不安や質問のある方は、不定期で開催している無料の個別相談会でお話をお聞かせください。マンツーマンでお子さんの現状を把握することで、中学受験合格への糸口を見つけ出します。