「中学受験に落ちる人の特徴を知りたい」
「どれくらいの人が落ちる?」
「成功させるために親ができることはないの?」
中学受験は高校・大学受験と同様に倍率が高く、志望校に合格できないお子さんが一定数います。塾に通っていても志望校に落ちてしまう場合も少なくありません。
私はこれまで多くの受験生に関わってきましたが、実は受験に失敗する子どもや親御さんには、共通した特徴がいくつか挙げられます。
中学受験に落ちる人の特徴を事前に把握し、対策を立てておかないと受験に失敗する可能性が高まるため注意が必要です。
この記事では、中学受験を控えている親御さんに向けて
- 知っておきたい倍率の知識
- 落ちる人の特徴
- 親御さんができるサポート
などを紹介します。
筆者である僕は、いままでに500名以上の受験に関わってきました。その経験から、中学受験を成功させるためのノウハウを解説しています!
「自分の子どもが合格できるか不安」「志望校に受かるためにできることをしてあげたい」と考えている親御さんは、ぜひ最後までご覧ください。
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中学受験に落ちる確率は?知っておきたい倍率について解説
中学受験に臨む際には、倍率の考え方を正しく理解しておきましょう。こちらでは、以下の内容について解説します。
- 倍率の種類
- 倍率の考え方
「倍率が高いから受験を控える」「倍率が低いから簡単に合格できる」といった思考でいるのは危険です。誤った志望校を選んでしまったり油断して受験に失敗したりする可能性があります。
中学受験を控えたお子さんをお持ちの親御さんは、ぜひ参考にしてみてください!
倍率の種類
中学受験の倍率には、主に3つの種類があります。それぞれの概要は以下のとおりです。
種類 | 概要 |
---|---|
出願倍率 | 募集定員に対して願書を出した人の割合 |
受験倍率 | 募集定員に対する受験生の割合 |
実質倍率 | 合格者に対する受験生の割合 |
複数校を受験する人や実際には受験しない人もいるため、出願倍率と受験倍率、実質倍率には大きな差が生まれます。
「出願倍率が10倍でも実質倍率は2倍」というように倍率は変動します。
実際の試験の感触を正しく知りたいならば、「実質倍率」に注目しましょう。
ただ「実質倍率」は合格発表後にわかるものなので、過去の倍率から大まかな傾向を掴んでおくことが大切です。
倍率の考え方
倍率の高い・低いだけで志望校を選ぶのは危険です。実質倍率が低くても、集まる受験生の偏差値・学力レベルが高ければ合格の難易度は上がります。
志望校を選択する際には、倍率だけでなく、お子さんの偏差値・成績の伸びしろもあわせて考える必要があるでしょう。
受験期までにお子さんがどれくらい成績を伸ばせるかを見極めることも大切です。
成績を伸ばせるポテンシャルがお子さんにあるかどうかは、勉強習慣や周囲の環境を見るとある程度判断できます。受験に落ちる子には、勉強法や普段の生活で一定の特徴があるのです。
お子さんが「中学受験に落ちる子」の特徴に当てはまっていないかどうか次章でチェックしてみてください。
中学受験で落ちる人の特徴10選
中学受験で落ちる人の特徴は、主に以下の10点です。
- わかったつもりになっている
- 基礎が固まっていない
- スケジュール管理ができていない
- 志望校への見学をしていない
- 過去問対策が間違っている
- 睡眠時間を確保できていない
- 先生や塾があっていない
- 志望校のレベルと学力が離れすぎている
- 周囲から過度に干渉されている
- 勉強に集中できていない
お子さんやご家庭の様子と照らしあわせながら、チェックしてみてください!
1.わかったつもりになっている
学校や塾の授業を受けて「わかったつもり」になっている子は多いです。成績を伸ばすためには、以下の図のように「わかる→できる→点になる」の3ステップを踏む必要があります。
- わかる:授業を聞いて理解する
- できる:授業でやった内容の類似問題を自力で解ける
- 点になる:似たような問題がテストで出ても完璧に答えられる
「わかる」の段階で満足していては、試験で出題されても解答を導けません。問題演習を重ね、他人に説明できるレベルまで理解を深める必要があるのです。
2.基礎が固まっていない
勉強の基礎ができていないと、応用問題は解けません。
特に、集団塾に通っているお子さんは注意が必要です。集団塾はカリキュラムに沿って授業が進んでいくため、基礎がわかっていないと授業についていけなくなります。
塾に入っても成績が伸び悩んで中学受験に失敗してしまう主な原因と言えるでしょう。
志望校に合格するためには、まずは基礎を固めることに重きを置きましょう!
3.スケジュール管理ができていない
中学受験は、毎日のスケジュール管理で決まるといっても過言ではありません。
スケジュールは地図のようなものです。渡している地図が違っていれば、目的地にはたどりつけません。
とはいえ、お子さん自身でスケジュールを組み立てたり管理したりするのは難しいため、親御さんのサポートが必要です。
お子さんのスケジュール管理は受験を成功させるうえで非常に重要です!
スケジュールの管理方法については、関連動画「【99%の親が知らない】中学受験のスケジュール管理ノウハウ20選【完全保存版】」にて具体的に解説しています。
今日から実践できるノウハウも紹介しているので、ぜひ視聴してみてください。
4.志望校への見学をしていない
忙しかったり距離が遠かったりして、志望校への見学を行っていない方は多いです。しかし、お子さんのやる気を引き出すためにも志望校見学は必ず行いましょう。
受験に対するモチベーションを上げると、自主的な勉強を行うようになるためおすすめです!
中学受験に成功するためには、子ども自らに「この学校に行きたい」と思ってもらうことが重要です。
お子さんのモチベーションを高めるためにも、時間を確保してでも志望校見学を行うことをおすすめします。
5.過去問対策が間違っている
中学受験をするうえで、志望校の過去問を解く機会は多いでしょう。しかし、やり方が間違っていると、いつまで経っても正答率は上がらないままです。
たとえば、満点をとれるようになるまで復習するのはやめましょう。受かるためには、合格最低点が取れればよいからです。
「満点になるまで復習する」といった完璧主義だと、時間がかかりすぎて他の教科の勉強がおろそかになってしまう恐れがあります。
過去問や問題演習1つに対しても、正しく取り組むことが成功の秘訣です!
過去問対策ついては、関連記事「【99%の人が知らない】中学受験の過去問対策ノウハウ20選」にて深掘りしています。あわせてチェックしてみてください。
6.睡眠時間を確保できていない
志望校に合格するために、睡眠時間を削っている受験生が多いです。
しかし、睡眠時間を削ってまで勉強すると集中力が落ちたり、体調を崩しやすくなったりして逆効果になってしまいます。
小学6年生の場合は、8時間の睡眠時間は必ず確保しましょう。
規則正しい生活リズムでメリハリをつけた勉強習慣を心がけてください!
7.先生や塾があっていない
中学受験に成功するためには、優秀な人に教わることが大切です。ここでいう「優秀な人」とは、人間的に魅力があったり、生徒指導に本気で取り組んだりしている人です。
- 人間的に魅力がある
- 生徒指導に本気に取り組んでいる
- 生徒の成功を自らの成功としている
- 生徒の憧れの存在となっている
- 先生自身も夢や目標に向かって学んでいる
特に先生自身も目標に向かって頑張っている姿を見せている場合、お子さんのモチベーションアップにもつながります!
普段のお子さんの会話から先生や塾の話が頻繁に出ているようならば、勉強のやる気が上がる良い環境と巡り会えている可能性が高いです。
優秀な先生や良い塾に巡り合うことで受験の成功確率は格段に上がります。親御さんは、なるべく良い勉強環境を整えてあげるよう意識してみてください。
「どの塾を選べばよいのかわからない」という方は、関連記事「【知らないとヤバい】中学受験4大塾比較SAPIX・四谷大塚・早稲アカ・日能研」をチェックしてみてください。お子さんの特徴別に、相性のよい塾を紹介しています。
8.志望校のレベルと学力が離れすぎている
中学受験のため、ある程度レベルの高い学校を志望するケースは多いです。しかし、お子さんの学力や偏差値と見合っていないと、受験に失敗する可能性は高くなります。
特に、親御さんの希望だけを尊重して、レベルの高い中学を選ぶのは危険です。お子さん本人の希望や学力を考えて志望校を選ぶよう意識しましょう。
中学受験を成功させるには、お子さんとコミュニケーションをとることが大切です!
9.周囲から過度に干渉されている
中学受験は、お子さん本人だけでなく家族や親戚にとっても大きなイベントです。そのため、お子さんに必要以上に干渉してしまうケースがあります。
子どもが勉強しないからといって、以下のNG行動を取ってはいけません。
- 塾に無理やり行かせる
- 「勉強しないといい大学に行けないよ」のような脅す言葉をかける
- 「勉強しなさい」としつこく言う
たとえば、勉強を強制したり「勉強しないと〇〇」のような脅す言葉をかけたりするのはNG行動です。
親御さんがよかれと思っている行動が、お子さんにとって悪影響を及ぼす恐れがあります。精神的な負担となり、勉強に身が入らなくなったり体調を崩したりすることが考えられるため注意しましょう。
10.勉強に集中できていない
志望校に受かるためには、勉強に集中できる環境を整えることが大切です。
特に、自宅だとテレビやゲームなどの誘惑が多いでしょう。勉強に集中してもらうためには、図書館や通っている塾の自習室など誘惑の少ない外部の環境を活用するのがおすすめです。
自宅の学習においては、「漫画やスマホを子供の部屋に置かない」「決まった時間になったらテレビを消す」などの仕組みを整えておくと勉強に集中できるようになります。
環境や仕組みづくりにより子どもが自主的に勉強するサイクルを作りましょう!
とはいえ、環境や仕組みを整えてもお子さんがなかなか勉強してくれない場合もあるでしょう。
私の公式LINEでは、登録していただいた方に向けて無料の個別相談を受け付けています。
それぞれのお子さんに合った環境・仕組みづくりや勉強方針の見直しなども提案しているので、より詳しく相談したい方はぜひ以下のリンクから登録してみてください。
中学受験を成功へ導く親のサポート5選
中学受験を成功させるには、親御さんのサポートが必要不可欠です。小学6年生が自身でやる気を出したり、勉強に取り組んだりするのは稀なケースであるためです。
親御さんは、以下5つのサポートを実践してみてください。
- 子どもに解法を説明してもらう
- 子どもが主体的に勉強できる環境を作る
- 子どもへの関わり方を意識する
- 闇雲に塾へ行かせない
- 塾や学校の先生と積極的にコンタクトをとる
お子さんとの関わり方や声のかけ方次第で、志望校への合格が見えてきます。
「志望校に落ちて欲しくない」「少しでも子どもの支えになりたい」と考えている親御さんは、ぜひ参考にしてみてください。
なお、受験に落ちる子の親にも共通点があります。詳しくは関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5」で解説しています。
受験にチャレンジしている子どもとの関わり方について詳しく解説していますので、ぜひ当てはまっていないか確認してみましょう。
1.子どもに解法を説明してもらう
解法を他人に説明することで、問題に対してより理解を深められます。その結果、知識が定着して学力向上が期待できるのです。
アメリカ国立訓練研究所で行われた研究では、人に説明することで内容の約9割が定着するというデータが出ています!
具体的には以下の手順で行います。
- 塾や学校で出題されている問題を解いてもらう
- 答えを解法と一緒に説明してもらう
- 答えに至るまでの過程をしっかりと説明できているかを判断する
- 説明が不十分な場合、復習しテキスト通りに説明できる状態を目指す
塾や学校で出されている宿題をお子さんに解いてもらいます。その答えを解法といっしょに説明してもらいましょう。
答えがあっていても説明が不十分な場合、理解度が低い可能性があります。復習を行い再度チャレンジさせてみてください。
子どもに解法を説明してもらうことで、問題に対する理解度がはっきりと分かり、「わかったつもり」状態を防げます。
2.子どもが主体的に勉強できる環境を作る
勉強に集中してもらうための対策として、ルールを決めたり約束したりするのはやめましょう。お子さんがすぐに破ってしまって、効果は期待できないためです。
お子さんに勉強に取り組んでもらうためには、誘惑を排除する仕組みや環境作りが重要です。
たとえば、以下のような工夫を取り入れましょう。
- 1時間でゲームの電源が切れるようにする
- 子どもの部屋にマンガやスマホを置かない
- 毎日決まった時間にテレビを消す
- 自習室や図書館を積極的に活用する
環境を整えることで、自分から勉強する子は多いです。ぜひご家庭でも勉強できる環境を作ってあげてください。
子供が勉強せざるを得ない環境と仕組みを作ることを意識しましょう!
3.子どもへの関わり方を意識する
親御さんがどのようにお子さんと関わるかで、その子の勉強に対するモチベーションが違ってきます。
特に、以下のような関わり方を日常的におこなうのはNGです。
- 批判する
- 攻める
- 文句を言う
- ガミガミ言う
- 脅す
- 罰する
- 目先の褒美で釣る
親は子どもに勉強させようと、口うるさく干渉してしまいがちです。しかし、干渉しすぎると子どもの勉強に対するモチベーションが低下してしまいます。
親子の関係を悪化させることにもつながるため注意しましょう。
NG例で挙げた行動は、子供のストレスとなり、お互いにとってマイナスの結果になるため注意が必要です。
ひとつでも当てはまっていたら、ぜひご自身の行動を見直してみてください。
4.闇雲に塾へ行かせない
塾に通ったからといっても、成績が必ずしも伸びるわけではありません。
なにかを達成するためには、以下の図のように「やる気→方法→目標達成」のプロセスが重要です。
塾はあくまでも「勉強したい子に勉強のやり方を教えてくれる場所」であって、やる気を出させる場所ではありません。塾に通わせるよりも、まずはお子さんにやる気を出させることを優先させましょう。
大人でも、痩せる気がない人がジムに通っても効果は期待できませんよね。
中学受験でも同じことが言えます!
なお、やる気を出させるためには、お子さんが「なにに興味をもっているのか」「なにに対して満たされるのか」を知ることが大切です。
お子さんの性格はそれぞれ違うため、個性に合ったアプローチの仕方を意識してみてください。
勉強のやる気を出させる方法については、関連動画「【有料級】子どもが勝手に勉強やる気になる方法【中学受験でのNG行動】」で解説しています。
心理学的なアプローチを踏まえた方法を紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
5.塾や学校の先生と積極的にコンタクトをとる
中学受験成功のためには、お子さんの正確な現状を把握することが大切です。そのために、塾や学校の先生との積極的なコンタクトを意識しましょう。
主に「自分の子どもがどのくらいのレベルなのか」「あと何ヶ月でどのくらい学力を伸ばさないといけないのか」などを聞いてみてください!
積極的にコンタクトをとることで、塾や学校のなかでお子さんの優先順位を上げられるというメリットも享受できます。
先生が子どもを気にかけてくれるので、手厚い指導を受けられる可能性が高くなるでしょう。
受験に対する情報を共有できアドバイスをもらえるため、家庭学習においてもお子さんに対して最適なサポートを行えます。
中学受験に落ちる人の特徴を知り親子二人三脚で合格を目指そう
中学受験に落ちる人は、わかったつもりになっていたり、基礎が固まっていなかったりするなどの共通点があります。特徴を知り正しい対策を立てることで、受験での失敗を防げるでしょう。
また、中学受験では親御さんのサポートが必要不可欠です。
ご家庭での関わり方や声のかけ方などを工夫することで、自主的に勉強に取り組んでくれるようになり、志望校の合格へ一歩近づきます。
正しい勉強法、指導法を取り入れて合格を掴み取りましょう!
とはいえ、お子さんに合った具体的な勉強法や指導法がわからない方もいるのではないでしょうか。
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