「中学受験でやる気がなくなる原因は?」
「受験合格のために親が意識することは?」
「受験でモチベーションを上げる方法を教えて欲しい」
中学受験前なのに子どもがやる気が出ないと悩んでいる親御さんは多いのではないでしょうか。
中学受験に合格するには、モチベーション管理が一番大切といっても過言ではありません。
そこで本記事では、中学受験でのやる気が下がる原因を含めて、以下の内容について解説していきます。
- 親御さんのNG行動
- モチベーションを向上させる方法
- 中学受験で合格するために大切なこと
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中学受験でやる気がなくなる原因5選
中学受験でやる気がなくなる原因には、以下のことが挙げられます。
- 成果がなかなか出ない
- 疲労やストレスが溜まっている
- 目標を設定していない
- 勉強以外で悩んでいることがある
- 自分はできないと思い込んでいる
モチベーションが低下する原因が知りたい人は必見です。
1.成果がなかなか出ない
中学受験でやる気がなくなる原因として、勉強しても結果がついてこないことが挙げられます。学習して成果が出ないと「やる意味がない」と思ってしまうからです。
何事もそうですが、何か頑張っていることの成果がついてくるとモチベーションは向上しやすいです。たとえば、筋トレをしていて身体の変化が見えると「もっと頑張ろう!」となるのも同じ原理といえます。
思うような結果が目に見えないと不安な気持ちになりますよね!
「こんなに頑張っているのに…」などと、努力が結果にあらわれないとやる気が低下しやすいです。
2.疲労やストレスが溜まっている
過度な勉強によって、疲労やストレスが溜まっているケースはやる気がなくなる原因です。
身体が危険サインを出している可能性もあります。
とくに精神的なストレスは最悪の場合、うつ病やめまいの原因にもつながります。疲れやストレスを溜めこまないように、規則正しい生活を送ること、長時間の勉強をする際には適度な休憩をはさむことを心がけましょう。
3.目標を設定していない
勉強に対する目標設定をしていないと、モチベーションが低下しやすい傾向にあります。「何のために勉強しているのだろう?」と手が止まってしまうことが原因です。
具体的に設定すべきことは以下の通りなので、実践してみてください。
- 志望校合格に必要な基準
- 1ヶ月単位で達成すること
- どうして志望校に行きたいか
とくに志望校合格まで必要な成績を数字ベースで目標として立てるのは、やる気を落とさないために大切です。
目標を立てて毎日やるべきことを明確にするのは、やる気を低下させないために重要といえます。
4.勉強以外で悩んでいることがある
学校生活や将来などで悩んでいるケースは、やる気がなくなる原因として考えられます。勉強以外に考えることが多くなり、学習に集中できなくなるからです。
受験勉強は年単位で取り組むので、学校生活も含めてさまざまな問題が起こります。
たとえば、体育の跳び箱で失敗したことが悩みになる子もいます。子どもによって悩みはそれぞれですが、親御さんは子どもに些細な変化がないかを気にかけることが大切です。
5.自分はできないと思い込んでいる
「自分は頑張っても合格できない」と自己肯定感が下がっていると、やる気がなくなります。勉強をしても無駄だと思い、熱が入らなくなるからです。
とくに親に言われて志望校を選択し、自分の実力と乖離があるとやる気が出にくい傾向があります。
中学受験は子ども自身が頑張るものなので志望校選びはしっかりと話し合いをして、高くても自分の偏差値+5〜8以内で決めましょう。
関連記事「【やる気の極意】小学生が勉強しない理由6選!子ども学習が進む対処法5つもご紹介」でも勉強してくれない理由を解説しているのでぜひご覧ください。
中学受験で子どものやる気を削いでしまう親御さんのNG行動3選
子どものやる気を削いでしまう親御さんのNG行動として、以下のことが挙げられます。
- 勉強を強制する
- ほかの子や兄弟と比較する
- プレッシャーをかける
これから中学受験を控えているお子さんがいる人はぜひ参考にしてください。
1.勉強を強制する
親御さんがしてはいけない行動として「勉強しなさい」などの声掛けで、学習を強制することが挙げられます。子どもは強制されるとやる気が低下してしまう傾向が強いです。
「命令された」と無意識のうちに反抗する態度を取ることがあります。
最悪の場合だと「中学受験をやめる」と言い出すことも考えられます。
子どもを刺激しないためにも一緒に勉強に取り組む、言い方を疑問形にするなどの工夫をしましょう。
2.ほかの子や兄弟と比較する
他人と比較しないのも、親が気をつけるべきことの1つです。子どもが「自分はダメなのか」「どうしてぼく(わたし)を見てくれないの」といった感情を抱いてしまいます。
とくに兄や姉が優秀なケースだと「◯◯はしっかりしてた」とついつい比べてしまいたくなるかもしれません。
比較することでやる気低下だけでなく、家族の仲が悪くなる可能性もあります。
受験だけでなく、家庭環境にも悪影響が出るので比較は絶対にやめましょう。
3.プレッシャーをかける
「絶対合格してね」のような圧をかけるのは、子どもにしてはいけないNG行動です。過度な期待は「合格しないと存在意義がない」と捉える子もいるからです。
とくにエリート家系や親が厳しい家庭だと起こりやすい傾向にあります。
プレッシャーをかけると「やる気になる」と考える親御さんもいますが、むしろ逆効果になるケースが多いです。
過度な期待をしてプレッシャーを与えるよりも、褒めることを中心に子どもと接することを意識しましょう。
とはいえ「どう接すればいいかわからない」と悩む親御さんも多いのではないでしょうか。そこで公式LINEでは、子どもの接し方についてのアドバイスを無料の個別相談会で行っています。
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中学受験で子どものやる気を向上させる方法3選
子どものやる気を向上させる方法は以下の通りです。
- 志望校を見学する
- 小さな目標を立てる
- 勉強環境を整える
子どもがなかなか勉強に取り組んでくれないと悩んでいる親御さんはチェックしておいてください。
1.志望校を見学する
子どものやる気を上げたいのであれば、志望校見学をしましょう。
志望校を見学することで合格した後の具体的なイメージが湧き、やる気と成績が向上するからです。
モチベーションが低下するのは達成した先の未来が見えていないからですよ!
志望校見学をすれば合格のために頑張る理由ができるので、親御さんが有給休暇を取得してでも行ってください。
詳しいメリットは、関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5|vol.009」で紹介しています。あわせてご覧ください。
2.小さな目標を立てる
子どもにやる気を出させたいなら、目標設定を1日や週単位で細かく設定することをおすすめします。目標設定を細かくすることで達成感が出て、勉強へのモチベーションが高くなるからです。
たとえば、以下のようなことが挙げられます。
- 勉強机に向かって1時間勉強する
- 国語の○○を今週中に終わらせる
- 勉強時はスマホの電源をOFFにする
結果よりも行動ベースで目標を立てることが重要なポイントです。
目標が細かいと達成感でやる気の維持がしやすくなるのでおすすめの方法です。
3.勉強環境を整える
集中が削がれるものを部屋に置かないことは、受験合格のためには欠かせません。誘惑されるものを置かない環境を作ることで学習効率が良くなり、受験合格率も上がるからです。
なお、具体的に勉強部屋へ置かない方が良い物は以下の通りです。
- ゲーム
- 漫画
- 雑誌
中学受験で合格するには環境にこだわることが重要です。
勉強効率が上がると成績も上がりやすくなるので、環境作りへの意識は受験合格には必須と言えます。
モチベーションを上げる方法は、関連記事「勉強しない子どもが勉強するようになる行動心理【5つの基本的欲求】」でも紹介しているのでぜひご覧ください。
やる気以外に中学受験で合格するために大切なこと3選
中学受験で合格するために大切なこととして、以下のことが挙げられます。
- 実力に合った志望校を選択する
- スケジュール管理を徹底する
- 過去問対策を行う
中学受験合格に何が足りないか知りたい人はぜひ参考にしてください。
1.実力に合った志望校を選択する
中学受験に合格したいなら自分の実力に合った学校を志望することが大切です。
ハードルの高い学校を志望すると自分ができないことに対して嫌気がさし、勉強へのやる気が低下してしまいます。
モチベーションが低下すれば、成績も落ちやすくなります。
志望校の選定基準としては偏差値+5~8以内の学校がベストです。学校選びで失敗すると最悪の場合、中学受験をやめる原因にもなるのでしっかりと話し合って決めましょう。
2.スケジュール管理を徹底する
中学受験の合格率を向上させるなら勉強スケジュールも行動単位で細かく管理しましょう。1日でやるべきことが明確になり、無駄な時間を過ごすことが減るからです。
とくに小学生で成績がなかなか上がらないのは「勉強に集中していない」か「やるべき行動を取っていない」からと言えますよ!
スケジュールには行動ベースまで落とし込むことで勉強効率が上がり、成績が向上しやすくなります。
なお、具体的にスケジュールの作成で意識すべきことは以下の通りです。
- スケジュール表に優先度が低い宿題は含めない
- 計画は紙に書く
- 直近の目標と今週やるべきことを書く
- やるべきことは1日単位で管理する
時間を無駄にせずに合格率を少しでも上げるためにも、スケジュール管理はしっかりと行いましょう。
詳しくは関連動画「【99%の親が知らない】中学受験のスケジュール管理ノウハウ20選【完全保存版】」で紹介しているので、ぜひご覧ください。
3.過去問対策を行う
中学受験で合格したいなら、志望校の過去問対策は必ずしておくべきです。過去問を解くことで志望校の問題傾向が把握できます。
ミスしやすいポイントや苦手分野の洗い出しもできるため、より点数を上げやすくなるのが利点です。
過去問を解かないで受験するのは、勉強をせずにテストを受けるのと同じほど無謀なことですよ。
取り組む時期の目安は小学6年生の夏がベストです。出題されやすい分野に絞って効率的に勉強を進められるので、より成績アップが近づきます。
中学受験は一度しかチャンスがないので、少しでも合格率を上げるために過去問対策は必ず行いましょう。
中学受験成功を目指すならやる気を維持できる環境作りから始めよう
中学受験がやる気がでない原因は成績が伸びない、勉強をやる意味が見つけられていないなどさまざまです。
そのため、子どものやる気を向上させたいのであれば、志望校見学へ行くことをおすすめします。合格後のイメージが湧き「○○へ行きたい」とモチベーション向上が見込めるからです。
とはいえ、中学受験に合格するには学校見学だけでなく、勉強への取り組み方や子どもとの接し方も意識する必要があります。
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