「子どものやる気を取り戻す方法が知りたい」
「やる気がなくなったら中学受験はもう諦めたほうがよい?」
「勉強しなさいと言い続けたらかえって勉強しなくなってしまった…」
中学受験を成功させるためには、お子さんのやる気が欠かせません。しかし、中学受験対策は長期間にわたって取り組む必要があります。成果が出なかったり勉強以外の悩みを抱えていたりして、お子さんがやる気を無くしてしまうこともあるでしょう。
勉強の成果がなかなか出ず、お子さんがやる気を無くすと焦る気持ちはよくわかります。
お子さんが勉強に対して前向きになれないときは、親御さんの適切なサポートが重要です。状況に応じた行動がとれれば、お子さんのやる気が復活する可能性は高まります。
この記事では、お子さんがやる気を無くして悩む親御さんに向けて、以下の内容について解説します。
- 中学受験のやる気がなくなる原因
- やる気を無くしたお子さんに対する親御さんのNG行動
- お子さんのやる気を復活させる方法
お子さんが自発的にやる気を取り戻すアプローチが重要です。具体的な方法を紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

YouTubeでは、子どもが主体的に勉強するようになる方法を対談形式で解説しています。親御さんがどのように工夫して、お子さんがどう変わったかを紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
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中学受験のやる気がなくなってもすぐに諦める必要はない

お子さんのやる気がなくなり、中学受験をもう諦めたほうがよいのではと考えている親御さんもいらっしゃるかもしれません。
確かに、お子さん自身が勉強を苦痛に感じていたり、合格を諦めてしまったりしているなら断念する勇気も必要です。しかし、一時的にやる気が低下している場合にはで諦めるのはもったいないです。
受験勉強中にやる気に波が生じるのは、誰にでもあり得ることだからです。
お子さんのやる気が低下しているときは、親御さんのアプローチの仕方が重要です。状況に合わせて適切に対応することで、やる気が復活しやすくなります。
一時的にやる気が下がっても、お子さんが合格を諦めていない限りは中学受験を断念する必要はありません。
中学受験でやる気がなくなる原因3選

やる気を復活させるには、お子さんの状況に合わせて適切に対応しなければなりません。まずはお子さんの状況を把握しましょう。
中学受験でやる気がなくなる原因には、以下の3つが挙げられます。
- 成果がなかなか出ない
- 目標を設定していない
- 自分はできないと思い込んでいる
順番に解説します。
1.成果がなかなか出ない

中学受験でやる気がなくなる原因として、勉強しても結果がついてこないことが挙げられます。学習して成果が出ないと「やる意味がない」と思ってしまうからです。
何事もそうですが、何か頑張っていることの成果がついてくるとモチベーションは向上しやすいです。たとえば、筋トレをしていて身体の変化が見えると「もっと頑張ろう」と思えるのも同じ原理といえます。
思うような結果が目に見えないと不安な気持ちになりますよね!
「こんなに頑張っているのに…」などと、努力が結果にあらわれないとやる気が低下しやすいです。
2.目標を設定していない
勉強に対する目標設定をしていないと、モチベーションが低下しやすい傾向にあります。「何のために勉強しているのだろう?」と手が止まることが原因です。
具体的に設定すべきことは以下の通りなので、実践してみてください。
- 志望校合格までにどれくらい成績アップが必要か
- 1日、1週間、1ヶ月単位で達成すべき目標
とくに合格までに必要な成績を数値としてわかるように目標立てておくことが大切です。
毎日やるべきことを明確にするのは、やる気を低下させないために重要といえます。
3.自分はできないと思い込んでいる
「自分は頑張っても合格できない」と自己肯定感が下がっていると、やる気がなくなります。勉強をしても無駄だと思い、熱が入らなくなるからです。
とくに親に言われて志望校を選択し、自分の実力と乖離があるとやる気が出にくい傾向があります。
中学受験は子ども自身の頑張りが求められるので、志望校選びではお子さんとしっかりと話し合っておいてください。
関連記事「【無知は損】小学生が勉強しない理由8選!末路や親御さんにできる対処法も現役塾講師が解説」でも、子どもが勉強しない理由を解説しているのでぜひご覧ください。

中学受験で子どものやる気を復活させる方法3選

中学受験対策は長期間にわたって取り組んでいくものです。そのため、一時的にやる気が低下するのは避けられません。
失ったやる気を復活させるには、次の3つの方法が有効です。
- 志望校を見学する
- 小さな目標を立てる
- お子さんのこれまでの努力を認める
お子さんのやる気がなくなった原因によってとるべき対策は異なります。状況に合わせた適切な対応を心がけましょう。
1.志望校を見学する
具体的な目標が見えずに勉強する意味を見失っている場合は、志望校を見学するのがおすすめです。
志望校を見学することで合格後の具体的なイメージが湧き、やる気と成績が向上するからです。
目標を達成した未来が見えると頑張る気力も湧いてきます!
詳しいメリットは、関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5|vol.009」で紹介しています。あわせてご覧ください。
2.小さな目標を立てる
毎日の勉強の成果が見えずにやる気を失っている場合は、目標設定を1日や週単位で細かく設定することをおすすめします。目標設定を細かくすることで達成感が出て、勉強へのモチベーションを維持しやすくなるからです。
たとえば、以下のようなことが挙げられます。
- 勉強机で1時間以上勉強する
- ○年生の漢字を今週中にマスターする
- 図形問題を1問あたり◯分で解けるようになる
結果よりも行動ベースで目標を立てるのが重要です。
目標までの距離が遠いと成果が見えづらく、勉強の意味を見失いがちです。小さな目標を細かく設定し、最終的なゴールである合格に導きましょう。
3.お子さんのこれまでの努力を認める
勉強の成果がなかなか結果につながらないときは、お子さんの努力をまずは認めてあげましょう。
成果が結果につながらないと、お子さんの自己肯定感が下がります。勉強ができない自分にいらだちを感じ、ストレスを抱えていることも少なくありません。そのような状態のときに親御さんが発する厳しい言葉は、お子さんに追い打ちをかけてしまいます。
お子さんを奮起させるつもりが、かえってやる気を失う原因になりかねません。
勉強が進まずに焦る気持ちを抑え、まずはお子さんの気持ちに寄り添い、受け止めてあげることが重要です。自己肯定感が回復し「自分は勉強ができない」という思い込みから解放されれば、やる気が復活する可能性も高まります。
ただし、お子さんの状態によっては中学受験を諦めた方がよい場合もあります。関連記事「【解決策あり】中学受験をやめた方がいい子の特徴5選!親が取っているNG行動を現役塾講師が解説」で詳しく解説しているため、チェックしてみてください。

中学受験で子どものやる気を削ぐ親御さんのNG行動3選

お子さんのためを思って行動した結果、かえってやる気を削いでしまうことがあります。以下の3つに当てはまる行動はないか、チェックしてみてください。
- 勉強を強制する
- ほかの子や兄弟と比較する
- プレッシャーをかける
焦りを感じると無意識のうちにやってしまいがちです。ひとつずつ確認しておきましょう。
1.勉強を強制する
親御さんがしてはいけない行動として「勉強しなさい」などの声掛けで、学習を強制することが挙げられます。子どもは強制されるとやる気が低下する傾向が強いです。
「命令された」と無意識のうちに反抗する態度を取ることがあります。
最悪の場合だと「中学受験をやめる」と言い出すことも考えられます。
子どもを刺激しないためにも一緒に勉強に取り組む、言い方を疑問形にするなどの工夫をしましょう。
2.ほかの子や兄弟と比較する
他人と比較しないのも、親が気をつけるべきことの1つです。子どもが「自分はダメなのか」「どうしてぼく(わたし)を見てくれないの」といった感情を抱きます。
とくに兄や姉が優秀なケースだと「◯◯はしっかりしてた」とついつい比べたくなるかもしれません。
比較することでやる気低下だけでなく、家族仲が悪くなる可能性もあります。
受験だけでなく、家庭環境にも悪影響が出るので比較は絶対にやめましょう。
3.プレッシャーをかける
「絶対合格してね」のような圧をかけるのは、子どもにしてはいけないNG行動です。過度な期待は「合格しないと存在意義がない」と捉える子もいるからです。
とくにエリート家系や親が厳しい家庭だと起こりやすい傾向にあります。
プレッシャーをかけると「やる気になる」と考える親御さんもいますが、むしろ逆効果になるケースが多いです。
過度な期待をしてプレッシャーを与えるよりも、褒めることを中心に子どもと接することを意識しましょう。
とはいえ「どう接すればいいかわからない」と悩む親御さんも多いのではないでしょうか。そこで公式LINEでは、子どもの接し方に悩む親子さんに向けて、無料の個別相談会を行っています。
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やる気以外に中学受験で合格するために大切なこと4選

お子さんのやる気が戻っても、それだけで成功するとは限りません。中学受験に合格するためには戦略的に対策を進める必要があります。
合格するためにも、以下の4つを抑えておいてください。
- 勉強環境を整える
- 実力に合った志望校を選択する
- スケジュール管理を徹底する
- 過去問対策を行う
勉強が結果につながればやる気を維持しやすくなります。再びやる気を失わないよう、あらかじめ確認しておきましょう。
1.勉強環境を整える
集中が削がれる物を部屋に置かないことは、受験合格のためには欠かせません。誘惑される物を置かない環境作りで学習効率が良くなり、受験合格率も上がるからです。
なお、具体的に勉強部屋へ置かないほうが良い物は以下の通りです。
- ゲーム
- 漫画
- 雑誌
中学受験で合格するには環境にこだわることが重要です。
勉強効率が上がると成績も上がりやすくなるので、環境作りへの意識は受験合格には必須と言えます。
モチベーションを上げる方法は、関連記事「勉強しない子どもが勉強するようになる行動心理【5つの基本的欲求】」でも紹介しているのでぜひご覧ください。

2.実力に合った志望校を選択する

中学受験に合格したいなら自分の実力に合った学校を志望することが大切です。
ハードルの高い学校を志望すると自分ができないことに対して嫌気がさし、勉強へのやる気が低下してしまいます。
モチベーションが低下すれば、成績も落ちやすくなります。
志望校の選定基準としては偏差値+5~8以内の学校がベストです。学校選びで失敗すると、最悪の場合中学受験をやめる原因にもなるのでしっかりと話し合って決めましょう。
3.スケジュール管理を徹底する
中学受験の合格率を向上させるなら勉強スケジュールも行動単位で細かく管理しましょう。1日でやるべきことが明確になり、無駄な時間を過ごすことが減るからです。
とくに小学生で成績がなかなか上がらないのは「勉強に集中していない」か「すべき行動を取っていない」からと言えますよ!
スケジュールには行動ベースまで落とし込むことで勉強効率が上がり、成績が向上しやすくなります。
なお、具体的にスケジュールの作成で意識すべきことは以下の通りです。
- スケジュール表に優先度が低い宿題は含めない
- 計画は紙に書く
- 直近の目標と今週やるべきことを書く
- やるべきことは1日単位で管理する
時間を無駄にせずに合格率を少しでも上げるためにも、スケジュール管理はしっかりと行いましょう。
詳しくは関連動画「【99%の親が知らない】中学受験のスケジュール管理ノウハウ20選【完全保存版】」で紹介しているので、ぜひご覧ください。
4.過去問対策を行う

中学受験で合格したいなら、志望校の過去問対策は必ずしておくべきです。過去問を解くことで志望校の問題傾向が把握できます。
ミスしやすいポイントや苦手分野の洗い出しもできるため、より点数を上げやすくなるのが利点です。
過去問を解かないで受験するのは、勉強をせずにテストを受けるのと同じほど無謀なことですよ。
取り組む時期の目安は小学6年生の夏がベストです。出題されやすい分野に絞って効率的に勉強を進められるので、より成績アップが近づきます。
中学受験は一度しかチャンスがないので、少しでも合格率を上げるために過去問対策は必ず行いましょう。
中学受験成功を目指すならやる気を維持できる環境作りから始めよう

中学受験がやる気がでない原因は成績が伸びない、勉強をやる意味が見つけられていないなどさまざまです。
そのため、子どものやる気を向上させたいのであれば、志望校見学へ行くことをおすすめします。合格後のイメージが湧き「○○へ行きたい」とモチベーション向上が見込めるからです。
とはいえ、中学受験に合格するには学校見学だけでなく、勉強への取り組み方や子どもとの接し方も意識する必要があります。
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