「中学受験はレベルが低くても受けられる?」
「ほかの中学受験する子のレベルに達しているのか参考にしたい」
「中学受験がおすすめな理由が知りたい」
自分の子どもは偏差値が低いから中学受験は難しいと考えている人も多いのではないでしょうか。中学受験を目指すほかのお子さんのレベルも気になるところでしょう。
結論として、レベルが低い状態でも中学受験はおすすめできます。
この記事では、レベルが低い状態ゆえに中学受験を迷っている人に向けて以下の内容を解説します。
- 中学受験をおすすめできる理由
- 中学受験するか決断するポイント
- 中学受験に向けた親御さんのサポート方法
レベルが低くても迷いなく中学受験を目指せるようになるため、ぜひ最後までご一読ください。
YouTubeでは、これまでの指導実績を対談形式でまとめてます。偏差値39の状態から偏差値56の中学へ合格を決めた子など多くの生徒さんが実績を出しているのでぜひご覧ください。
なお、私の公式LINEでは、中学受験に関するさまざまな情報を発信しています。志望校の合格率91%を達成した、効果実証済のノウハウを無料で配信しているため、ぜひ友だち追加してみてください!
\LINE登録で電子書籍4冊プレゼント /
中学受験する子のレベルとは?偏差値別の目安を紹介
中学受験する子のレベルの目安を、以下の偏差値別に紹介します。
- 偏差値40:中間レベル
- 偏差値55:狙える学校も増える
現在の偏差値が低かったとしても、将来的に上げられる可能性は十分にあります。
偏差値の目安を把握して、次のアクションにつなげていきましょう。
偏差値40なら中間レベル
偏差値40は、中学受験において中間レベルに位置します。
中学受験では不特定多数の子どもが集まるため、偏差値が低く反映されやすい傾向にあります。小学生の偏差値40は、決して低い数値ではありません。
同じ学力でも、偏差値が10以上低く出ることもあります。
偏差値40であれば学習習慣がある程度身についており、基礎的な知識も持ち合わせていると考えられます。しかし、応用力や発展的な思考力はまだ十分とは言えません。
中学受験の成功させるなら、少なくとも偏差値50以上を目指す必要があるでしょう。
偏差値40のお子さんの中学受験については、関連記事「偏差値40でも中学受験はおすすめ!3つの理由や成績向上のための学習方法を解説」にて詳しく解説しています。偏差値が低くて不安になっている親御さんは、ぜひ関連記事をご一読ください。
偏差値55以上なら狙える学校も増える
偏差値55以上あるお子さんは、上位に食い込めるレベルであると考えられます。
東京都の偏差値55以上の中学校には、以下のような学校があります。
- 国学院大学久我山中学校
- 成城学園中学校
- 青稜中学校
- 学習院中等科
- 暁星中学校
- 巣鴨中学校
- 大妻中学校
- 芝国際中学校
- 山脇学園中学校
例のように難関校と呼ばれる有名私立中学校や、公立の進学校などが狙えるでしょう。
偏差値が高い学校に入学できると、質のよい教育が受けられる可能性も高まります。
ただし、お子さんに合わない環境を避けるため、偏差値だけで志望校を決めないようにしましょう。
教育方針や学校の雰囲気が合うか確認した上で、偏差値のよい中学校を選びましょう。
偏差値55のレベル感については、関連記事「【超有益】中学受験の偏差値55はどのくらいのレベル?中学校例や効果的な勉強方法も解説」でも詳しく解説しています。より高いレベルを目指すため、ぜひ合わせてご一読ください。
レベルが低くても中学受験をおすすめできる3つの理由
レベルが低くても中学受験をおすすめできる理由は、以下の3つです。
- 中学校は偏差値だけでは判断できない
- 将来的な成績アップを期待できる可能性がある
- 中学受験を通して精神的に成長できる
学校ごとに特色があるため、レベルだけでよい中学校は決められません。
中学校を選ぶための判断基準について解説するため、ぜひ参考にしてください。
1.中学校は偏差値だけでは判断できない
中学受験において偏差値は重要な指標の一つですが、偏差値以外にも魅力的な学校もあります。
- ユニークな授業を行っている
- 部活動に力を入れている
中学校の教育方針や校風、部活動の充実度、通学の利便性などは、偏差値以外の判断材料となります。
お子さんがやりたいことができる学校であれば、レベルが低くても選択肢に入るでしょう。
偏差値だけにとらわれず多角的な視点から中学校を評価し、子どもに合った進路選択が重要です。
2.将来的な成績アップを期待できる可能性がある
現在の偏差値が低くても、将来的に成績が大きく伸びる可能性は十分にあります。
成績が低い理由の多くは「基礎ができていない」「勉強方法がわからない」というケースになるためです。
勉強方法を工夫すると伸びる子はたくさんいます。
正しい勉強方法を教えてくれる学校なら、将来的に偏差値50~60以上になれるでしょう。
現時点の偏差値にとらわれず、子どもの可能性を信じてサポートすることが大切です。
3.中学受験を通して精神的に成長できる
中学受験は年単位の計画で勉強を続けていくため、お子さんにとって精神的にも大きな成長機会となります。
勉強優先でプライベートの時間に制限がかかることで、目的のためにほかのことを我慢する忍耐力が身につくためです。
中学受験をうまく乗り越えることができれば、具体的に以下の効果が期待できるでしょう。
- 目標に向かってコツコツ取り組む力が身につく
- つらい状況でも諦めずに最後まで頑張れる
- 物事に自分から積極的に取り組めるようになる
中学受験を乗り越えたという自信は、子どもの自己肯定感を高めて将来の困難に立ち向かう原動力にもなります。
中学受験で得られる精神的な成長は、学力面での成果と同じくらい価値があります。
中学受験の合否に関わらず、取り組んだ経験はお子さんのプラスに働くでしょう。
なお、私の公式LINEでは、親御さんに向けた個別相談会の案内を発信しています。お子さんの学力レベルの判断が難しいと考えている人は、ぜひ相談会を利用してみてください。
中学受験するかを決断する3つのポイント
中学受験するか決断するためのポイントは、以下の3つです。
- 子どもが成績向上に意欲的か
- 子どもの憧れのイメージに勉強が紐づいているか
- 子どものやる気を引き出すサポート力があるか
中学受験させたいと考えていても、条件が揃っていなければ断念する方がよいケースもあります。
これから紹介する内容を参考に、中学受験できる体制が整っているか確認してみましょう。
1.子どもが成績向上に意欲的か
中学受験を決断する上で重要なポイントは、お子さん自身が成績向上に意欲的であるかどうかです。
成績向上に意欲的であるか判断するポイントは以下のとおりです。
- 本気度を確かめる質問をする
- 勉強に向かう姿勢を確める
- 模試やテストの結果から反応を見る
たとえば、「志望校に行きたい気持ちは何%ある?」などと聞いてみましょう。
「100%行きたい」「絶対に行きたい」といった前向きな返答が聞ければ、中学受験にチャレンジする価値は十分にあります。
お子さん自身が成績を伸ばすことに意欲的であれば、中学受験向けて長期的に取り組んでいけます。
一方で、子どもが勉強に対して消極的であれば、受験勉強の継続は困難になります。
お子さんにやる気が見られない場合は、中学受験しないことも検討しましょう。
2.子どもの憧れのイメージに勉強が紐づいているか
お子さんの勉強に対するモチベーションを上げるためには、勉強と子どもの憧れのイメージが結びついている必要があります。
選択理論心理学では「上質世界」とも呼ばれ、お子さんの行動を後押しする大きな原動力になります。
たとえば、「医者になりたい」という理想を持っていた場合、医者になるために自然と勉強するようになるでしょう。
理想を実現するために、勉強が必要不可欠であるとお子さんが感じていれば、勉強へのモチベーションは自然と高まります。
勉強に意識を向けたいときは、お子さんに明確な目標やなりたいイメージがあるのか確認することも効果的です。
3.子どものやる気を引き出すサポート力があるか
中学受験を成功させるためには、以下のような親御さんのサポートが必要になります。
- スケジュール管理
- 学習環境を作る
- 先生や塾講師とコンタクトを取る
- 親子で志望校を決める
子どもが勉強に集中できるよう、学習環境の用意やスケジュール管理など、さまざまなサポートを行わなければいけません。
親御さんのサポートが中学受験の合否に大きく影響します。
お子さんのやる気を引き出すために行動できる場合は、中学受験を目指せるようになるでしょう。
関連記事「【後悔しない】中学受験をやめるか決断するポイント3選!5つの悩み別に対処法を解説」にて、中学受験を決断するポイントについて詳しく解説しています。中学受験を続けるか迷っている人は、合わせて確認してみてください。
中学受験する子のレベルを上げるための方法
中学受験する子のレベルを上げるための方法は、以下のとおりです。
- 偏差値40~50|基礎を徹底する
- 偏差値50~60|ポイントを絞って質を上げる
偏差値ごとに必要となる勉強方法は大きく変わります。
お子さんのレベルに合った勉強方法を続けていきましょう。
偏差値40~50|基礎を徹底する
偏差値40から成績アップするためには、徹底した基礎勉強が大切です。
中学受験で出題されるような応用問題は、基礎を理解していなければ解けません。
基礎をまとめた参考書やドリルを利用して、基礎問題を徹底して解きましょう。
基礎を固めるだけで、偏差値50を達成できます。
関連記事「中学受験で偏差値50以上になる勉強時間の活用法3選!壁を突破して偏差値60になる方法を解説」にて、偏差値50以上を目指すための勉強法を詳しく解説しています。偏差値50に到達していない場合は、ぜひご一読ください。
偏差値50~60|ポイントを絞って質を上げる
偏差値60を目指すには、勉強時間よりも勉強の質を優先させる必要があります。
勉強の質を優先する理由は、難易度の高い応用問題を解くための応用力を身につけるためです。
応用力を身につける方法には、以下のポイントを意識しましょう。
- 宿題や基礎にかける時間を減らす
- 解けるか解けないかくらいの問題を解く
- 問題を解くために考える時間を大事にする
多くの問題を解くより、解けるか解けないかくらいの問題を考えながら解く方が応用力が身に付きます。
ポイントを絞った学習により、効率的に学力を伸ばせるでしょう。
関連記事「中学受験で偏差値60を目指す勉強時間の使い方5選!学習を無駄にしない方法を解説」にて、効率よく偏差値60を目指すための方法を解説しています。偏差値60を目指している人は、ぜひ合わせてご一読ください。
中学受験する子のレベルを上げる親御さんのサポート方法は3つ
中学受験するお子さんのレベルを上げるためのサポート方法は以下の3つです。
- 子どもと良好な関係を作る
- 勉強のモチベーションを引き出す
- 勉強する環境を整える
中学受験を成功させるため、しっかりとサポートしていきましょう。
関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5|vol.009」でも、中学受験で重要になるサポート方法を解説しています。お子さんのモチベーションアップに役立つ情報を発信しているため、合わせて参考にしてください。
1.子どもと良好な関係を作る
お子さんのレベルを上げるためには、良質な親子関係の構築が重要です。
親子関係が良好であれば、お子さんが自然と勉強に取り組むようになるため、自然と学力アップが望めるようになるでしょう。
良好な親子関係を作るための方法は以下のとおりです。
- 傾聴する
- 支援する
- 励ます
- 尊敬する
- 信頼する
- 需要する
- 意見の違いを交渉する
親子関係が良好であれば、志望校やスケジュールを決める作業もスムーズに進められます。
お子さんのレベルを上げる後押しをするため、良好な関係を保ちましょう。
2.勉強のモチベーションを引き出す
お子さんの学力レベルを上げるためには、勉強に対するモチベーションを引き出すことも大切です。
モチベーションが高い状態を維持できれば、中学受験の勉強を楽しく続けられるでしょう。
モチベーションの引き出し方は以下のとおりです。
- 志望校へ見学にいく
- 具体的なスケジュールを作成する
- 子どもと一緒に勉強する
特に志望校見学にいくと、お子さんの中で中学校に通うイメージが明確になるため、モチベーションアップに大きく影響します。
学力をレベルアップさせる準備を整えるため、モチベーションアップにも取り組んでいきましょう。
3.勉強する環境を整える
中学受験の勉強に集中できる環境を整えることも大切です。
テレビや漫画などに気を取られて集中できなければ、勉強が進まなくなるでしょう。
勉強に集中できる環境を作る方法は以下のとおりです。
- 自習室や図書館などを利用する
- ゲームやスマホを置かない
家で勉強すると集中できないという場合は、図書館など静かな場所を利用するのがおすすめです。
勉強するしかない環境があれば、自然と自分から勉強するようになります。
中学受験する子のレベルは上げられる!迷ったら行動してみよう
最初は偏差値が低い状態でも、中学受験の勉強を通してレベルを上げることは十分に可能です。お子さんが中学受験に向けて積極的な姿勢を見せているなら、迷わずに中学受験に取り組んでみるとよいでしょう。
偏差値が低いからと中学受験を諦める必要はありません。
とはいえ、お子さんの偏差値を上げるための方法がわからないという人も多いのではないでしょうか。
私の公式LINEでは、中学受験に役立つ勉強方法のノウハウを発信しています。過去問対策や国語・算数のスライドなど有料級の特典を用意しているため、ぜひ友だち追加してみてください。