「中学受験は親がつきっきりにならないと合格できない?」
「親がつきっきりになると子どもにどんな影響があるの?」
「中学受験で子どもに必要なサポート方法がわからない…」
中学受験に合格するため、「親がつきっきりになる必要がある」と考える親御さんも多いのではないでしょうか。中学受験は必要になる対策も多く、親子で取り組まなければ合格できないのは確かです。
しかし、親がつきっきりになると、お子さんによくない影響が起こることもあります。
親御さんが手を出しすぎると、お子さんの能力が伸びづらくなります。
そこで本記事では、中学受験に親御さんがつきっきりだと起こる以下の影響について解説します。
- 親がつきっきりになったときの影響
- 適度に管理を行った方がよい3つの理由
- 子どもに自主性を促すためのサポート方法
お子さんによい影響を与える関わり方がわかるため、ぜひ最後までご一読ください。
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中学受験で親がつきっきりになると起こる影響は3つ
中学受験で親がつきっきりになると起こる影響は3つです。
- 自分の頭で考える力が身につかない
- 子どもが自分から勉強できなくなる
- 親子関係が悪化することがある
子どもに起こる影響について、詳しく解説していきます。
1.自分の頭で考える力が身につかない
親御さんがつきっきりになると、自分の頭で考える力が身につかない可能性があります。
親御さんががつきっきりで勉強内容の答えや解き方を教えることにより、お子さんが自分で考える機会を奪うためです。
問題に対して考えて答えを出すということをしないため、考える力が身につかなくなるでしょう。
親御さんがいなければ、答えを出せない状態になる可能性もあります。
親御さんのサポートしたいという気持ちが強すぎると、お子さんにとってデメリットになる恐れがあるため要注意です。
2.子どもが自分から勉強できなくなる
親御さんがつきっきりで勉強を進めている場合、自分から勉強を進めようとする考えが育たない可能性があります。
親御さんがつきっきりの時のみ勉強する習慣により、「親がいない時間は勉強しなくてもよい」という発想になるためです。
親御さんが指示を出して勉強を進めていた場合、「何したらいい?」「次は何やるの?」と親御さんに聞かなければ勉強できなくなる恐れもあるので注意しなければなりません。
親御さんに依存してしまい、自分で勉強する力が身につかないという影響があるでしょう。
3.親子関係が悪化することがある
親御さんがつきっきりで勉強に対して口を出しすぎると、お子さんと喧嘩になり関係悪化する可能性があります。
お子さんの特性に合わせて声かけをしないと、親御さんへの反発につながるでしょう。
勉強を進めるためには、お子さんが自分から勉強したいという気持ちを引き出さなければいけません。
親御さんが外から口出ししてもお子さんの行動が変わることは少なく、関係悪化の原因になってしまうでしょう。
お子さんが自分で勉強を行うようにする対処法については、「【やる気の極意】小学生が勉強しない理由6選!子ども学習が進む対処法5つもご紹介」で詳しく解説しています。やる気を引き出す方法が具体的にわかるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
【つきっきりはNG】中学受験で親が適度な管理を行うのがおすすめな理由3つ
中学受験で親御さんが適度な管理を行うのがおすすめな理由は以下の3つです。
- 学習状況を把握できる
- 子どもの不安や悩みをすぐに聞いてあげられる
- 親子間のコミュニケーションが密になる
つきっきりや放置にならず適度な距離感でお子さんと接すると、中学受験に大きなメリットを与えられます。
それぞれの理由について詳しく解説します。
1.学習状況を把握できる
お子さんの様子を適度に確認すると、受験勉強の進捗を正確に把握できます。
中学受験の勉強を自分だけで計画通りに進められるお子さんは少ないため、親御さんも学習状況の把握は必要です。
計画通りに受験勉強が進んでいないとき、すぐサポートに入れます。
お子さんの状況次第では、早いタイミングで塾の講師や学校の先生に相談しましょう。最適なタイミングで適切な対処ができるよう、学習状況は把握しておくのがおすすめです。
2.子どもの不安や悩みをすぐに聞いてあげられる
お子さんに適度な距離感で接していると、不安や悩みを聞いてあげられる機会を作りだせます。
中学受験はお子さんにかかる負担も大きく、以下のような不安や悩みを抱えているケースがあります。
- 成績が上がらないと悩んでいる
- 友達とあまり遊べないと不満に感じている
不安や悩みによって精神的に不安定だと、勉強に集中できず成績アップにつながらないでしょう。
しかし、お子さんと良好なコミュニケーションが取れていれば、不安や悩みを打ち明けてくれる可能性があります。
お子さんの精神面のサポートにつながるため、親御さんの適度な管理がおすすめです。
管理体制が整っていると、お子さんの精神面をサポートしやすくなります。
3.子どものモチベーションを維持しやすい
親御さんが適度に管理していると、お子さんのモチベーション維持につながります。
お子さんの集中力が切れるタイミングで、休憩を入れたり気分転換させるといった対応ができるためです。
中学受験の勉強は長時間に渡るため、集中力が持たず本やゲームなどほかのことに興味が移ることも多いでしょう。
しかし、親御さんが同じ空間にいたり、定期的に様子を見ることで方向修正ができます。
親御さんの勉強している姿を見せられると、お子さんも真似して自主的に勉強に取り組むことも期待できます。
とはいえ、お子さんとの関わり方に悩んでいる親御さんもいるのではないでしょうか。私の公式LINEでは中学受験を目指す子どもを持つ親御さんに向けて、無料相談も受け付けています。中学受験でお困りの方は、ぜひ公式LINEを登録してみてください。
中学受験で子どもの自主性を促す親のサポートは5つ
中学受験で子どもの自主性を促す親のサポート方法は以下の5つです。
- 学習環境を整える
- 学習スケジュールを一緒に立てる
- 良好な親子関係を作る
- 志望校見学でモチベーションを高める
- 勉強に向かいたくなる情報を教える
お子さんが自分から勉強を始めるようになるため、ぜひ参考にしてください。
1.学習環境を整える
お子さんが自主的に勉強するよう促すためには、学習環境を整えることが大切です。
興味を引くものが多い環境にいると、ゲームなどほかのものに意識が移ってしまうため注意しましょう。
学習環境を整えるため、以下のような場所を利用するのがおすすめです。
- 学校や塾の自習室
- 図書館
お子さんが自然に勉強したいと思える環境を整えると、自然に勉強するようになります。
お子さんの勉強が進まない場合、学習環境を整えてみましょう。
2.学習スケジュールを一緒に立てる
自主性を促すためのサポートとして、お子さんと一緒に学習スケジュールを立てましょう。
中学受験は膨大な量の勉強をしなければならず、お子さんだけだと何からやればよいかわからなくなります。
そのため、親御さんが学習スケジュールをサポートして、お子さんが勉強に向かいやすくなする必要があるのです。
お子さんが進めやすいスケジュールを組むと、自主的に取り組めるようになります。
さらに、スケジュール管理を行うときは、スケジュール進捗を共有してお子さんに数字と行動で振り返らせると効果的です。
- お子さんの自己肯定感アップにつながる
- 自分の行動を振り返る過程で考える力が身につく
学習スケジュールを立てて適切にサポートすると、子どもの自主性にプラスの影響を与えられます。
スケジュール管理の方法については、関連記事「【成績アップの秘訣】中学受験の勉強はスケジュール管理が大切!5つのコツと注意点を紹介」にて詳しく解説しています。スケジュール管理の方法がわからないとお悩みの方はぜひ参考にしてください。
3.良好な親子関係を作る
お子さんが自主的に勉強するようになる方法は、良好な親子関係を作ることです。
人間関係が良好になると、お子さんが「勉強したい」と思うタイミングがやってくるためです。
親御さんの話にも耳を傾けてもらえるため、中学受験を進めやすくなるでしょう。
テスト前でも勉強しなかった子が「テスト前だから勉強するか」と自分から勉強を始めるようになります。
良好な親子関係を作るための方法は、以下の7つの習慣を身につけることです。
- 傾聴する
- 支援する
- 励ます
- 尊敬する
- 信頼する
- 需要する
- 意見の違いを交渉する
特にお子さんの話を「傾聴する」習慣は、良好な関係を作る上で重要です。お子さんが自主的に勉強するように、良好な親子関係を作りあげましょう。
4.志望校見学でモチベーションを高める
志望校見学をすると、「志望校に行きたい」という気持ちが高まり自主的に勉強を始めるようになります。
志望校へ足を運ぶと得られる情報も多く、お子さんの中で何かが変わるきっかけにつながるためです。
この学校に行きたい!という強い気持ちが生まれ、勉強時間が倍増したというお子さんを何人も見てきました。
お子さんのモチベーションを上げる方法として、志望校見学は非常に有効な方法になります。
中学受験に対する熱い気持ちを引き出せていないときは、まず志望校見学に参加しましょう。
5.勉強したくなる情報を教える
お子さんが自主的に勉強へ向かいたくなる気持ちを引き出すためには、「5つの欲求に基づいた行動」を促すことが大切です。
- 生存の欲求
- 愛・所属の欲求
- 力の欲求
- 自由の欲求
- 楽しみの欲求
自分の子どもはどの欲求が強いのか分析することで、効果的な対策を取ることができます。
愛・所属の欲求が強ければ「友達と一緒に勉強したい」、力の欲求が強ければ「他人と競争して勝ちたい」といった思いが強い傾向にあります。
お子さんの特性に合わせて行動を促せると、効率的に勉強へのモチベーションを高められるでしょう。
関連記事「【親御さん必見】頭がいい子のお母さんと家の共通点6選!土日の過ごし方まで徹底解説」では、お子さんの自主性を引き出すヒントとなる情報を解説しています。お子さんとの関わり方の参考になるため、ぜひご一読ください。
中学受験は親がつきっきりにならず適度な距離感で進めよう
中学受験は親御さんも力を入れて取り組んでいるため、お子さんのためにつきっきりになることもあるでしょう。
しかし、つきっきりで親御さんが教えすぎると、お子さんの成長によくない影響を与える可能性があります。
お子さんの考える力を育てるため、適度な距離感で中学受験をサポートしましょう。
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