受験勉強

中学受験の国語の成績がひどい理由5選!効率的な勉強で偏差値を上げる方法も紹介

「中学受験で国語だけ点数が低いのはどうして?」
「中学受験の国語は特別なサポートが必要なの?」
「効率的な勉強方法が知りたい」

国語の成績が足を引っ張ってしまい、目標としている志望校の偏差値に追いつかないと悩みを抱える親御さんもいるでしょう。

ゆうた

実は、中学受験の国語の成績に伸び悩むお子さんは「正しい解き方」を知らないことが多いです。

なんとなく解いていても国語の成績は伸ばせないため、問題文から答えを探すコツを押さえることが大切です。

この記事では、以下の内容について解説しています。

  • ひどい成績を取ってしまう理由
  • 国語がひどい・伸びない子の特徴
  • 読解問題の対策方法
  • 小説・物語文で登場人物の気持ちを読み取るコツ
  • 説明文の読み方で筆者の主張を読み取るコツ

お子さんの国語の成績を効率的にアップさせたいと考えている親御さんは、ぜひ最後までお読みください。

執筆者情報

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中学受験の国語が伸びない!ひどい成績を取ってしまう5つの理由

中学受験の国語で成績が伸びない理由は、以下の5つです。

  • 正しい解き方を知らない
  • 時間配分がうまくできていない
  • 難しい言葉が出てくると本文の内容が理解できなくなる
  • 漢字などの知識問題を落としている
  • ただ読んでいるだけになっている

1つずつ解説していきます。

1. 正しい解き方を知らない

国語で成績が取れない子の多くは、自己流の解き方をしています。正しい解き方を身につけられないことが原因で、成績が伸びないことがあるのです。

ゆうた

国語も「正しい解き方」が存在しています!

また「どうしてこの答えになるのか」を理解できていないのに次へと進んでしまうので、同じような問題に引っかかってしまうことがあるでしょう。

答えを確認する際は「どうしてこれが正解なのか」を自分でしっかり考えることが大切です。答えにたどり着くまでの考え方や理由を確認し、正しい解き方を身につける必要があります。

2. 時間配分がうまくできていない

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点数配分の高い問題に時間をかけられるように、日頃から時間配分を意識することが大切です。

ほとんどのケースで読解問題の配点が高いため、時間をかけられるように他の問題をすばやく解く練習をしておきましょう。

また、知識問題は考えても答えはでてこないことが多いので、思い切って飛ばす勇気も大切です。たとえば、漢字問題などの基本的な問題は「覚えているか」で回答できるかが決まります。

読解問題は正しい解き方さえ知っていれば攻略できます。集中して取り組めるよう、時間配分に意識してみてください。

3. 難しい言葉が出てくると本文の内容が理解できなくなる

読解問題で知らない言葉がでてくるとつまずいてしまうお子さんがいます。

ゆうた

攻略するには、前後の文章から言葉の意味を予想できるようになっておくことが大切です。

国語が苦手なお子さんの多くは、記述問題につまずいています。聞いたことのない言葉が出てくると、苦手意識から「難しい」「理解できない」と感じてしまうためです。

前後の文章を読むことで、なんとなく意味を予測できるようトレーニングしておけば、難しい言葉がでてきても解けるようになります。日頃から意識して「予測するクセ」をつけましょう。

4. 漢字などの知識問題を落としている

漢字や対義語などの知識問題は覚えていれば誰でも正解できます。そのため、なるべく点数を落とさないように注意したい項目です。

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知識問題は正答率が高いため、落としてしまうとほかのライバルに差がついてしまうポイントでもあります。

どんなに読解問題を攻略したとしても、知識問題で点数が取れないと一定以上のレベルには到達できません知識問題で偏差値を落としてしまうのはもったいないので、ある程度の知識は身につけておきましょう。

とはいえ、わからない問題に時間をかけるのは非効率です。知識問題は考えても解けないため、一目見てわからなかったら飛ばしましょう。

5. ただ読んでいるだけになっている

読解問題を読んでいるとき、内容が頭に入っていないお子さんがいます。読んでいる「つもり」になって理解できていないという事態が起こっているのです。

文章を読む際には、主人公の気持ちや意見などを頭で整理しながら理解する必要があります。ほかにも文章の流れから、言葉の意味を読み取ることも大切です。

ゆうた

お子さんが目の前の文章をただ「なぞるように眺めているだけ」になっていないか、確認してみてください。

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中学受験の国語がひどい・伸びない子の特徴

国語の成績が伸びない子は、以下の3つの特徴があります。あてはまる項目がないかご確認ください。

国語の成績が伸びない子どもの特徴
  • 読書すれば国語力がアップすると考えている
  • 日本語だから勉強しなくてもいいと思っている
  • 自己流で問題を解こうとしている

読書はたしかに語彙力や集中力を身につけるのに効果的です。しかし、主観的に読み進めてしまうため受験対策としては向いていません

中学受験では、自分の感情が入ってしまうと問題が解けなくなってしまいます。選択肢の「ひっかけ」に惑わされてしまい、論理的に考えられなくなるからです。

また、自己流の解き方では国語を攻略できません。正しい解き方を身につけるには、教わった通りに実践することが大切です。素直に行動できる子どもは成績が上がりやすいので、自己流になっていないかを判断してあげましょう。

なお、今回説明しきれなかった国語が苦手な子どもの特徴を知りたい方は、関連記事「【苦手克服】国語が苦手な小学生の特徴・理由4選!解き方のコツや勉強方法3つを紹介」をチェックしてみてください。親御さんができるサポートも解説しています。

【プロ伝授】国語の苦手な小学生の特徴4選!克服のための勉強法や親が意識すべき行動を紹介 「うちの子はどうして国語が苦手なんだろう?」「苦手を克服するためにはどうしたらいい?」「親ができることを知りたい」 国語を苦手と...

【読解問題編】中学受験の国語でひどい点数を取らせない!配点が高い問題を対策する3つの方法

国語の成績を伸ばすためには、配点が高い読解問題から対策することが大切です。

  • 理由は本文から探す
  • 指示語は直前を確認する
  • 言い換えは同じ意味の言葉に注目する

コツをつかめば正解できるようになるはずなので、1つずつご確認ください。

1. 理由は本文から探す

国語は100人がその文章を読んだら、全員が納得する選択肢が答えです。そのため、客観的な視点を持ち問題を解くことが重要です。

読解問題を読んでいると、つい感情移入してしまうことがあるでしょう。しかし、主観が入ってしまうと答えを導きだせません。

読解問題で理由を問われたときは、自分で考えるのではなく、本文から探すことをクセづける必要があります。

読解問題で理由を探すコツ

切り札として使えるのは「から・ため・ので」の部分です。「~だと思ったから」「~しようとしたため」などがある文章から、答えを探しましょう。

ゆうた

理由は本文中から探すことを覚えておきましょう!

なお、中学受験の国語で点数を上げるための攻略法については、関連動画「【たった1動画で全てがわかる】中学受験国語完全攻略【永久保存版】」で詳しく解説しています。

国語の点数を上げるための細かなテクニックも紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

2. 指示語は直前を確認する

「その」「これ」といった指示語は、言い換えたときに意味が通じるかを確認することが大切です。また、指示語の内容は直前に書かれているため、後に続く文章には答えがありません。

読解問題で指示語の具体的内容を探すコツ

図のような問題がでたとき、選択肢として「①お菓子が大好きだということ」「②お菓子が売っていなかったこと」のどちらかで迷う子どもがいます。

しかし「①お菓子が大好きだということ」は本文中に書かれていませんそのため、答えは「②お菓子が売っていなかったこと」が原因だと絞り込めます。

ゆうた

言い換えたときに不自然でないこともわかりますね!

問題の難易度にかかわらず、指示語を問われたときは「直前から探すこと」と「言い換えても不自然でないこと」を徹底して確認しましょう。

3. 言い換えは同じ意味の言葉に注目する

言い換え問題は、問題文にヒントが隠されています。そのため、まずは問題文から同じ「意味」となる言葉を探し出すことが大切です。

読解問題の言い換えを解くコツ

たとえば、図の左側ような問題の場合「言った」と「意味」は同じ単語が使われていることがわかります。また右側の問題では「わたし=筆者」「精神レベルを同じにする=どのような」であることもわかるでしょう。

ゆうた

言い換え問題は本文の内容を理解できていれば解けます。

問題文中にあるヒントを探すトレーニングを行い、言い換え問題を攻略していきましょう。

【小説・物語文編】中学受験の国語でひどい点数を取らせない!登場人物の気持ちを読み取るコツ2選

小説などの問題で登場人物の気持ちを読み取るには、以下のコツをつかむことが大切です。

  • お決まりの型を知る
  • 描写を追う

1つずつ攻略していきましょう。

1. お決まりの型を知る

小説や物語文の「お決まりの型」とは、気持ちと出来事が交互にでてきて、あることをきっかけに登場人物が行動を起こすことです。

小説や物語文では登場人物の気持ちが読み取れているかを確認されます。話がどのように進んでいくかがわかっていれば、次の展開が予想できるため解きやすくなるでしょう。

小説や物語文問題のお決まりの型

このように、ざっとお決まりの型が理解できているだけで「たぶんこの流れなら、次はこうなるな」と予測ができるので、登場人物の気持ちを読み取りやすくなります。

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中学受験の入試問題も、型が使われていることがほとんどです。

テキストでお決まりの型になっていることを確認してみてください。

なお、小説・物語文における解き方のポイントについては、関連動画「【たった1動画で全てがわかる】中学受験国語小説物語文完全攻略【永久保存版】」で詳しく解説しています。

練習問題やワークもまじえてわかりやすく解説しているのでぜひぜひ視聴してみてください。

2. 描写を追う

小説や物語文では描写を追うことも大切です。苦手意識を持つお子さんの多くは、描写を追えていません「動作」「セリフ」「情景描写」から登場人物の感情を読み取れるので、どのような場面で活用できるかを図で確認してみましょう。

小説や物語文問題で描写を追うコツ

たとえば「ガチャンと電話を落とした」とき、登場人物はマイナスな悲しい気持ちになっていることが予想できます。動作直前の「悪い知らせ」からもマイナスイメージを想像できるはずです。

このように、自分の感情は入れずに、描写から登場人物の気持ちを読み取ることが物語文を正解に導くコツです。

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とはいえ、セリフには気持ちが正確に書かれているわけでないので、ご注意ください。

「肩を震わせながら“おばけ屋敷なんか怖くないし”とAは言った」と書かれていた場合、本心ではないことがわかるでしょう。セリフには、本心ではないことがあるので前後の文章をよく読み引っかからないように気をつける必要があります。

成績が伸びる子どもの特徴が知りたい方は、関連記事「【受講生500名以上】現役塾講師から見た伸びる子の特徴7選!両親が行うべき成績アップの秘訣も解説」をチェックしてみてください。

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【説明文の読み方編】中学受験の国語でひどい点数を取らせない!筆者の主張を読み取る4つのコツ

説明文を読むときには、筆者の主張を押さえていくのがコツです。

  • 主張と具体例を見分ける
  • 主語と述語を見分ける
  • 接続詞に気をつける
  • 対比構造に気をつける

4つのコツを押さえて、成績アップを目指しましょう。

1. 主張と具体例を見分ける

説明文では「ハンバーガー型」が使用されています。「主張→具体例→主張」の流れになっているので、見分けられるようになれば筆者の主張が読み取れるようになります。

説明文のお決まりの型

要点は、主張から探すことが大切です。具体例に「筆者の意見らしい」ことが書かれていることがあります。ハンバーガー型になっていることを理解し、惑わされないように気をつけましょう。

ゆうた

繰り返し練習することで、主張と具体例の見分けがつくようになります!

2. 主語と述語を見分ける

誰でも攻略できていそうな「主語と述語の見分け」ですが、引っかかっているお子さんは多いです。長い文章の要点がわからないなら、主語と述語がしっかり見分けられていない可能性があります。

また、次の項目にあてはまるお子さんは主語と述語を完璧に見分けられていない可能性があります。1つでもあてはまるお子さんは対策が必要です。

  • 「文章の要点を見つけられない」
  • 「説明文の得点が平均点以下」
  • 「文章の要約が苦手」

いずれか1つでもあてはまったら、短い1文の要点を探すトレーニングをしましょう。

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短い1文がわかるようになれば、長い文章も要点をつかめるようになります。

3. 接続詞に気をつける

文章を論理的に理解するために、接続詞に注意してください。順接や逆説と呼ばれる「つまり」「だから」「しかし」などの後には、筆者の主張が来ることが多いためです。

説明文の接続詞には要注意

接続詞に注意して読めるようになると、文と文の関係がわかるようになります。本文の内容が頭の中でしっかり整理できるので、要点がつかみやすくなるでしょう。

ゆうた

説明文では、接続詞の後に筆者の主張がきやすいことを覚えておいてください。

4. 対比構造に気をつける

対比構造とは「人間と動物」「科学と自然」などの、何かを比較した文章のことをいいます。中学受験の入試問題にでる説明文は「対比構造」で構成されていることがほとんどです。

説明文の対比構造を理解しておく

構造が理解できていれば、どのような文章でもスラスラ読み進められるでしょう。大切なのは、筆者の意見は「どちらにあるか」を追っていくことです。

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何が比較されているのか、筆者はどのように主張しているかを頭の中で整理する必要があります。

入試で高得点を取るために、要点を押さえられるよう繰り返し練習してみてください。

中学受験の国語がひどい・伸びない子は読解問題から攻略しよう

中学受験の国語の成績に伸び悩むお子さんは、読解問題から対策しましょう。得点配分が高いことが多いため、効率的な成績アップが見込めます。

また、読解問題を解く際、主観的な意見が入らないように注意が必要です。必ず答えは問題文の中から探し出すようにしてください。

とはいえ「子どもはどこでつまずいているのだろう?」「子どもに合った対策ができているか不安」と思っている親御さんも多いでしょう。

ゆうた

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