【対策あり】中学受験は5年生からだと遅い理由3選！間に合わせるための5つの戦略を解説

「中学受験は5年生からだと遅い？」
「うちの子は今からでも合格できるだろうか…」
「受験に合格するためには何をしたらよいか知りたい」

中学受験を目指そうと決めた時期が遅いと、合格できるか不安に感じるかもしれません。しかし、小学校5年生からでも、中学受験に間に合わせることは可能です。

そこでこの記事では、5年生から中学受験を目指すのは遅いのか悩んでいる人に向けて、以下の内容を解説します。

• 5年生からでは遅いと言われる理由
• 効果的な戦略
• 必要なのは勉強時間ではない
• 親御さんができるサポート

遅い時期からでも中学受験の合格に近づくための方法がわかるため、ぜひご一読ください。

なお、YouTubeでは、小学6年生で偏差値39の状態から偏差値56の中学校に合格した私の生徒の体験談を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

さらに、私の公式LINEでは中学受験対策で悩んでいる親御さんに向けて、合格に関するノウハウを無料で発信しています。

中学受験を5年生から目指すのは遅いとされている3つの理由

小学5年生から中学受験対策を始めるのは遅いと言われています。その理由は、主に以下3つが考えられます。

1. 3年生から始めるのがベストとされている
2. 早くから受験対策している子と差が生まれている
3. 5年生からでは入塾を断られる場合がある

順番に見ていきましょう。

1.3年生から始めるのがベストとされている

一般的には受験本番の3年前、小学3年生の2月～小学4年生の間が中学受験を開始する時期です。早くから対策する理由は、年間で伸ばせる偏差値の目安にあります。

平均で2～3程度が偏差値アップの目安となります。

しかし、小学5年生から中学受験を目指すとしても、対策次第ではまだまだ受験に間に合います。

ひまわり教育研究センターが偏差値60以上の中学校に通う保護者の方を対象に行った「アンケート調査」では、入塾のタイミングは小学4年生の2月〜小学5年生の1月が最も多いとの調査結果を公表しました。

小学5年生でも1月までに対策を始めていれば、ほかの子と大体同じスタートラインに立てるということです。

2.早くから受験対策している子と差が生まれている

中学受験は、早いお子さんだと小学3年生から対策を始めています。小学5年生から始める場合、2年間も差がついていることになります。

中学受験を考えているのであれば、できるだけ早めに対策を始めましょう。

3.5年生からでは入塾を断られる場合がある

塾によっては、5年生からの入塾を断られる可能性があります。

とはいえ、5年生からでも通える塾はあります。あくまでも、断られる可能性があることを頭に入れておきましょう。

また、塾に通わずとも中学受験対策することも可能です。関連記事「【超有益】中学受験は塾なしの6年生からでも合格可能！遅いと言われる理由や成功させる方法も解説」では、塾に行かずに中学受験をする方法について紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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中学受験は5年生からでも間に合う！やるべきこと5選

小学5年生から中学受験合格を目指すための戦略は以下の5つです。

ほかの子よりもスタートが遅い場合には、正攻法でライバルに追いつくのは難しいです。効率的に対策するための戦略を順番に紹介します。

1.志望校を絞る

小学5年生から中学受験を目指す場合は、志望校の数を絞りましょう。理由は、色々な学校を視野に入れると対策に使える時間が分散されるためです。

なお、志望校を絞り込み方は以下の3通りです。

学力が低い状態で難関校を目指すことは、ハードルも高く受験に失敗しやすいです。お子さんの学力に合った志望校を選んで、現実的に合格可能な学校を目指しましょう。

ただし、お子さんのモチベーションや勉強次第では、志望校のレベルは上げられます。

実力差があっても志望校を変えずに対策を続けることで、少し上のレベルの学校を目指せます。

2.学習した知識を定着させる

試験で正解を増やすためには、学習した知識を完全に定着させなければいけません。知識を定着させるためには、以下の図のように「学習向上の3ステップ」を順番に踏む必要があります。

「わかる・できる・点になる」という3ステップで構成されており、知識が完全に定着する「点になる」を目指すことが重要です。

「できる」の段階だとわかったつもりの状態で止まることになり、時間が経過すると習ったことを忘れてしまいます。

家庭学習を行うときは演習を解くことに加えて、どのように問題を解いたかをお子さんに説明してもらうようにしましょう。

3.科目数を絞って受験対策する

少ない時間で受験対策をするにあたり、対策する科目数を絞ることも有効です。中学受験では、国語・算数・社会・理科などの4科目で受験する学校もあれば、国語と算数の2科目で受験できる学校もあります。

2科目で受験できる学校であれば絞って勉強できるため、少ない時間でも集中して対策が可能です。

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4.試験に出やすい分野の点数を伸ばす

志望校の過去問の内容から、試験に出やすい分野の点数を伸ばすと試験に合格しやすくなります。中学受験では志望校ごとに出題される問題の傾向は異なるからです。

試験に出やすい分野をおさえながら集中して対策すると、成果につながるでしょう

さらに、試験に出やすい分野の中から、自分の得意な分野を優先して勉強すると効率的です。

5.過去問対策をする

志望校に合格をするためには、過去問対策が欠かせません。

過去問対策を行う上で、おさえておきたいポイントは以下の2つです。

過去問は最低でも夏からスタートしておくことが重要です。

特に基礎ができていない人ほど、過去問は早めに始めなければいけません。試験に出る分野を早めにおさえて対策することで、点数を上げられます。

関連動画「【知らないと落ちる】中学受験過去問対策の真実10選」では、中学受験の過去問対策についてより詳細に解説しています。

受験に合格するために過去問対策で気をつけるべきポイントを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

中学受験を5年生から始めるのに必要なのは勉強時間ではない

中学受験を5年生で始めるのなら、勉強時間よりも中身を優先させる必要があります。

学力を向上させるには、重要度と緊急度の関係性を理解しておかなければなりません。具体的には、以下の4つの象限に分けられます。

偏差値を伸ばすためには、第2象限に取り組むことがポイントです。

しかし、多くのお子さんは、第1現象に該当する宿題に時間をかける傾向にあります。結果、第2現象に取り組む時間が確保できず、成績が伸び悩んでしまいます。

中学受験を5年生からでも間に合わせるために親がすべき5つのこと

小学5年生からでも受験に間に合わせるため、親御さんがすべきことは以下の5つです。

親御さんが十分にサポートできれば、中学受験合格に大きく近づきます。

サポート内容について、順番に解説します。

1.子どもと一緒に志望校へ見学にいく

優先してサポートしたい内容として、お子さんと一緒に志望校へ見学に行きましょう。志望校へ見学に行くと、以下の効果を期待できます。

志望校見学に行くと、合格して学校に通っている自分をイメージできます。

その結果、中学受験を目指す上で必要となる「合格して学校に通おうとする強い気持ち」がお子さんの内側から生まれます。

勉強に向かう意識に大きな違いが出るため、志望校が決まったら真っ先に見学に行きましょう。

2.良好な親子関係を構築する

良好な親子関係を構築することは、親御さんができるサポートの1つです。中学受験は、親子二人三脚で合格を目指して進めていきます。

しかし、親子関係が悪いと中学受験にスムーズに取り組むことができず、大きな影響を与えてしまうでしょう。

なお、良好な親子関係を構築するために必要な要素は以下のとおりです。

特に重要なのは、お子さんの話をしっかりと傾聴することです。しっかりとお子さんの話を聞いて適切な行動ができれば、親子関係の絆は深まります。

良い関係を築いて、親子で協力して受験を進めましょう。

3.学習に集中できる環境を作る

受験対策に必要なサポートとして、学習に集中できる環境を作ってあげることです。

一般的な子どもの特徴は、家だとテレビやゲームなどの誘惑が多く、ほかのことが気になり勉強に集中できません。

そのため、お子さんが家で集中して勉強できないようであれば、自習室や図書館を活用するなど環境を変えてみましょう。

自然に勉強できる環境を整えると親子間のストレスも軽減できるため、環境を利用して受験対策を進めることが大切です。

4.塾や学校の先生とコンタクトを取る

塾の講師や学校の先生とコンタクトを取って、中学受験の情報を積極的に聞きましょう。

なお、コミュニケーションを意識すると、以下の効果が期待できます。

中学受験の対策を行うには、情報収集が欠かせません。自分の子どもがどれくらいの偏差値で、対策する科目や分野はどこかなど、正確に把握する必要があります。

塾の講師や学校の先生とコンタクトが取れていれば、お子さんの立ち位置を教えてもらえるため、必要な勉強をスケジュールに組み込めるのがポイントです。

塾講師や学校の先生と、友好的なコミュニケーションを取るようにしておきましょう。

5.子どもの学習スケジュールを管理する

お子さんの学習スケジュールを管理するためには、親御さんのサポートが大切です。小学5年生の遅い時期から受験対策するためには、効率よく勉強することが求められます。

しかし、中学受験に向けた膨大な量の勉強について、お子さんだけでスケジュールを立てるのは難易度が高く管理できない可能性が高いです。

そのため、中学受験に向けたスケジュール管理は親御さんの協力が必要です。

関連記事「【成績アップの秘訣】中学受験の勉強はスケジュール管理が大切！5つのコツと注意点を紹介」では、スケジュール管理の方法について詳しく解説しています。

中学受験に必要なスケジュール管理方法がわかるため、ぜひご一読ください。

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中学受験を5年生から始めるなら塾選びが重要

中学受験を5年生から始めるにあたり、重要になるのは塾選びです。

塾には集団塾と個別指導塾があり、それぞれ以下の違いがあります。

項目	集団塾	個別指導塾
授業形式	講師1人に対して生徒は約30人で授業をする	講師とマンツーマンで授業をする
カリキュラム	年間を通して決められたカリキュラムを進める	生徒にあわせたカリキュラムをオーダーメイドできる
学習環境	他の生徒と切磋琢磨しながら学習を進められる 入塾のタイミングが遅いと勉強についていけない可能性あり	質問しやすく丁寧な指導を受けやすい 学力向上できるかは、講師の質に大きく左右される
授業料	安価（月額1～2万円）	高価（月額1.5～3.5万円）

集団塾と個別指導塾どちらに通うかは、お子さんの偏差値によって決まります。

ここでは、集団塾と個別指導塾の特徴について解説します。

1.偏差値60以上なら集団塾でも伸びる

すでに偏差値60以上のお子さんであれば、集団塾に入っても伸びる可能性があります。

偏差値60以上なら集団塾がよい理由は以下の通りです。

集団塾は受験対策に向けて、かなり早いペースで授業が展開していきます。小学5年生時点だと、すでに小学校の授業で習う範囲を終えて受験対策の勉強をしている時期です。

そのため、基礎学力がついていないお子さんが集団塾に入った場合、授業のスピードについていけず学力を伸ばせない可能性があります。

しかし、基礎学力が十分にあるお子さんなら、学力を伸ばせるでしょう。

集団塾に向かないこの特徴は、関連記事「【失敗を回避】集団塾に向かない子の特徴5選！合格に必要な具体的なアクション3つも紹介」でも解説しています。

塾選びで悩んでいる人は、関連記事もぜひご一読ください。

【プロが解説】集団塾に向かない子の特徴5選！成績アップのために親御さんができるサポートも紹介 「集団塾に向いていない子と向いている子の違いは？」「子どもが集団塾に向いているかどうか確かめたい」「中学受験に合格するためにはどうした...

2.偏差値60以下なら個別指導塾を選ぶ

偏差値60以下のお子さんなら、個別指導塾を選びましょう。

個別指導塾を選ぶ理由は以下のとおりです。

個別指導塾は講師からマンツーマンで指導してもらえるため、学習のフォローが手厚いのが特徴です。各教科の習熟度を確認しながらていねいに指導してもらえるため、基礎からしっかり学習できます。

ただし、担当につく講師の力量に左右されるため、先生の選び方には要注意です。

お子さんにあった先生が担当になるように、優秀な講師を探しましょう。

中学受験は5年生からでも遅いことはない！親子で対策して合格を目指そう

中学受験は小学5年生から目指しても、タイミング次第では志望校合格に間に合います。

ただし、効率的に学習を進めなければ、ライバルとの差を埋められません。勉強時間にこだわるのではなく、勉強の質にこだわって受験対策を行いましょう。

とはいえ、子どもの状況から本当に間に合うのか不安に思う親御さんは多いのではないでしょうか。そのような方は、プロのアドバイスをもらうのがおすすめです。

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