「中学受験で後悔したくない…」
「中学受験した人はどんなことで後悔しているの?」
「中学受験で後悔しないためにはどうしたらいいか知りたい」
中学受験に後悔したくないと考えている親御さんは多いのではないでしょうか。
中学受験は親子で何年も時間をかけて準備をしなければいけません。お子さんにも大きな負担がかかるため、中学受験の過程で対応を間違えると後悔することにもつながります。
本記事では、中学受験で後悔したくないと考えている親御さんに向けて、以下の内容を解説します。
- 中学受験をして後悔した理由
- 中学受験をせずに後悔した理由
- 後悔しないように親御さんができるサポート方法
中学受験を後悔せずに乗り切る方法がわかります。
ぜひ、本記事を最後までご一読ください。
なお、私の公式LINEでは、小学生のお子さんをお持ちの親御さんに向けて役立つ情報を発信しています。中学受験の対策方法がわからないという人はぜひ登録してみてください。
\LINE登録で電子書籍4冊プレゼント /
中学受験を経験した約7割の親は後悔していることがある
ひまわり教育研究センターが公開した調査結果によると、中学受験を経験した約7割の親御さんは後悔していることがあると回答しています。
調査内容は「中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していることがありますか?」という内容でした。
やらなければよかったと回答された中でも多い回答は以下の3つです。
- 成績のことで叱ったこと
- 遊びをさせすぎたこと
- 勉強をさせすぎたこと
調査結果から後悔しないように中学受験するためには、感情的に成績のことで叱らないことが大切です。
また、遊びや勉強は「遊びも勉強もどちらもバランスよくしておくべきだった」という後悔につながっていると考えられます。
中学受験で後悔しないよう、冷静に対策を進めていきましょう。
親御さんが中学受験で後悔した理由は5つ
親御さんが中学受験で後悔した理由は5つです。
- 親子関係が悪化した
- 受験や入学後の費用が家計を圧迫した
- 子どもを遊ばせられなかった
- 効率よく勉強させられなかった
- 中学受験を途中でやめてしまった
中学受験で後悔した理由について、順番に解説します。
1.親子関係が悪化した
中学受験して後悔した理由は、親子関係が悪化したことです。
親子関係が悪化する主な原因は、親が感情的になって子どもに手をあげたためです。
小学校4年生から私立中学を目指した親子のエピソードを簡単に紹介します。
- 受験まで半年という時期に志望校の合格圏内に入らなかった
- 親は危機感から焦り、子どもを毎日叱りつけていた
- 父親が子どもの態度に怒り殴ってしまう
- 子どもが親に恐怖心を持ってしまう
親子関係が悪化したことで、自室に引きこもり成績も落ちていきます。
結果、いくつか受けた学校も全敗して、地元の中学に入学しました。
親子関係が悪化して中学受験に失敗した事例です。
大人になった今も関係は冷え切ったままになり、親御さんは後悔していると言います。
2.受験や入学後の費用が家計を圧迫した
中学受験に後悔した理由は、受験や入学後の費用で家計を圧迫したためです。
中学受験までには塾代や習い事など、さまざまな理由から出費がかかります。
しかし、中学受験に合格したら終わりではありません。
文部省「子供の学習費調査」によると、私立中学にかかる学年別の費用は以下のとおりです。
区分 | 私立 | 公立 |
---|---|---|
中学1年生 | 1,806,991円 | 531,544円 |
中学2年生 | 1,218,559円 | 443,848円 |
中学3年生 | 1,278,255円 | 640,925円 |
調査結果によると、私立中学の年間にかかる学費は120万円を超えています。
さらに、中学受験を含めて受験以降にかかる費用の例は以下のとおりです。
- 入学金:30万
- 授業料:80万
- 任意の寄付金:一口30万
- 制服や指定の学用品:20万
- 部活に入った場合:ウェアや用具などで10万円ほど
- 保護者間での懇親会:1回につき数千円
毎年多くの学費が発生するため、貯金や収入が多くないと家計を圧迫する原因につながります。
学費に困らないように、事前に計画を立てておきましょう。
3.子どもを遊ばせられなかった
小学生のうちに子どもを遊ばせられなかったことで、後悔する親御さんもいます。
後悔するポイントは以下のとおりです。
- 受験勉強に時間を取られて、友達と遊べない
- 仲のよい友達と中学校が離れてしまった
私立中学や中高一貫校に入学すると、友達関係を新しく作らなければいけないケースも少なくありません。
不満や後悔を話す子どもも多く、親子関係に影響が出る恐れもあります。
お子さんが勉強中心の生活に不満を抱いている場合、後から後悔する可能性もあるでしょう。
4.効率よく勉強させられなかった
効率よく勉強させられなかったと後悔する親御さんも一定数います。
主に中学受験に失敗した親御さんが、以下のような勉強効率による後悔を感じています。
- 中学受験に失敗したときにもっと勉強させればよかったと後悔
- 塾や家庭教師代をケチらなければよかったと後悔
中学受験で第一志望に合格する子どもの割合は、3~4人に1人程度です。
中学受験でやり残したことがあると、不合格になったとき「もっとこうしておけばよかった」と後悔を感じやすくなります。
不合格になる子の方が多いため、全力で取り組まなければ後悔してしまいます。
5.中学受験を途中でやめてしまった
中学受験を途中でやめてしまったことも、後悔する原因につながります。
中学受験をするとき、子どもの調子や学力を見て諦めるか判断することは必要なことです。
しかし、子どもの気持ちを考えず親の判断だけで諦めると、中学受験以降の生活に影響を及ぼす可能性があります。
例えば、以下のように子どもが中学受験に前向きな理由を持っている場合です。
- 志望校に憧れを持っている
- 仲のよい友達が同じ学校を志望している
子どもが前向きに頑張っている場合は、勝手に中学受験を諦めてはいけません。
手段を間違えると子どものモチベーションを大きく損ない、チャレンジする気持ちが失われてしまうでしょう。
中学受験を諦めるかどうかは、お子さんと相談して決めましょう。
関連記事「【後悔しない】中学受験をやめるか決断するポイント3選!5つの悩み別に対処法を解説」では、中学受験をやめるか決断するポイントについて解説しています。
中学受験を継続するか迷っている親御さんは、ぜひ参考にしてみてください。
中学受験しない場合の後悔3つ
中学受験しない場合の後悔は以下の3つです。
- 進路の選択肢が狭くなる
- 教育環境に差が生まれる
- 子どもからチャレンジする気持ちが失われる
受験しない場合の後悔について、順番に解説します。
1.進路の選択肢が狭くなる
中学受験をしないとき、進路の選択肢が狭くなる可能性があります。
志望校に中高一貫校という選択肢がある場合は、中学受験を逃すと進路に選べなくなるためです。
例えば、中高一貫校だと高校からの生徒を募集していない学校があり、後から行きたいと感じても入れません。
事前に進路の選択肢を調べておかないと、後悔する可能性があります。
後悔しないように、進路はよく調べておきましょう。
2.教育環境に差が生まれる
中学受験して入学した場合、レベルの高い教育環境が用意されている学校がほとんどです。
教育水準の高い環境で学習できると、以下のような効果が期待できます。
- 高校で習う範囲を先取り学習できる
- 独自のカリキュラムで難易度の高い勉強ができる
- 周りの学力が高い子と切磋琢磨できる
一方で公立中学では、義務教育で決められた教科書の範囲しか学べません。
周りの環境次第では、勉強に興味を持てなくなる可能性もあります。
そのため、先を見据えて学力を向上させたい場合は、中学受験をしないと後悔するケースもあります。
学力向上を目指すなら、中学受験した方がよいケースもあります。
3.勉強しない友達に流される可能性がある
受験せずに公立中学校に行くと、周りの環境次第では勉強しない方向へ流される可能性もあります。
公立中学校は学校の周囲から多様性のある子が集まるため、家庭や価値観も違います。
勉強が嫌いな子などと付き合うようになると、勉強を放棄する可能性もあるでしょう。
周りに流されるタイプの子は要注意です。
環境によって勉強しないようになった場合、中学受験したらよかったと後悔する原因につながります。
中学受験で後悔しないための対策3つ
中学受験で後悔しないための対策は以下の3つです。
- 良好な親子関係を作り上げる
- 志望校は子どもと一緒に考える
- 子どもの内側から勉強をやる気にさせる
後悔しないための対策について解説します。
1.良好な親子関係を作りあげる
中学受験を乗り切るためには、良好な親子関係を作りあげることが大切です。
親御さんのさんの関わり方で、子どもの勉強に対するモチベーションが大きく変化します。
良好な関係を作れずに中学受験を迎えると、受験後に親子関係が悪化したままになってしまうでしょう。
- 傾聴する
- 支援する
- 励ます
- 尊敬する
- 信頼する
- 受容する
- 意見の違いを交渉する
良好な関係を作れると、中学受験後も関係が悪化することもありません。
子どもに対する普段の行動を見直せば、学習意欲を自然に向上させられます。
中学受験を円満に終わらせるため、良好な関係を作りましょう。
関連動画「【有料級】子どもが勝手に勉強やる気になる方法【中学受験でのNG行動】」では、良好な親子関係を作るための方法を解説しています。良好な親雄関係を作るため、ぜひ参考にしてみてください。
2.志望校は子どもと一緒に考える
志望校は親御さんが一方的に決めるのではなく、お子さんと一緒に考えることが大切です。
中学受験を受けるのも、実際に中学校に通うのもお子さんになります。
親御さんの意思だけではなく、お子さんが本当に行きたいと思える志望校でなければ勉強のやる気は引き出せません。
一緒に志望校を見学して、お子さんが行きたいと感じた学校を選びましょう。
お子さんの希望を聞いて行きたい学校を選べれば、後悔せずに中学受験を迎えられるでしょう。
関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5|vol.009」でも、志望校見学をする理由について解説しています。お子さんのやる気を大きく引き出せるため、ぜひ参考にしてください。
3.子どもの内側から勉強をやる気にさせる
子どもの内側から勉強したいと思えるようにするためには、親御さんのサポートが重要です。
ただ勉強をするように伝えるだけでは、勉強するようにはなりません。
お子さんのやる気を引き出すための行動は以下のとおりです。
- お子さんに合った塾を選ぶため情報収集する
- お子さんの性格に合った声かけをする
- 適切にスケジュール管理する
- 学習に集中できる環境を整える
- 塾や学校の先生と積極的にコンタクトを取る
お子さんが自然に勉強するためには、情報収集や環境を整えるための行動が必要です。
とはいえ、お子さんのサポートをする過程で、思わず勉強のやる気を失わせるNG行動を取っているかもしれません。
関連記事「【親御さん必見】中学受験で子どもが勉強しない原因7選!解決策や3つのNG行動を解説」では、勉強しない原因やNG行動も紹介しています。子どもに自然と勉強してもらうため、ぜひ関連記事をご一読ください。
中学受験で後悔しないために親子で協力して進めよう
中学受験を後悔せずに乗り切るためには、親子で協力して受験対策を進めることが大切です。
親御さんばかり焦ってしまうと、お子さんとの関係性が悪化して取り返しがつかなくなります。
お子さんと良好な関係を作ることを意識しながら、後悔しないように中学受験を進めましょう。
とはいえ、中学受験を進めるか迷っている親御さんも多いのではないでしょうか。
私の公式LINEでは、中学受験の進め方などあらゆるノウハウを発信しています。無料でLINE登録できるうえ、今なら有料級の特典を12点受け取れます。
ぜひ以下のリンクから友だち追加してみてください。