「中学受験で全落ちする割合はどのくらい?」
「全落ちしないためにはどう対策したらよい?」
「志望校をすべて落ちてしまった場合はどうすればよいのだろう?」
中学受験は、年々受験者数が増えている傾向にあります。競争率が激しくなっていることから、出願した中学校にすべて落ちてしまうことも珍しくありません。
とはいえ、対策次第で全落ちを防ぐのは十分可能です。
正しいノウハウを身につければ、第一志望の合格も夢ではありません!
この記事では、中学受験について
- 全落ちする割合
- 全落ちしやすい子の特徴と対策
- 親御さんがすべきサポート
などを解説します。
「子どもの中学受験を成功させてあげたい」「全力で子どものサポートをしたい」と考えている親御さんは必見です。ぜひ最後までご覧ください。
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中学受験で全落ちする割合は6人に1人
明確なデータはないものの、中学受験で全落ちする割合は6人に1人と言われています。
決して少なくはない数字のため、受験において油断は禁物です!
また、近年では中学受験の競争率が高まっています。首都圏模試センター調べでは、2023年入試の受験者数は、私立中学と国立中学を合わせて5万2,600人と過去最高の記録です。
もちろん、志望校のレベルやお子さんの学力によって全落ちするかどうかは異なります。
しかし、戦略を練らなければ全落ちするリスクは高くなりやすい状況にあることを覚えておきましょう。
中学受験で全落ちしやすい子の7つの特徴と対策
中学受験で全落ちしやすいお子さんは、主に以下7つの特徴があります。
- 中学受験への意欲が乏しい
- 全落ちしやすい志望校選択をしている
- 基礎が固まっていない状態で受験している
- 受験勉強に集中できていない
- 正しい過去問対策を知らない
- 「わかったつもり」を放置している
- あっていない塾に通っている
特徴を知っておくことで、全落ちを防げる可能性が高まります。対策もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.中学受験への意欲が乏しい
中学受験を成功させるには、お子さん自身のモチベーションが求められます。自主的に勉強をしなければ、学力向上は期待できないためです。
親御さんに言われて中学受験を無理矢理されているようであれば、全落ちする可能性は高いです!
なお、お子さんに中学受験の意欲がないのであれば、あきらめることも検討しましょう。無理に継続することで、親子関係が悪化したり、お子さんが精神的なダメージを受けたりする恐れがあるためです。
その他にも、中学受験をあきらめたほうがよいケースもあります。関連記事「【後悔しない】中学受験をやめるか決断するポイント3選!5つの悩み別に対処法を解説」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、中学受験への意欲が乏しいのであれば、お子さんのやる気を引き出すことで解決する場合があります。とくに、一緒に志望校見学を行えば、中学校に入学したイメージが湧き、お子さんのモチベーションが上がる可能性が高いです。
2.全落ちしやすい志望校選択をしている
お子さんによっては、全落ちしやすい志望校を選択してしまっている恐れがあります。具体例は、主に以下のとおりです。
- 1校しか受験しない
- 学力レベルとかけ離れた学校のみを志望している
- 記念受験をしている
全落ちを避けたいのであれば、滑り止めになるような学校も選択しましょう。
たとえば、以下の図のように、実際の志望校と表向きの志望校を設定するのがおすすめです。
中学受験において、どこを志望するかは非常に重要な選択です。
「なんとなく」で決めるのではなく、お子さんの学力や今後の伸びなどを加味して選びましょう!
3.基礎が固まっていない状態で受験している
中学受験は、いかに基礎を固めるかが重要なポイントです。基礎ができていることで、入試問題で出てくるような応用問題が解けるようになります。
また、基礎ができていないと、振り返りに使う時間が増えてしまいます。
そのため、学力を伸ばすための学習を確保しにくくなり、志望校に合格しにくくなるのです!
とくに、学校や集団塾は、指導要綱・カリキュラムに沿って授業をしていきます。そのため、基礎がわかっていない生徒がいてもどんどんと先に進んでしまいます。
合格率を上げるには、学校や塾の授業に追いつくことよりも、基礎に戻ることを優先しましょう。
4.受験勉強に集中できていない
中学受験で志望校に合格するためには、お子さんが学習に集中することが大切です。
しかし、自宅での自習に集中できないお子さんは多いものです。家にテレビやスマホなどの誘惑が多いため、親御さんが環境を整えてあげましょう。
受験勉強に集中できる環境作りの例は、以下のとおりです。
- 一定時間になったらスマホやゲームができないよう設定する
- 勉強部屋にスマホや漫画を置かない
- 毎日決まった時間にテレビの電源を切る
このように、誘惑を排除する仕組みを整えることを意識しましょう。
自宅での学習とあわせて、図書館や塾の自習室を利用するのもおすすめです!
5.正しい過去問対策を知らない
中学受験対策として、志望校の過去問を解く機会は多いです。しかし、やり方が間違っていると、全落ちする恐れがあります。
たとえば、過去問を解いたあとに満点をとれるようになるまで復習をするのはNGです!
志望校に受かるためには、合格最低点が取れればよいためです。反対に、満点が取れるまで時間をかけすぎていては、他の教科がおろそかになってしまう恐れがあります。
このように過去問ひとつに対しても、正しく取り組むことが重要です。
過去問のノウハウについては、関連動画「【知らないと落ちる】中学受験過去問対策の真実10選」にてより詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
6.「わかったつもり」を放置している
学校や塾の授業を受けて、わかったつもりになっているお子さんは多いです。この「わかったつもり」を放置しておいては、学力は向上しません。
成績を伸ばすためには、以下の図のように「わかる→できる→点になる」の3ステップが必要です。
1番下にある「わかる」の段階で止まっていては、試験の際に回答を導くのは難しいです。その結果、中学受験で落ちてしまう可能性が高くなります。
わかったつもりを防ぐためには、塾や学校で出されている宿題をお子さんに解いてもらいましょう。その問題を解法といっしょに説明してもらうことで、知識の定着が図れます。
なお、答えがあっていても、解法の説明ができていなかったら再度チャレンジさせることがポイントです!
7.あっていない塾に通っている
中学受験を成功させるには、お子さんにあった塾に通わせることが大切です。お子さんとの相性が悪いと、お金だけが無駄になってしまう恐れがあるためです。
塾は、大きく集団塾と個別指導塾の2つに分類されます。どちらに通わせるか迷っている親御さんには、お子さんの偏差値が60以下の場合は個別指導塾をおすすめしています。
個別指導塾には、主に以下のメリットがあります。
- 習熟度にあわせて学習を進められる
- 学習意欲を引き出してくれる
- 時間の融通がききやすい
- お子さんの精神面をサポートしてくれる
すでに集団塾に通っていて、3ヶ月経っても成績が上がらなければ、お子さんとの相性が悪い恐れがあります!
志望校に合格するためにも、ぜひ転塾を検討してみてください。
なお、関連記事「【失敗を回避】集団塾に向かない子の特徴5選!合格に必要な具体的なアクション3つも紹介」では、集団塾に通わせるかどうか迷っている親御さん向けに、役立つ情報をお伝えしています。
「うちの子は個別指導塾が向いているのか」「塾選びで失敗したくない」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
中学受験で全落ちしないための親のサポート5選
中学受験で全落ちを防ぐには、お子さんのがんばりだけでなく、親御さんのサポートが必要です!
こちらでは、親御さんが行いたい5つの行動を紹介します。
- 塾や学校の先生とコンタクトを取る
- 子どもの学習スケジュールを立てる
- 戦略を練って中学受験に臨む
- 入塾よりも学習意欲の向上を優先させる
- 子どもへの関わり方を意識する
「親にできることを知りたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.塾や学校の先生とコンタクトを取る
中学受験で失敗を防ぐには、お子さんの正確な現状を把握することが大切です。そのために、塾や学校の先生と積極的にコンタクトを取りましょう。
塾や学校の先生は、親御さんよりもお子さんの学習レベルを把握しているためです。
確認するのは、現在の実力や志望校合格までの差です。
とくに「あと何ヶ月でどれくらい伸ばす必要があるのか」を把握する必要があります!
さらに、親御さんからコンタクトを取ることで、塾や学校のなかでお子さんの優先順位を上げられます。先生がお子さんを気にかけてくれるため、手厚い指導を受けられる可能性が高くなるでしょう。
2.子どもの学習スケジュールを立てる
中学受験は、スケジュール管理で決まると言っても過言ではありません。学習の道筋や目標を立てることで、成績を伸ばす勉強ができたり、モチベーションが上がったりします。
お子さん自身でスケジューリングするのは難しいため、親御さんのサポートが必要です!
学習スケジュールを立てるには、以下の手順で進めていきます。
- スケジュール表に1週間の予定を組み立てる
- 毎日の予定をスケジューリングする
- 1日の終わりに計画通りにできたか振り返る
スケジュール通りに学習を進められていれば、スケジュール表にスタンプを押したり、シールを貼ったりしましょう。達成したことが視覚化されるため、お子さんのモチベーションを上げられます。
とはいえ、どのようにスケジュール表に1週間や毎日の予定を書いていくのかイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。
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3.戦略を練って中学受験に臨む
中学受験で全落ちを防ぐには、親御さんが戦略を練って臨みましょう。
具体例は、以下のとおりです。
- 頻出分野を優先して対策する
- 受験科目を2つに絞る
- 教科にあった学習を行う
とくに着目したいのは、頻出分野を優先して対策することです!
試験に出にくい分野をやっていても、正答率が上がる可能性は低いでしょう。それなら試験に出やすく、かつお子さんが得意な分野から優先するのが好ましいです。
頻出分野を確認するには、志望校の過去問の出題と傾向を分析します。そのなかから、お子さんの得意分野があるかを確かめましょう。
4.入塾よりも学習意欲の向上を優先させる
中学受験を成功させるには、入塾よりもお子さんのやる気を引き出すことを優先させましょう。塾に通ったからといって、必ず成績が伸びるわけではないためです。
塾はあくまでも「勉強のやり方を学べる方法」であって、やる気を出させる場所ではありません。
やる気がない状態で通っても、授業料だけが無駄になってしまいます!
成績を伸ばすには、以下3つのプロセスが必要です。
塾の効果を発揮するためにも、入塾よりもやる気を出させる学習サポートを優先させましょう。
とはいえ、お子さんの学習意欲を向上させる方法がわからない親御さんは多いと思います。
関連動画「【有料級】子どもが勝手に勉強やる気になる方法【中学受験でのNG行動】」では、心理学に基づいたやる気の引き出し方を解説しています。私が担当したお子さんの実例も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
5.子どもへの関わり方を意識する
親子の関係性は、中学受験に大きな影響を及ぼします。親御さんの関わり方次第で、お子さんの勉強に対するモチベーションが異なるためです。
たとえば、以下の習慣を日常的に行っていると、お子さんは学習に集中しにくいです。
- 批判する
- 攻める
- 文句を言う
- ガミガミ言う
- 脅す
- 罰する
- 目先の褒美で釣る
たとえば「これ以上成績が悪くなるならスマホを禁止するよ!」「志望校に合格できなくてもいいの?」などの声かけはNGです!
このような習慣は、親子の関係を悪化させることにも繋がります。上記の行動にひとつでも当てはまっていれば、まずはしないようにすることから意識しましょう。
中学受験で全落ちしたときでも前向きに過ごそう
どれだけ対策を練っても、中学受験で全落ちする可能性はあります。
全落ちした際には、ネガティブに考えず前向きに過ごしましょう。中学受験で培った経験は、決して無駄にならないためです。
たとえば、身についた学習習慣は高校・大学受験で役に立ちます!
加えて、お子さんだけでなく、親御さん自身を責めることは絶対にやめましょう。親子の関係が悪くなってしまい「中学受験なんかしなければよかった」と後悔してしまいます。
中学受験で全落ちしてしまったとしても、ポジティブに過ごすことが大切です。
中学受験で全落ちする割合は低くない!対策を練って志望校合格を目指そう
明確なデータはありませんが、中学受験で全落ちする割合は6人に1人言われています。加えて、年々競争率は高くなっている傾向にあります。
そのため、戦略を練って中学受験に臨まなければなりません!
志望校に合格するためには、お子さんのがんばりはもちろん親御さんのサポートも必要です。
ぜひこの記事を参考にして、親子二人三脚で中学受験を成功させましょう。
とはいえ、学習の進め方や成績が伸びないときの対処法など、中学受験において悩みはつきものです。「どうやって解決すればよいのか」と、悩む親御さんは多いのではないでしょうか。
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