「中学受験で偏差値50ってどのくらい?すごいの?」
「偏差値50の壁が突破できずに悩んでいる…」
「偏差値50から60を目指すための勉強時間の使い方を知りたい!」
中学受験において、偏差値50は中間のレベルです。そのため、ひとつの目標として設定している方がいるのではないでしょうか。
偏差値50になるためには、どのくらいの勉強時間が必要になるのか気になる方が多いと思います。
この記事では。中学受験を控えている方に向けて、
- 勉強時間よりも中身が重要な理由
- 偏差値50の壁を突破する秘訣
- 偏差値50から60を目指すための方法
などを解説します。
「志望校に合格して欲しい」「成績が伸び悩んで困っている」という親御さんは、ぜひ最後までご覧ください!
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小学生で偏差値50はどのくらい?中学受験の実態を解説
偏差値50というと「それほど学力が高くないのでは?」と考える方が少なくありません。
しかし、中学受験において偏差値50は高い数値です。
中学受験の場合、入試に向けて勉強にはげんでいるお子さんのみが母集団を形成します。そのため、偏差値が低く反映されやすいです。
高校や大学受験の偏差値と比較すると、同じ学力でも10以上低く出ることも珍しくありません。
つまり、小学生の段階で偏差値50があるのは「すごいこと」だと言えます。
とはいえ、中学受験をするお子さんのなかでは、中間のレベルに該当します。
志望校にもよりますが、偏差値60以上を目指したいところです!
中学受験で偏差値50以上を目指すなら勉強時間よりも中身が重要
中学受験において偏差値50以上を目指すには、勉強時間よりも中身を優先させる必要があります。
学力を向上させるには、重要度と緊急度の関係性を理解しておかなければなりません。具体的には、以下の4つの象限に分けられます。
偏差値を伸ばすためには、第2象限に取り組むことがポイントです。
しかし、多くのお子さんは、第1現象に該当する宿題に時間をかける傾向にあります。結果、第2現象に取り組む時間が確保できず、成績が伸び悩んでしまいます。
いくら勉強時間を増やしたとしても、宿題ばかりをしていては偏差値50以上を目指すのは難しいです!
中学受験を成功に導くためには、勉強時間ではなく中身を重視しましょう。
余談ではありますが、偏差値が低いからといって安易に塾に入れるのはNGです。お子さんとの相性次第では、効果が得られずに塾代だけが無駄になってしまう恐れがあります。
関連動画「【塾選び完全版】集団塾と個別指導塾どっちがいいか向いてる子の違い比較」では、お子さんにあった塾選びのポイントについて解説しています。あわせてチェックしてみてください。
勉強時間だけじゃない!中学受験で偏差値50の壁を突破する5つの秘訣
お子さんの偏差値が50を超えず、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。こちらでは、偏差値50の壁を突破するための秘訣を5つ紹介します。
- 基礎を固める
- ケアレスミスをなくす
- 実力を発揮する力を高める
- 試験に出やすい分野を優先する
- 学習内容の定着を重要視する
「勉強の進め方があっているのか不安」という親御さんは必見です。ぜひ参考にしてみてください。
1.基礎を固める
偏差値50を超えないのは、基礎がおろそかになっている恐れがあります。
基礎ができていなければ、得点を伸ばしたり、応用問題を解いたりするのが困難になるためです。
加えて、振り返りに使う時間が増えてしまい、偏差値を伸ばすための学習を確保しにくくります!
「うちの子は基礎ができていない」と感じる場合は、まずは学校で習った内容を振り返りましょう。学校や塾の授業に追いつくことよりも、基礎固めを優先することが大切です。
2.ケアレスミスをなくす
偏差値50周辺では、1~2点のロスが大きな差になります。そのため、できるだけケアレスミスは避けたいものです。
なお、ケアレスミスを避ける方法、主に以下のとおりです。
- なぜ間違えたのか理由を書く
- ケアレスミス集を作って解く
- よくするミスを3つ書き出す
- 必ず見直しの時間を作る
- 問題文に印をつける
問題文に印をつける際には、回答のポイントになる部分に線を引きます!
たとえば「小数点第二位までのがい数で求めなさい」「当てはまらないものを選びなさい」などです。
「あと数問答えがあっていたら合格していたのに…」とならないように、普段からケアレスミスをなくすよう心がけましょう。
3.実力を発揮する力を高める
「模試なると解けない」「テストだとテンパって解けなくなる」というお子さんは多いものです。
このようなケースでは、実力はあるのに発揮する力が低い可能性が考えられます!
解決策は、実力を発揮できる解き方を身につけることです。たとえば、国語は漢字問題から解いたり、選択問題は落とさないようにしたりしましょう。
なお、関連記事「模試になるとできない子の特徴5つ!成績アップにつながる解決策7つも紹介」では、模試やテストで実力を発揮できないお子さんに向けて、さまざま解決策を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
4.試験に出やすい分野を優先する
中学受験対策する際には、試験に出やすい分野を優先させましょう。効率よく偏差値を伸ばせるためです。
試験に出にくい分野をやっていても、正答率が上がる可能性は低いです。それなら試験に出やすい分野から先に対策しておくのがよいでしょう。
とくに、以下の図のようにお子さんの得意分野と重なるところから学習すれば、モチベーションを維持しつつ、偏差値アップのための勉強をおこなえます!
学習する分野を決めるには、志望校の過去問の出題と傾向を確認します。そのなかで、お子さんの得意分野があるかを確かめましょう。
5.学習内容の定着を重要視する
偏差値50を超えるためには、学習した内容を定着させることが大切です。具体的には、以下3つのステップを踏みましょう。
このステップを踏むことで、脳の長期記憶に保存されます。結果、試験で正解できるレベルまで知識を自分の武器にできます。
学習内容を定着させるためには、お子さんに問題の答えとともに解法を説明してもらいましょう!
中学受験で偏差値50から60を目指す勉強時間の活用法3選
こちらでは、すでに偏差値50から60を目指すための学習のコツを3点解説します。
- スケジュールを立てて勉強する
- 宿題にかける時間を自主学習に充てる
- 教科別に学習内容を工夫する
なお、大前提として、本記事中で紹介した「勉強時間だけじゃない!中学受験で偏差値50の壁を突破する5つの秘訣」ができていることが大切です。
基礎ができていなかったり、ケアレスミスが多かったりするお子さんは、1つ前の章を実践することから始めてください!
1.スケジュールを立てて勉強する
時間を有意義に活用するためには、スケジュールを立てて勉強する必要があります。こちらでは、スケジューリングの方法について、以下の2つに分けて紹介します。
- 1週間の予定の立て方
- 毎日の時間管理の方法
「学習計画をどうやって組み立てたらよいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
1週間のスケジューリング方法
1週間のスケジュールを立てる際には、ウィークリーシートを活用します。主に、以下の6ステップで進めていきましょう。
- 直近の目標点数を書く
- 今週やるべきことを書く
- 日付を記載する
- すでに埋まっている学校や塾、習い事などの時間を埋める
- 空いている時間に重要でやるべきこと(第2象限)を書き入れる
- 余ったところに宿題を書き入れる(第1象限)
この段階で重要なのは、未来を想定して計画をプランニングすることです!
「目標に対して必要なのはこの勉強だな」「この宿題は偏差値を伸ばすために大切だ」と、到達したい未来に向かって予定を立てましょう。
毎日の勉強時間の管理方法
1週間のスケジュール表ができたら、1日のやることリストを作成しましょう!
勉強を始める前や前日の夜に、以下の手順で行います。
- 今日やるべきことを書き出す
- いまの目標や達成のために必要な行動を自問自答する
- 優先順位を「ABC」でつける
- 勉強にかかる時間を書き足す
- Aのタスクから先にスケジュールを書き出す
こうすることで、時間の使い方を1日単位で管理できます。ぜひ参考にして、スケジュールを立ててみてください。
なお、私の公式LINEでは、中学受験の学習計画に活用できるスケジュール表を無料で配布しています。使い方もあわせて紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
2.宿題にかける時間を自主学習に充てる
学校や塾の宿題に時間を取られているお子さんは多いです。自主学習に充てる時間を増やすために、勉強時間の3分の1を宿題に充てるようスケジュールしましょう。
たとえば、3時間勉強時間を設けるのなら、1時間で終わらすよう意識します。残りの2時間は苦手を克服したり、過去問対策をしたりするのに使いましょう。
タイムリミットを決めることで、お子さんが「この時間までに終わらそう」と意識的に宿題に取り組めます。
結果、ダラダラする時間を減らせるというメリットを享受できます!
3.教科別に学習内容を変える
偏差値を伸ばすためには、以下の教科に分けて学習内容を変えましょう。
- 国語
- 算数
- 理科・社会
とくに、苦手科目があるお子さんは、ぜひ参考にしてみてください!
国語|読解問題を攻略し語彙力・文法力を伸ばす
国語が伸びない理由は、読解問題が解けないためです。
読解問題は1問当たりの配点が高いです!
そのため、正答率を上げることで、偏差値60に近づけます。
読解問題を攻略するためには、出やすい以下3つの問題を押さえましょう。
- 理由を聞かれる問題:根拠を考えずに本文中に書かれていることから探す
- 指示語を聞かれる問題:指示語を言い換えて意味が通じるか確認する
- 言い換えの問題:同じ意味の言葉に注目する
なお、読解問題の攻略方法について詳しく知りたい方は、関連記事「【問題別】中学受験の国語の読解テクニック10選!意識すべきポイント3つも解説」をあわせてチェックしてみてください。
算数|イメージ化して理解する
算数の正答率を上げるためには、イメージ化して理解しなければなりません。
反対に、式を暗記するのはNGです。すぐに忘れてしまい、模試や試験で発揮できないためです。
イメージ化を理解するために、□を求める逆算の問題を一例に考えてみましょう。以下のように、簡単な数字を入れて実験してみます。
数字を入れることで、答えの出し方をより理解できます!
なお、関連記事「中学受験の算数の伸ばし方は3つ!偏差値別の勉強法やサポート方法を解説」では、算数の正答率を上げるノウハウを紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
理科・社会|点数を伸ばすための対策を優先する
理科や社会を学習する際は、得意分野と試験に出やすい分野の正答率を上げることが大切です!
最もNGな行為は、苦手分野を克服させることです。苦手分野を優先していては、思うように点数が伸ばせずに致命傷になってしまう恐れがあります。
なお、理科・社会は暗記の側面が大きいです。そのため、暗記した後はランダムテストを出題し、知識を定着させることを意識しましょう。
中学受験では勉強時間の使い方が重要!偏差値50以上を目指して合格を目指そう
中学受験で偏差値50以上を目指すには、ただ単に時間勉強を増やせばよいわけではありません。
量よりも質が大切です!
また、勉強時間を無駄にしないことも重要です。スケジュール管理したり、学習内容を定着させたりして、有意義な時間の使い方を意識しましょう。
とはいえ「うちの子にあった学習方法がわからない」「志望校決めで迷っている」などの悩みを抱えている親御さんは多いのではないでしょうか。
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