「中学受験はしないけど塾に通わせるべき?」
「補習塾ってなに?進学塾との違いを知りたい?」
「いつから塾に通わせたらよい?」
小学生になると、塾に通い出すお子さんが徐々に増えていく傾向にあります。そのため「うちの子も通ったほうがよいのか」と悩む親御さんが多いのではないでしょうか。
しかし、塾というと受験をするお子さんが通うイメージがありますよね。中学受験をしない小学生が通うメリットはあるのでしょうか。
結論からお伝えすると、中学受験をしないお子さんでも塾に通う利点は多いです!
この記事では、中学受験をしないお子さんをお持ちの親御さんに向けて、
- 塾の必要性
- 塾に通わせるメリットと注意点
- おすすめの学習方法
- 成績アップする方法
などを解説します。
最後まで読むことで、お子さんを塾に通わせるか判断できるだけでなく、成績を伸ばすための仕組みを根本から理解できるでしょう。ぜひご一読ください。
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中学受験しないのに塾は必要?基本情報を解説
本章では「中学受験に対して塾が必要かに関する情報」を紹介します。
- 小学生が塾に通う割合
- 目的別の入塾時期
それぞれ順に解説していきます。
1.小学生が塾に通う割合
塾に通っている小学生の割合は少ないです。文部科学省の情報によると、塾に通っている子どもの割合は25.9%と公表されています。
約5人に1人が塾に通っているとのことなので割合としては少ないです。
また、入塾の目的は「学力アップ」「受験対策」など、子どもによってそれぞれです。目的を明確にしたうえで、通うかを見極める必要があります。
2.目的別の入塾時期
中学受験をしない場合、お子さんをいつから塾に通わせるか迷ってしまいますよね。
目的別の入塾のタイミングは、主に以下のとおりです。
目的 | 入塾のタイミング |
---|---|
学習習慣を身につけたい | いつでもOK |
苦手を克服したい | 学力の推移から判断する |
中学校のために先取り勉強をしたい | 4〜6年生 |
基本的に、早いうちから通わせることで塾の効果を感じやすいです。
とはいえ、お子さんのやる気や家計の状況に応じてタイミングを見計らう必要があります!
そのため、今回紹介したタイミングはあくまでも目安程度に考えておきましょう。
関連記事「【小学生向け】塾は何年生から通う?目的別のタイミングや選び方のポイントを解説」では、お子さんを塾に通わせる時期についてより詳しく解説しています。
入塾に関する注意点も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
中学受験しない小学生が塾に通うのがおすすめな5つの理由
中学受験をしなくてもお子さんが塾に通うメリットは多いです。具体的な利点は、主に以下の5つです。
- 勉強する習慣が身につく
- 学習のやり方を理解できる
- 苦手を克服できる
- 中学校の学習に必要な基礎を固められる
- 中学や高校で塾に通うハードルが低くなる
「子どもを塾に通わせるか迷っている」親御さんは、ぜひ判断材料にしてみてください。
1.勉強する習慣が身につく
「自宅にいるとなかなか勉強がはかどらない」というお子さんは多いのではないでしょうか。
通塾によって、勉強しなければならない環境に身を置けます。そのため、自然と学習習慣を身につけられるのがポイントです。
とくに、小学生のうちから勉強する習慣があることで、以下のメリットを享受できます。
- 中学校の定期試験対策をしやすくなる
- 高校・大学受験で自然と勉強に集中できる
- 宿題やレポートなどの提出物に余裕を持って取り組める
学習習慣を身につけることを目的に、小学生から塾に通わせることを検討してみてください!
2.学習のやり方を理解できる
勉強のやり方がわからないお子さんは、意外と多いものです!
塾によっては、どのように勉強を進めればいいかを教えてくれます。
たとえば、暗記には反復学習が必要だったり、テストに出やすい分野から勉強し始めたりするなどを理解できるでしょう。
これにより、自主学習のやり方を身につけられます。塾だけでなく自宅でどのように勉強をすればよいのかを理解できるようになります。
自宅での学習方法についてお悩みの方は、関連記事「【小学生向け】家庭学習は何をすればいいの?5つの勉強法を現役塾講師が解説」を参考にしてみてください。
効率的な家庭学習の方法について詳しく解説しています。
3.苦手を克服できる
補習塾は、授業でわからなかったり理解が浅かったりする部分をサポートするのがメインです。そのため、お子さんの苦手の解消効果が期待できます。
加えて、勉強に自信を持てるため、以下のうれしい効果が見込めます。
- 学校や塾に行くことを心から楽しめる
- 勉強の結果が出やすくなる
- 友だちと比べて落ち込むことがなくなる
- チャレンジ精神が芽生える
どの効果もお子さんの成長にはかかせないものです!
補習塾を活用してでも、苦手を克服するメリットは大きいと言えます。
4.中学校の学習に必要な基礎を固められる
小学生で習う内容は、高校・大学受験にも関連してくる内容です。
とくに高校受験では中学校で習ったものが出題されます。中学校の授業は小学生で習った内容の延長線です。
つまり、小学生のうちから塾に通うことで、今後の学習で必要になる基礎を固められます。
基礎固めは、受験を成功させるためのカギと言えます!
これまで500名以上の生徒を指導してきて「基礎に力を入れておけばよかった」と、後悔するお子さんは少なくありませんでした。
高校や大学受験を考えている方は、補習塾で基礎の定着を図ることから始めてみてください。
5.中学や高校で塾に通うハードルが低くなる
小学生のうちから塾に通うことで、塾がどんな場所であるのかを理解できます。そのため、中学生や高校生になって入塾したときでも、ギャップを感じにくく馴染みやすいです。
たとえば、通う塾次第ではありますが、以下の内容を把握できます。
- 出題される宿題
- 塾が設ける小テストや定期テストの頻度
- 学習スケジュールの進め方
- 集団 or 個別授業の形式
塾に馴染むスピードが早ければ、お子さんが学習モードに入りやすくなるでしょう!
高校・大学受験を見据えて、小学生のうちから塾に通うことを検討してみてください。
中学受験しない小学生が塾に通う際の注意点5選
本章では「中学受験しない小学生が塾に通う際の注意点」を5つ紹介します。
- 子ども次第では成績が伸びない恐れがある
- 通塾のための費用がかかる
- 中学受験でしか使えない知識を覚える必要がある
- 勉強が嫌いになる可能性がある
- 遊びや習い事に使える時間が減る
順番に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.子ども次第では成績が伸びない恐れがある
塾はあくまでも勉強のやり方を教えてくれる場所です。お子さんにやる気がある状態なら、成績アップが期待できます。一方で、お子さんの意欲がない状態では、塾に通っても効果がでない恐れがあります。
「苦手を克服して欲しい」「勉強を好きになって欲しい」と考えている人は通塾よりお子さんのやる気を引き出すことを優先することが大切です!
とはいえ、どうやってお子さんの学習意欲を高めるかイメージが湧かない人も多いのではないでしょうか。
関連動画「【有料級】子どもが勝手に勉強やる気になる方法【中学受験でのNG行動】」にて、やる気を引き出すノウハウを紹介しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。
2.通塾のための費用がかかる
塾に通うためには、毎月の授業料を支払う必要があります。補習塾の費用は、毎月0.8~1.5万円が相場です。1年間だと、9.6~18万円かかる計算となります。
塾次第ではありますが、毎月の授業料以外にも以下の費用がかかる場合があります。
- 入会金
- 講習費
- テキスト代
- 模試代
- 施設費
補習塾でも、1年間のトータルコストが20万円を超えることも珍しくありません!
塾に通わせようか悩んでいる方は、費用を捻出できるのかシミュレーションをしてみましょう。
しかし、なかには塾代を工面する方法で悩んでいる方がいるかもしれません。
塾代の支払いについて悩みを抱えている方は、関連記事「中学受験の塾代が払えないときの対処法8選!家庭で行える学習サポートを現役塾講師が解説」を参考にしてみてください。
3.中学受験でしか使えない知識を覚える必要がある
受験でしか使えない知識を勉強するのに時間を取られてしまう点は、1つのデメリットです。
中学受験合格を目的としている塾の場合、小学生5~6年生は受験対策がメインになる傾向があります。
高校や大学受験で使える可能性はありますが、中学校に在学している期間で忘れてしまう確率が高いです。
塾の内容が中学受験向けの知識を教えているなら、通わないほうがお金も時間も無駄にしないので賢明と言えます。
4.勉強が嫌いになる可能性がある
中学受験しない子からすると、塾に通ってわざわざ勉強する必要が見いだせないことが多いです。親御さんの意志で塾に通わせていると「受験しないのに勉強する必要性がわからない」とお子さんに思われる可能性があります。
何事もそうですが、強制的にやらされると嫌悪感を抱きやすい傾向があります。
目的がないのに取り組ませていると、お子さんが勉強を嫌いになってしまうかもしれません。お子さんに勉強する意味を明確に伝えるなどの工夫が重要と言えます。
5.遊びや習い事に使える時間が減る
塾に通うと、遊びや習い事にかける時間が減ります。友だちと関わる貴重な時間が少なくなり、お子さんが不満を抱くかもしれません。
また、小学生だからこそ経験できることは多く、中学生以降の生活で影響を与えるケースがあります。
たとえば、小さい頃からのサッカー経験によって、自信をつけた状態でサッカー部に入部できたり、仲間と協力してゲームを進める楽しさを知ったりできるでしょう。
塾に通わせるか悩んだ際には遊びや習い事の時間も確保できないか考えてみることが大切です。
とはいえ、お子さんを通塾させるか決断するのは難しいです。加えて、誰に相談してよいのかわからない親御さんは多いのではないでしょうか。
私の公式LINEでは、親御さん向けの個別相談会を実施しています。「塾に通わせるか迷っている」親御さんは、ぜひ無料相談を活用してみてください。
中学受験しない小学生におすすめな補助塾を解説
塾には、さまざまな種類があります。なかでも「補習塾」は、中学受験をしないお子さんにおすすめです。
こちらでは、補習塾について以下のポイントを解説します。
- 補習塾とは
- 進学塾との違い
- 補助塾がおすすめな子の特徴
順番に見ていきましょう。
1.補習塾とは
補習塾は学校で習ったことを補強することを目的としています。そのため、カリキュラムは学校の授業に沿っているのが特徴です。
学年が上がると授業についていけなくなるお子さんは増える傾向にあるため、早めに補習塾に通うメリットは大きいです。
また、学校の授業でわからなかったり理解が浅かったりする部分をカバーできます!
その他にも、補習塾では宿題のサポートをしてくれる場合があります。
親御さんが「仕事が忙しくて宿題を見てあげられない」「わからない部分を上手く説明できない」と悩んでいる家庭におすすめです。
2.進学塾との違い
進学塾は受験対策を専門にしている塾で、補習塾と以下のような違いがあります。
補習塾 | 進学塾 | |
---|---|---|
目的 | 学校の授業で習ったことの補強 | 受験のための対策 |
カリキュラム | 学校の授業に沿っている | 塾が独自のカリキュラムを組んでいる |
費用 | 0.8~1.5万円 | 1~3.5万円 |
大きな違いは目的とカリキュラムです。進学塾は受験突破を目的としており、志望校に合格するためのカリキュラムを各塾が独自に組んでいます。
一方、補習塾の目的はあくまでも学校で習った内容の補助なので、学校の授業に沿ったカリキュラムが組まれているのが特徴です。
なお、授業形式は両者とも、個別指導と集団授業があります!
3.補助塾がおすすめな子の特徴
補助塾がおすすめな子どもの特徴は、以下の3つです。
- 学校の授業内容の理解度を上げたい子
- 苦手分野を克服したい子
- 勉強習慣が身につけたい子
とくに中学受験をする予定の人としない人は勉強量が異なるので、成績に差が生まれやすいです!
仮に成績が急に落ちると「もう勉強をやりたくない」と学習意欲が低下して高校受験にも影響するリスクがあります。
補助塾は学校の授業に沿ったカリキュラムなので、中学受験組に置いていかれたくない人におすすめです。
中学受験しない小学生におすすめの塾以外の学習方法3選
本章では「中学受験しない小学生におすすめの塾以外の学習方法」を3つ紹介します。
- 問題集・参考書
- 家庭教師
- 通信学習
それぞれ順にどんな点がおすすめか解説していきます。
1.問題集・参考書
問題集や参考書を活用すれば、学校の宿題以外の問題に触れられます!
自宅で学習を進められるため、習い事や友だちとの時間を両立させやすいです。
「勉強はして欲しいけど小学生のときにしかできない経験もさせてあげたい」と考えている親御さんにおすすめの勉強法です。さらに、問題集や参考書は1冊数千円で購入でき、塾よりもコストを抑えられます。
なお、関連記事「【小学生向け】家庭学習は何をすればいいの?5つの勉強法を現役塾講師が解説」では、問題集や参考書を活用した、自宅での学習方法を紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
2.家庭教師
家庭教師は、講師がマンツーマンで指導をしてくれるのが特徴です。
お子さんと対面で接してくれるため、主に以下の効果が期待できます。
- オーダーメイドのカリキュラムで苦手を克服できる
- 勉強のやり方を教えてくれるので学習のコツを掴める
- 親ではカバーしきれない精神面のサポートを任せられる
さらに、通塾にかかる交通費を削減できるのもメリットです!
「講師に教えて欲しいけどできるだけ費用を抑えたい」と考えている方にも向いているでしょう。
3.通信学習
通信学習は、パソコンやスマホなどを活用して、オンラインで勉強をおこなう学習方法です。
動画による講義を受けられたり、タブレットで課題をしたりなど、サービスによってさまざまなカリキュラムがあります。
また、お子さんの都合のよいタイミングで受講できるものが多いです。そのため、習い事が忙しくても学習のプロによる指導を受けられます。
さらに、通信学習は教室や設備などの費用が不要のため、授業料が塾よりも安価な傾向にあります!
サービスによって異なりますが、通信学習は月額7,000~9,000円が相場です。
中学受験しない子が勉強効率を上げて成績アップする方法3選
本章では「勉強効率を上げて成績アップする方法」を3つ紹介します。
- 環境を整える
- スケジュール管理を徹底する
- 好きな科目から取り組む
それぞれ順に解説していきます。
関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5|vol.009」では、受験勉強で大切なことを解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
1.環境を整える
学習効率を上げたいのであれば、勉強しやすい環境作りを必ず意識しましょう。人間は環境が悪いと、集中力が低下しやすい特徴を持っているからです。
具体的に以下のようなものは部屋に置かないようにしてください。
- 漫画
- ゲーム
- 携帯電話
なかでも携帯電話は通知音が鳴りやすく、集中力が低下しやすい原因を作りやすいアイテムの1つです。
「時間がわからない」「連絡が来るから」などの理由で机に置きがちですが、絶対に置かないようにしましょう。
2.スケジュール管理を徹底する
細かくスケジュール管理をするのも、勉強効率を上げるおすすめの方法です。
スケジュールを立てるときのコツは、時間単位で計画することです。次にやるべきことが明確になり、時間を無駄にすることなく勉強に取り組めます。
つまり、スケジュール作成をして行動管理を徹底することで勉強効率が上がり、成績も向上しやすくなります。
なお、具体的にスケジュール作成で意識すべきことは以下の通りです。
- スケジュール表に優先度が低い宿題は含めない
- 計画は紙に書く
- 直近の目標と今週やるべきことを書く
- やるべきことは1日単位で管理する
勉強の効率を上げたいのであれば、スケジュール管理は必ず意識しましょう。
関連記事「【成績アップの秘訣】中学受験の勉強はスケジュール管理が大切!5つのコツと注意点を紹介」では、スケジュール管理のノウハウを紹介しています。成績アップを目指しているなら必見の内容です。
3.好きな科目から取り組む
自分の興味があるもしくは取り組みたい科目から学習するのも、勉強効率を上げる方法として挙げられます。好きな科目は他の教科と比べて、楽しみながら学習しやすいからです。
結果的に「好きな科目は楽しい」から「勉強は面白い」へと変わり、苦手科目の克服のきっかけにもなります。
勉強効率を上げるコツはモチベーションをいかに高く取り組めるかです。
なお、中学受験対策では、成績アップを目指すために得意分野と試験に出やすい分野から取り組む戦略がよく使用されます。
そのため、好きな科目から取り組んでモチベーションを上げていく方法は非常におすすめと言えます。
中学受験しなくても塾に通うメリットは多い!状況に応じて入塾を検討しよう
中学受験をしなくても塾に通うメリットはあります。たとえば、勉強する習慣が身についたり、苦手を克服できたりします。
しかし、入塾したからといって成績が伸びる保証はありません。さらに、塾に通わせるには費用がかかります。
塾に通わせようとしている目的やお子さんのやる気などから、入塾を検討してみてください!
とはいえ「塾に行かせたほうがよいのか迷っている」「どのように学習を進めればよいのかわからない」など、お子さんの学習方針について迷っている親御さんは多いでしょう。
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