「中学受験と反抗期が重なったときはどうすればよい?」
「反抗期への対処方法を知りたい」
「親が注意することはある?」
早いお子さんだと小学校高学年から始まる反抗期。中学受験と重なったときに、どのように対処すればよいかわからないと悩む親御さんもいるでしょう。
反抗期の子どもは人の話を聞かなかったり物を壊したりするなど、行動に変化があらわれることが多いです。そのため、受験勉強のサポートが難しくなる可能性があります。
そこでこの記事では、中学受験と反抗期が重なったときにどうすればよいか知りたい親御さんに向けて、以下の内容を解説します。
- 反抗期が起こる理由や性別での違い
- 親御さんができる対処法
- 避けたい行動
- サポート方法
反抗期への対処方法をしっかりと把握できるので、最後まで読んで参考にしてください。
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反抗期が起こる理由や性別での違いを解説
反抗期は以下の2つがあり、それぞれ起こる時期が異なります。
- 第一次反抗期:1歳半から3歳くらいの子どもに多く見られる
- 第二次反抗期:多くの子どもは中学生ごろに生じるものの、早いと小学校低学年のうちから兆候が見られる
ここでは、第二次反抗期が起こる理由や性別での違いを紹介します。
- 第二次反抗期が起こる理由
- 女子は態度に出る
- 男子は行動にあらわれる
それぞれ詳しく解説します。
1.第二次反抗期が起こる理由
第二次反抗期は思春期の時期に訪れ、体が急激に成長するだけではなく、精神面では自我が大きく発達します。
自分自身の体と心で起きている変化にとまどい、ストレスや不安を周囲にぶつけるために第二次反抗期が起こるといわれています。
子どもが大人へと成長していく中で必要なステップです。
お子さんにとっても親御さんにとっても大変な時期ですが、成長の証として理解し接する必要があるでしょう。
2.女子は態度に出る
女子は、第二次反抗期の兆候は態度に出るといわれています。男子よりも心身の発育が早く、人の心の痛みを敏感に察知できるのが特徴としてあげられます。
そのため、人の痛みを理解した上で、人がされたら嫌なことを態度で示すことが多いです。具体的には以下のような態度を取ります。
- 話しかけても無視をする
- 目を合わせない
女子は高学年になると友達同士でグループをつくるようになることから、人間関係での悩みが出てきます。場合によってはストレスの原因となる、イライラした態度を取ることも多いでしょう。
女子は、男子よりも成長が早い点を理解しておきましょう。
3.男子は行動にあらわれる
男子は言葉でうまく表現できないため、感情を行動に表すことが多いといわれています。
女子よりも心身の発達がゆっくりであり、高学年になっても自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手だからです。なお、第二次反抗期の男子は以下のような行動を起こします。
- 物を壊す
- 壁をたたいて破壊する
伝えたいことをうまく伝えられないために、乱暴な行動を取ってしまうことを理解しておきましょう。
中学受験と反抗期が重なったときに親御さんができる対処法4選
中学受験と反抗期が重なったときに、親御さんができる対処法を4つ紹介します。
- 子どもに過干渉しない
- 感情的に反論せずに受け流す
- 頼られたときは親身に話を聞く
- 第三者の力を借りる
いずれも意識することで実践できるので、ぜひ試してみてください。
関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5|vol.009」では、親御さんが意識すべきことを紹介しています。中学受験と反抗期が重なって困っている親御さんは、ぜひチェックしてみてください。
1.子どもに過干渉しない
第二次反抗期の子どもには、過干渉しないようにしましょう。
親の態度を煩わしく感じることが多いので、親御さんはお子さんをそっと見守るのおすすめです。
学校のことや受験勉強のことなどを聞きたい気持ちがあるかもしれませんが、多くを聞かないようにしましょう。
2.感情的に反論せずに受け流す
お子さんが反抗的な態度や行動を取った場合には、感情的に反論せずに受け流すようにしましょう。
本当に伝えたいことが何なのか冷静になって読み取り、反抗的な部分はサラッと受け流す努力が必要です。
お子さんが自分で自分の気持ちを理解できないまま行動していることを理解して、親御さんは冷静に対応する必要があります。
3.頼られたときは親身に話を聞く
お子さんが頼ってきたときには、親身になって共感しながら聞くようにしましょう。
話しを聞く際には、以下のような行動は取ってはいけません。
- ながら聞きをする
- 話を途中でさえぎる
- 頭ごなしに否定する
お子さんが何に悩んでいるのかをしっかりと読み取りましょう。
解決策を一緒に考えてほしい場合もありますが、話を聞いてほしいだけの場合もあるので、お子さんの話に合わせた対応をするのが大切です。
4.第三者の力を借りる
保護者の話を聞き入れてくれない場合は、第三者の力を借りましょう。学校や塾の先生などの第三者から話をしてもらうことで、お子さんの行動が変化するケースがあります。
また、親御さんのお子さんへの接し方について相談して、アドバイスをもらうのもおすすめです。
お子さんのことを近くで見ている先生であれば、的確なアドバイスをくれるので、気軽に相談してみましょう。
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中学受験と反抗期が重なったときに親御さんが避けたい行動4選
中学受験と反抗期が重なったときに、親御さんが避けたい行動も紹介します。
- 兄弟姉妹と比較する
- 干渉しすぎる
- 放っておく
- 感情的に話をする
それぞれ詳しく解説します。
なお、関連記事「【子どもの指導法】中学受験に向かない親の特徴5選!やってはいけない行動も3つ紹介」では、中学受験で失敗する子どもの特徴について解説しています。お子さんを志望校に合格させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.兄弟姉妹と比較する
兄弟姉妹と比較するのは、やめましょう。
血のつながりがあるからといっても兄弟姉妹で同じやり方が通用するとは限りません。お子さんの心を傷つけてしまう可能性が高いため、比較しないようにしましょう。
また、子どもの友達との比較も反抗期のお子さんの心にダメージを与えることになります。それぞれに性格やペースに違いがあることを理解して、対応するようにしましょう。
2.干渉しすぎる
反抗期のお子さんには干渉しすぎるのもおすすめできません。
お子さんが話したがらないときには、無理に踏み込まないようにしましょう。
「今日は誰と遊んだの?」「どんな授業だったの?」などと、子どもの1日を詮索するような質問は反抗期には煙たがられます。
お子さんから話をしてきたら聞くようにしたり、機嫌が良いときに話かけたりするように心がけましょう。
3.放っておく
お子さんに対して過干渉はよくありませんが、あまりにも放任すぎるのもおすすめできません。反抗期は、一時的に「そっとしておいてほしい」と思っているだけであり、完全に親離れをしたわけではないからです。
お子さんは親御さんに「自分の気持ちを理解してほしい」「認めてほしい」と思っていますが、反抗的な態度を取ってしまっています。
まだ親御さんの助け必要とする年頃なので、放っておくのではなくそっと見守るようにしましょう。
4.感情的に話をする
反抗期のお子さんに対して、感情的に話をするのもやめましょう。反抗的な態度にイライラして感情的に怒ってしまいたくなることがあるかもしれません。
しかし、親御さんが感情的になると親子関係を悪化させる可能性があります。
お子さんは自分の気持ちを理解してほしくて、反抗的な態度を取っていることを理解しましょう。
難しいかもしれませんが、おだやかな気持ちで接することを意識してください。
反抗期の子どもの中学受験をそっとサポートする3つの方法
反抗期の子どもの中学受験をそっとサポートする方法を紹介します。
- 言動に気をつける
- 自宅の学習環境を整えてあげる
- 塾や学校の先生とコミュニケーションを取る
それぞれ詳しく解説します。
1.言動に気をつける
反抗期のお子さんに対しては、言動に気をつけましょう。
親御さんのちょっとした言動で傷ついたり、より反抗的な態度や行動を取ったりする可能性があるからです。「お父さんに言うよ」「スマホを取り上げるよ」などの脅しは、絶対にしないようにしましょう。
具体的には、以下のような行動を取るのがおすすめです。
- 傾聴する
- 支援する
- 励ます
- 尊敬する
- 信頼する
- 受容する
- 意見の違いを交渉する
習慣になるように、少しずつでも意識してみてください。
2.自宅の学習環境を整えてあげる
自宅の学習環境を整えてあげるのもおすすめのサポート方法です。ルールを決めたり注意したりするのは、あまり効果がありません。
仕組みや環境を整えるようにしましょう。
おすすめの仕組みや環境は以下のようなものがあります。
- ゲームは1時間で電源が切れるように設定する
- テレビを21時には切れるようにオートオフ機能を使う
- 部屋にあるマンガを他の部屋に移動させる
自宅の学習環境を整えることで、お子さんは集中して学習に向かえるようになるでしょう。
3.塾や学校の先生とコミュニケーションを取る
塾や学校の先生とコミュニケーションを積極的に取るようにしましょう。「受験は情報戦」といわれますが、受験情報だけではなく、お子さんの情報共有を正しく行うことも重要です。
具体的に家庭でどのようなことをすればよいかを質問することで、先生が積極的に情報共有やアドバイスをしてくれるようになります。
先生とコミュニケーションを取ることで、お子さんの指導の優先順位を上げられる可能性が高まります。
先生は複数人の子どもを見ているので、どうしても力の入れ具合は分散してしまいます。しかし、熱心な親御さんがサポートしてくれることがわかると、気にかけてくれる頻度が高くなることがあるのです。
塾や学校の先生の力も借りて、お子さんをサポートするのがおすすめです。
中学受験と反抗期が重なったら第三者を頼ろう
中学受験と反抗期が重なることは多くあります。とくに女子の場合は男子よりも成長が早いので、受験期に重なる可能性が高いでしょう。
そのため、適切な対処法を押さえて実践することが大切です。反抗期だったとしても、中学受験は子どもにとって一生に一度の経験となるため、後悔しないようにサポートしてあげる必要があります。
中学受験終了後にお子さんの笑顔が見られるよう、親御さんが適切に支援してあげてください。
とはいえ、身近な親御さんからの言うことは、反抗期の子どもは素直に聞き入れづらい傾向があります。「うまくいかない」とお悩みの親御さんは、第三者である先生に相談するのがおすすめです。
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