「子どもの国語の点数がなかなか伸びない」
「国語の成績を伸ばすのには時間がかかるものなの?」
「中学受験で失敗したくない」
国語が苦手というお子さんは少なくありません。しかし、苦手意識を持ったまま受験を迎えると、他のライバルと差が開く可能性があります。
国語はテクニックさえつかめれば短期間でも成績を伸ばせますよ。
そこで本記事では、以下のポイントを中心に解説しています。
- 中学受験国語の読解テクニック
- 国語で意識すべきポイント
- 成功事例
国語の読解力をつけるのには時間がかかりますが、成績に直結する問題が解けるかは別問題です。
本記事では、問題のタイプ別に攻略方法を詳しく解説しているので、短期間でテクニックを身につけたい方は参考にしてみてください。
なお、YouTubeでは、国語偏差値が24もアップした受講生のお子さんの事例を紹介しています。受講前の悩みや成績の伸ばし方などを詳しく聞いているので、ぜひご覧ください。
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中学受験の国語で成績を伸ばすには読解テクニックが鍵
国語は問題を解くテクニックさえ知っていれば、攻略可能な科目です。
受験で点数を取るためのテクニックは短期間で身につけられます。
実際に私自身、コツを押さえることで国語の偏差値を38から64まで伸ばしました。
また、私の生徒にコツを伝授したところ、第一志望の合格率は91%という数値を叩き出しています。
テクニックを知らないまま、中学受験をすると勉強に時間をかけた割に点数に結びつかないといった事態にもなりかねません。
効率よく成績アップしたいなら、正しい解き方を身につけることが大切です。
【頻出問題別】中学受験の国語の読解テクニック3選
中学受験の国語の頻出問題は以下の3つです。
- 理由を聞かれる問題
- 指示語を聞かれる問題
- 言い換え問題
それぞれの問題で得点するためにはテクニックがあり、マスターすると国語で他のライバルと大きな差をつけられるようになります。
YouTube動画【たった1動画で全てがわかる】中学受験国語完全攻略【永久保存版】では、中学受験の国語の攻略方法を余すことなく解説しています。
この動画を見て実践するだけでも、国語の偏差値を上げられるようになるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
1.理由を聞かれる問題
理由を聞かれる問題では、正答の根拠を本文中から探す必要があります。
本文に書いていないことは絶対に選んではいけません。
自分の意見を混ぜ込み選択肢を選ぶと正答に辿り着けなくなるので、根拠は必ず本文中から探し出すことが大切です。
正答は100人に説明したときに100人とも納得するものでなければなりなりません。
また、理由を聞かれる問題で根拠を考える際には本文中の「から・ため・ので」の部分に注目するのがポイントです。
2.指示語を聞かれる問題
指示語についての問題は、文章の直前を探すように指導されることが多いです。
しかし、単に直前を探すだけでは得点に結びつきにくいです。
確かに直前を見ることは重要ですが、指示語を言い換えたときに意味が通じる文章になるか/を確認してみてください。
例えば次のような文章があったとします。
明日は雨になる予報だ。そうなると花見には行けなくなりそうだ。
この場合の「そうなると」とは「明日は雨になる」ことを指し、指示語を言い換えると「明日雨になると花見には行けなくなりそうだ」となります。
直前だけでなく言い換えても意味が通じるかを確認してから、回答することを徹底しましょう。
3.言い換え問題
言い換え問題では、問題文で記載されている語句と同じ意味の言葉に注目することが大切です。
実際の問題を見てみましょう。
【質問】
筆者はどのような意味でこう言ったのですか?
【文章中の一文】
〜〜〜〜〜〜〜〜
私が言ったのは精神のレベルを同じにするという意味だった。
〜〜〜〜〜〜〜〜
「意味」「言った」が問題文と一文の中で共通して使われていますよね。同じ語句や似ている語句を含んだ文章の近くに注目すると正しく答えられます。
この場合「精神レベルを同じにする」が答えです。
言い換えの問題では、まず問題文に注目してヒントを得て、本文中に同じ意味の言葉がないかを探すと答えに辿り着けるでしょう。
とはいえ、中には語彙力が試される問題もあるため、語彙力の強化も大切です。
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【説明文編】中学受験の国語の読解テクニック4つ
説明文を解くためには、筆者の主張の要点を追っていくことが大切です。
文章を読んでも内容が頭に入ってこず、なかなか説明問題で得点が取れないお子さんは、次のうちのどれかができていない可能性があります。
- 主語と具体例を見分ける
- 主語と述語を見分ける
- 接続詞に気をつける
- 対比構造に気をつける
1つずつ詳しくみていきましょう。
1.主張と具体例を見分ける
説明文では「筆者の主張→具体例→筆者の主張」といった、ハンバーガー構造で展開されることが多いです。
筆者の主張だけでは読者に理解してもらいにくいため、身近な例を挙げて読者に納得してもらおうとしているのです。
そして、具体例が終わると、また同じ筆者の意見が展開されています。
2.主語と述語を見分ける
国語が苦手な子どもは、主語と述語を理解していないことが多いです。
例えば、以下の例文を見てみましょう。
1文が長いですが、主語と述語に注目すると「私たちは(主語)勉強することが重要である(述語)」といった構造がみえてきます。
文章ではまず第一に「何が(主語)どうするのか(主語)」といった文章の骨格部分を捉える必要があります。
主語と述語を理解することで、長い文章であっても筆者の言いたい要点を掴めるようになるでしょう。
3.接続詞に気をつける
接続詞に気をつけることで、文と文の論理関係が頭の中で整理できるようになります。
接続詞には、「しかし」「つまり」「だから」といったような逆説や順接があります。これらの接続詞が現れたときには、注意深く読んでおきましょう。
接続詞の後には筆者の主張がくることが多いです。
接続詞を意識することで、文章の論理構造がわかりやすくなります。
4.対比構造に気をつける
入試問題で出題される文章の多くが対比構造で書かれています。
対比構造の例は「子どもと大人」「男と女」「動物と人間」などです。
筆者はどちらの立場に立って文章を展開しているのかを意識しましょう。
対比構造と筆者の指示する立場を考えながら読むことで、筆者の主張を追いやすくなります。
関連記事「【プロ伝授】国語の苦手な小学生の特徴4選!克服のための勉強法や親が意識すべき行動を紹介」でも、国語を克服するための問題の解き方や勉強方法について解説しています。
お子さんだけでなく親御さんが意識したいポイントについても紹介しているので、中学受験を乗り切るためにぜひ参考にしてみてください。
【小説問題編】中学受験の国語の読解テクニック3つ
小説問題の本文を読む際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 登場人物の動作
- 登場人物のセリフ
- 情景描写
主人公の感情がプラスがマイナスかそれ以外かを掴むことが大切です。ここでは、これらのポイントについて詳しく解説します。
1.登場人物の動作
登場人物の動作からは、心情を掴み取れます。
例えば登場人物が「電話をガチャンと落とした」という描写があれば、ショックを受けたことを表し「仏頂面をしている」という描写があれば不満に思っていることを表しています。
アニメのワンシーンを映像として思い浮かべるとよいでしょう。
他にも「突然黙り込んでしまった」という描写からは、怒りや困惑が読み取れるでしょう。
このような描写から登場人物の気持ちを追っていくことが求められます。
2.登場人物のセリフ
セリフにも登場人物の気持ちが反映されていることがありますが、必ずしも登場人物の気持ちを正確に表しているとは限りません。
文脈や場面の状況に応じて判断する必要があります。
例えば、以下のようなシーンを想定してみてください。
主人公が友達とお化け屋敷に行った時に
「お化け屋敷なんて全然怖くないよ」と言った。
本人はそう言っていても、このセリフの前後に体を震わせている様子や、列の後ろに回って前に行こうとしない描写があれば、強がっているだけで本当は怖がっていることが読み取れます。
3.情景描写
物語の情景描写に注目しましょう。
同じ景色であっても主人公がどんな気持ちでその場にいるのかによって見える景色が変わってきます。
例えば受験生である主人公が、志望校に合格していることを知って帰宅するとき、ふと夜空を見上げると星がいつもより輝いて見えたという描写があると、主人公の気持ちがウキウキしている様子が読み取れます。
情景描写だけでわからない場合は、前後の文章で主人公がどんな気持ちであるかと考えるとよいでしょう。
このように、同じ景色であっても主人公の気持ちによって目に映る光景が異なります。
関連動画「【たった1動画で全てがわかる】中学受験国語の小説物語文完全攻略【永久保存版】」では、中学受験国語の小説物語文を攻略する方法について解説しています。
例題も載せているので、動画を止めてお子さんと一緒に解くだけでもテクニックを身につけられます。中学受験攻略のために参考にしてみてください。
中学受験の国語で意識すべき成功ポイント3選
ここでは、国語で得点を取るために意識したい3つのポイントについて解説します。
- 問題を解いたら解説をしっかりと読む
- 抜き出し問題はいきなり本文に探しに行かない
- 語彙力と文法力を高める
これらのポイントをマスターするだけでも、得点アップが見込めるようになるでしょう。
1.問題を解いたら解説をしっかりと読む
解説を読み込むことは、客観的な読み方を身につけるために重要です。自分が正しい読み方ができているかを確認できます。
正しい読み方に上書きされないよう自分はどう気持ちを読み取ったのかをノートなどに書き留めて言語化しましょう。
自分の読み取り方を言語化できないと曖昧な状態となるため、成績が伸びにくいです。
「自分はこう読んだけど、客観的にみるとこう読み取るんだな」というように、自分の読み取り方とのズレを意識することが大切です。
2.抜き出し問題はいきなり本文に探しに行かない
「25字で抜き出しなさい」という問題の場合、本文内の25字になる箇所を探すのはNGです。まずは本文を理解してから、該当箇所を探しに行きましょう。
指定文字数の箇所を見つけても、正答ではない可能性が高いです。
本文の内容と照らし合わせながら解いていくことが大切です。
関連記事「中学受験の国語の成績がひどい理由5選!効率的な勉強で偏差値を上げる方法も紹介」では、対処方法について詳しく解説しています。国語の点数が悪い理由を1つひとつ取り除いてあげることで、苦手意識の克服をはかりましょう。
3.語彙力と文法力を高める
語彙力を高めるために以下のことを意識しながら文章を読むと、基礎が固まり文章の内容を理解できるようになります。
- 主語と述語
- 修飾語と被修飾語の関係
- 順接と逆接などの接続詞
- 「て・に・を・は」などの助詞
- 漢字や慣用句などの語彙の暗記
「て・に・を・は」とは、以下のような文章で使われている助詞のことです。
「私の荷物を届けた」
「私は荷物を届けた」
「私に荷物を届けた」
助詞が変われば全く違う意味になるため、お子さんが文章をしっかり理解できているか確認する必要があります。
子どもの成績を上げるためには、お子さんに理解度についても親が確認するのが望ましいです。
中学受験の国語の読解テクニックを挙げた成功事例3選
ここまで中学受験の国語の読解テクニックを紹介しましたが、なかには「本当に効果があるのか?」と疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。
こちらでは、私が運営しているオンライン講座の受講生の成功事例を3つ紹介します。
- たった2ヶ月で偏差値24アップ
- 偏差値22から43まで向上
- 首都圏国語偏差値16アップ
なお、YouTubeの動画では学習のコツや成功した要因などを詳しく伺っているので、あわせてチェックしてみてください。
1.たった2ヶ月で偏差値24アップ
講座に入る前は、国語の偏差値が20~30台のときもある状態でした。塾から出されている宿題もきちんとしているのに、成績がなかなか伸びないのが悩みだったそうです。
特に、小説問題に苦手意識を感じていました。
講座を受講し小説問題の読解テクニックを意識するようになったところ、正答率が上がり2ヶ月で偏差値59まで向上しています。
2.偏差値22から43まで向上
こちらのお子さんは、2年生からSAPIXに入塾しています。入塾したてのころは国語と算数のみでしたが、4年生になる徐々に学習教科が増える中で国語の成績が下がっていきました。
親御さん自身もイライラしてしまい、親子喧嘩が絶えなかったようです。
私の講座に入ってから、当日やるべき勉強を自主的にするようになったそうです。学習環境が身につき、国語の偏差値は偏差値22から43までアップしました。
3.首都圏国語偏差値16アップ
他の教科は偏差値60取れているものの、国語のみ苦手意識を持っているお子さんの事例です。国語は偏差値が50も届かないような状態が続いていたそうです。
講座に受講し、私が教えた読解テクニックををとにかく継続しました。毎日繰り返し行うことでコツを掴め、国語の偏差値60を達成しています。
読解テクニックは数日で効果が出るものではないため、とにかく継続が重要です!
中学受験の国語を攻略するために読解テクニックと継続力を身につけよう
国語の読解力問題で得点をとる方法を解説してきましたが、いくら正しい勉強方法を習得しても継続しなければ意味がありません。
勉強を継続するためには、周りのサポートや環境が大切です。
勉強が嫌いなお子さんの成績を上げる手段の1つに、個別指導塾の利用があります。
個別指導塾であれば、マンツーマンで指導を行なってくれるため、国語が苦手な子どもでも勉強を継続しやすいです。
私の公式LINEでは、受験勉強を継続してやり切るための中学受験コーチング無料講座を行なっています。
講座の内容は、お子さんの性格や実力に合わせた勉強方法や現在抱えているお悩みに対する具体的なアドバイスなどです。
無料講座を受けた子どもの親御さんからは「集中力がついた」「勉強に対する姿勢が変わった」などの声が寄せられています。
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