「低学年から国語力を伸ばすためには何をすればよい?」
「語彙力を向上させる方法を知りたい」
「中学受験で、国語が足を引っ張っている…」
国語は、中学受験から大学受験まで使用する期間が長い教科です。そのため、低学年のうちから国語力を高めておくことで、将来的に学習でつまずきにくくなります。
加えて、国語力が高いと算数や理科などの、他の教科の問題を解く際にも役立ちます!
とはいえ、お子さんの国語力の伸ばし方について疑問を抱いている親御さんは多いのではないでしょうか。どのように行動を起こせばよいのかイメージが湧きませんよね。
この記事では、低学年のお子さんを持つ親御さんに向けて、国語力を伸ばす方法や学習のコツなどを解説します。
最後まで読むことで、お子さんの国語力を向上させるための糸口が掴めるでしょう。
「子どものために親ができることを知りたい」「国語を特になってほしい」と考えている親御さんは、ぜひ最後までご覧ください。
なお、YouTubeでは、たった2ヶ月で国語の偏差値を49から61に伸ばした生徒さんとの対談動画を公開しています。他にも多くの生徒さんが、成績アップや苦手科目の克服などの実績を出しているのでぜひ参考にしてみてください。
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国語力を伸ばすために低学年からできること7選
低学年から国語力を伸ばすためには、以下の行動がおすすめです。
- 語彙力を向上させる
- 他人の話をよく聞く
- 読書の習慣を身に付ける
- 音読の機会を設ける
- 正しい日本語を書く
- 文法力を高める
- 筆者の主張を意識する
今日から実践できるものもあるので、ぜひ参考にしてみてください!
1.語彙力を向上させる
語彙力が高いお子さんは、単語の意味や漢字の読み方が頭に入ってきやすいです。問題への理解が深まり、テストや模試の正答率も上がる傾向にあります。
低学年から語彙力を向上させておくと、将来的に国語が得意になるでしょう!
語彙力を高めるには、参考書の活用がおすすめです。書店では、小学生向けに語彙力の向上を目的とした参考書がいくつか置いてあるので、ぜひ探してみてください。
2.他人の話をよく聞く
他人の話に耳を傾けられるお子さんは、文章を正確に読めている傾向にあります。国語では、自分の勝手な考えや憶測を加えず、情報をありのままに読む力が重要です。
他人の話をよく聞くために、以下のコツを意識しましょう。
- うなずき・あいづちを打つ
- 話を途中で遮らない
- 話した内容に関する質問をする
加えて、親御さん自身がお子さんの話をよく聞くように心がけてください。
お子さんは、意外と親御さんの行動を見ているものです!
3.読書の習慣を身に付ける
国語力を伸ばすためには、低学年から本を読む習慣を身に付けましょう。なお、読書をするメリットは以下のとおりです。
- 長文を読むことに抵抗がなくなる
- 語彙力が高まる
- 情景をイメージしながら文章を読める
低学年から難しい本を読む必要はないので、興味のあるものや簡単な文章の本からトライしてみましょう!
なお、国語が得意なお子さんは読書の習慣が自然と身に付いている傾向にあります。
関連記事「【中学受験】国語が得意な子の特徴5選!苦手を克服する7つのコツを解説」では、国語が得意なお子さんの特徴をより詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
4.音読の機会を設ける
音読をすることで、文章を読む力が身に付きます。
たとえば、漢字の読み間違いをしたとします。音読をして親御さんに指摘されることで、間違えて覚えていたことを知り、正しい読み方を理解できるのです。
低学年から間違いに気づけるのは大切なことです!
音読する際は、国語の教科書から始めましょう。語彙力を増やすためには、社会や理科の教科書にチャレンジするのもおすすめです。
5.正しい日本語を書く
国語力を高めるには、正しい文章をひたすら書き写すトレーニングがおすすめです。たとえば、小学2年生の教科書に掲載してある工藤直子さんの「ふきのとう」の一部分を見てみましょう。
どこかで、小さな こえが しました。
「よいしょ、よいしょ。おもたいな。」
竹やぶの そばの ふきのとうです。
文章を書き写すことで、句点はかぎかっこの中に打つことや「竹やぶ」や「ふきのとう」などの新しい言葉を学習できます。
正しい日本語を書き写すには、国語の教科書に記載している文章から始めましょう。
慣れてきたら、新聞のコラムを写経してみるのもおすすめです!
6.文法力を高める
国語力を高めるには、語彙力に加えて文法力も必要です。具体的には、以下のスキルを身に付けましょう。
- 主語と述語の関係性
- 修飾語と被修飾語の関係性
- 順接や逆説などの接続詞
- てにおはなどの助詞
- 漢字や慣用句
なお、文法力を高めたいなら、参考書の活用もおすすめです。
ちなみに私が推奨しているのは「ふくしま式問題集」と「中学入試でる順」です!
7.筆者の主張を意識する
国語の問題を解いていて「説明文が頭に入らない・理解できない」というお子さんは多いものです!
このような課題を解決するには、筆者の主張を意識することが大切です。具体的には、以下の4つのポイントを意識しましょう。
- 主張と具体例で要点を確認する
- 主語と述語を見分ける
- 接続詞を理解する
- 対比構造に気をつける
説明文では「筆者の主張→具体例→筆者の主張」と展開されることが多いため、筆者の主張を確認する際には、具体例のあとに注目するのがおすすめです。
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【読解問題編】国語力を伸ばすために低学年からできる学習のコツ3選
読解問題は、1問当たりの配点が高いためです。さらに、記述や漢字問題と比べると正解しやすい傾向にあります。
こちらでは、読解問題のなかで頻出する以下3つの問題の対策を紹介します。
- 理由を聞かれる問題
- 指示語の問題
- 言い換え問題
低学年のうちから、読解問題を攻略するコツを押さえておきましょう!
1.理由を聞かれる問題|根拠を考えず本文から探す
理由を聞かれたとき、根拠を考えて解くお子さんは多いものです。
しかし、根拠を考えると、主観が入ってしまいます。結果、思い込みや勘違いが発生し、答えを導き出せない可能性が高いです。
100人が読んだら100人ともが納得する解答を、選択肢から選ぶ必要があります!
理由を聞かれる問題では、自分で考えるのではなく、本文のなかから探すよう意識しましょう。
具体的には「から・ため・ので」といった部分に注目すると、答えを導きやすくなります。
2.指示語の問題|言い換えたときに意味が通じるか確認する
指示語の内容は、直前に書かれていることが多いです。まずは「これ・それ・このような」の前後を確認してみてましょう。
しかし、直前を探すだけでは答えに迷う問題もあります。この場合は、指示語を選択肢の内容に入れ替えたとき、意味が通じるかを確認しましょう。
指示語の内容が直前に書かれていたとしても、正解か確認するために選択肢の内容を入れて読んでみるのがおすすめです!
3.言い換え問題|同じ意味の言葉に注目する
言い換え問題でよくあるのが、字数制限にとらわれてしまうことです。
たとえば「15字以内で書きなさい」という問題があった場合、本文のなかから15文字の言葉を探すお子さんは多いです!
このような解き方では、本文の内容を理解できないままになってしまい、答えを導けません。
そのため、言い換え問題では、同じ意味の言葉に注目しましょう。言い換えられている部分が見つけやすくなるため、正答率が上がります。
なお、関連記事「【受講実績】3ヶ月で国語偏差値42→64へアップ!子どもの成果や個別指導の魅力も紹介」では、国語の偏差値をたった3ヶ月で22アップさせたお子さんの事例を紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
【小説・物語文編】国語力を伸ばすために低学年からできる学習のコツ2選
国語の正答率を上げるには、読解問題とあわせて小説・物語文も攻略する必要があります。こちらでは、小説・物語文を得意にするための2つのコツを紹介します。
- 物語の型を理解する
- 感情が現れやすい描写を探す
順番に見ていきましょう。
なお、関連動画「【たった1動画で全てがわかる】中学受験国語小説物語文完全攻略【永久保存版】」では、小説・物語文の対策をより詳しく解説しています。ぜひお子さんと一緒に視聴してみてください。
1.物語の型を理解する
小説・物語文は、頻出の型が存在しています。具体的には、以下の図のとおりです。
話の流れを理解しておけば、登場人物の気持ちを汲み取りやすくなります。すべての小説・物語文が型に該当するわけではありませんが、知識として覚えておきましょう。
気持ちと出来事が交互にでてきて、あることをきっかけに登場人物が行動を起こすのがテンプレートです!
2.感情が現れやすい描写を探す
登場人物の気持ちを読み取るには、感情が現れやすい描写に意識を傾ける必要があります。具体的な描写は、主に以下の3つです。
この3つの描写を追うことで、登場人物の気持ちを読み取りやすくなります!
また、感情を細分化するとプラスとマイナスに分けられます。登場人物の気持ちを読み取る際は「この描写はプラスとマイナスどちらの表現なのか?」と考えながら、読み進めるとよいでしょう。
国語力を伸ばすなら低学年から!小さな行動から意識しよう
国語力を伸ばすためには、低学年のうちから行動を起こすことが大切です。読書の習慣を身に付けたり、音読の機会を設けたりなど、小さなことから意識していきましょう。
ぜひこの記事を参考にして、お子さんの国語力を伸ばすことに役立ててください!
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