「小学生の成績を上げる方法を知りたい!」
「学年が上がるにつれて勉強に遅れを取ることが増えてきた…」
「成績が伸び悩んでいる子に対して、親ができることはないの?」
成績を上げて「希望の中学校に行って欲しい」「将来の夢をかなえて欲しい」など考えている親御さんは多いと思います。
しかし、小学生の成績アップのノウハウを知っている方は少ないです。
間違った方法の実践で、お金や時間だけをムダにしているケースは少なくありません。
そこでこの記事では、小学生のお子さんを持つ親御さんに向けて、以下の内容を解説します。
- 成績が上がらない原因
- 成績を上げる方法
- 親御さんが取るべき行動
- 適切なノートの取り方
最後まで読むことで、お子さんの成績がアップし、中学受験に成功するための糸口が掴めます。ぜひご一読ください。
YouTubeでは、子どもが主体的に勉強するようになった方法を対談形式で解説しています。親御さんが意識したことについても紹介しているので、あわせてご覧ください。
なお、私の公式LINEでは、小学生のお子さんに向けた学習ノウハウを無料で発信しています。塾の選び方や学校の先生との関わり方など、一般的な塾では教えてもらえない有料級の内容です。
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小学生が成績が上がらない3つの原因を解説
小学生が成績が上がらない原因は以下の3つです。
- 正しい勉強方法を知らない
- 苦手な分野から先に勉強を取り組んでいる
- 目標を設定していない
どうして成績が上がらないのか悩んでいる方は、参考にしてみてください。
1.正しい勉強方法を知らない
成績を上げるためには、正しい勉強方法を身につける必要があります。思うように成果につながらないお子さんの中には、以下のような間違った勉強法を実践している可能性があります。
- ノートを取るのに夢中になっている
- やみくもに問題の解説を写している
- 応用問題ばかり解いている
ノートを取ることばかりに時間をかけている子がいますが、あくまでも成績を上げるための手段の1つです。
目的と手段が混ざると結果が出にくくなるので、正しい勉強法ができているかを確認する必要があります。
2.苦手な分野から先に勉強を取り組んでいる
勉強をするときに苦手分野から始めている子は、成績が伸び悩む傾向にあります。
苦手から取り組んでいるとわからない部分が出やすく、やる気の低下につながりやすいからです。
一方で、好きなことや得意なことから始めると「勉強が楽しい」「次の分野にも挑戦しよう」とポジティブな感情で学習できます。
一通り得意分野を終えた後に、苦手分野に取り組むことを意識しましょう。集中力が高くなり、結果的に勉強時間のアップにつながります。
3.目標を設定していない
必要な目標が立てられていないと、成績は上がりません。現在地がわからなくなり、モチベーションと勉強の質が下がるからです。
とはいえ、やみくもに目標を設定するのはNGです。
目標を設定する際は、以下のようなポイントを意識しましょう。
- 頑張れば達成できるレベルにする
- 達成に必要な行動を設定する
- 期限を決める
とくに、頑張れば達成できるレベルの目標設定が大切です。あまりにも高すぎる目標はやる気の低下につながります。目安としては、120%ぐらいの力で頑張れば達成できるレベルです。
小学生が成績を上げる方法5選
小学生が成績を上げるためには、主に以下5つの方法があります。
- 学習のモチベーションを上げる
- 基礎固めに力を入れる
- 学習した内容を定着させる
- 相性のよい塾に通う
- 科目別に対策を練る
各方法について、順番に解説します。
「なにをすればよいかわからない」「子どもの成績が伸び悩んでいる」という親御さんは、ぜひ参考にしてみてください。
1.学習のモチベーションを上げる
モチベーションがあれば、お子さんは自然と学習に取り組むようになります。そのため、成績を上げたい場合は「勉強したい」と思ってもらえるような工夫が必要です。
モチベーションを上げるのにおすすめな方法は、主に以下のとおりです。
- 志望校へ見学に行く
- 具体的な目標を決める
- お子さんと同じタイミングで勉強をする
とくに、志望校見学はぜひともやっておきたい行動です!
入学したときのイメージが明確になり「絶対に合格するぞ」「この中学校に行きたい」と感じられるようになるので、学習のモチベーションを高められます。
2.基礎固めに力を入れる
基礎ができていると、応用問題を解けるようになります。そのため、成績が上がる可能性が高くなります。
反対に、基礎をおろそかにしていては、学力の向上は期待できません!
基礎固めにおいて、集団塾に通っているお子さんは注意が必要です。集団塾は決められたカリキュラムに沿って授業をしていくので、基礎がわかっていない生徒がいても先に進みます。
私は500人以上の生徒を受け持ってきましたが、基礎固めをしなかったことを後悔したお子さんをたくさん見てきました。
中学受験で失敗する原因は、基礎をおろそかにすること以外にもあります。関連記事「【親御さん必見】中学受験に落ちる人の特徴10選!成功するための親のサポートを解説」にてくわしく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3.学習した内容を定着させる
小学生が成績を上げるためには、学習した内容を実践で使えるレベルまで定着させなければなりません。いくら勉強しても、テストで正解しなければ「成績が上がった」とは言えないためです。
知識を定着させるには、以下の図のように「わかる→できる→点になる」の3ステップを踏むことが重要です。
目指すべきは「点になる」のレベルです!
似たような問題がテストに出ても完璧に答えられる状態まで持っていきましょう。
4.相性のよい塾に通う
成績を上げるには、お子さんと相性のよい塾に通わせることが大切です。塾と一言でまとめても、カリキュラムや授業形態、講師の質などが変わってきます。
塾の種類をざっくり分類すると、集団塾と個別指導塾の2つに分けられます。
項目 | 集団塾 | 個別指導塾 |
---|---|---|
授業形式 | 講師1人に対して生徒は10~30人で授業をする | 講師と生徒が1対1でおこなう |
カリキュラム | 年間を通して決められたカリキュラム | 生徒にあわせたオーダーメイドのカリキュラム |
学習環境 | 他の生徒と切磋琢磨しながら学習を進める | 質問しやすく丁寧な指導を受けやすい |
授業料 | 安価(月額1~2万円) | 高価(月額1.5~3.5万円) |
私がお伝えしている判断基準として、偏差値60以下のお子さんには個別指導塾をおすすめしています!
とはいえ、表だけを見ても、お子さんにどの塾にあっているのかわからない方もいると思います。
関連記事「【知らないと損】中学受験の塾選びで失敗しない判断基準9選!塾があわない際の対処法を紹介」では、塾選びのポイントをより詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
5.科目別に対策を練る
小学生が成績を上げるためには、科目ごとに対策を練り実践することが大切です!
以下の科目別の学習方法について解説します。
- 国語
- 算数
- 理科・社会
これらの科目に苦手意識を持っているお子さんは、ぜひ参考にしてみてください。
国語|読解問題の解き方を覚え語彙力・文法力を高める
国語が伸びない理由は、読解問題が解けないからです。読解問題は1問当たりの配点が高い傾向にあります。
加えて、記述や漢字と比べると正解しやすいため、対策すれば効率よく成績を挙げられます!
読解問題で出やすい問題は以下のとおりです。それぞれの対処法も解説します。
- 理由を聞かれる問題:根拠を考えずに本文中に書かれていることから探す
- 指示語を聞かれる問題:指示語を言い換えて意味が通じるか確認する
- 言い換えの問題:同じ意味の言葉に注目する
読解問題の解き方を頭に入れ、同時に語彙力や文法力を高めていくことをおすすめします。
なお、関連記事「【受講実績】3ヶ月で国語偏差値42→64へアップ!子どもの成果や個別指導の魅力も紹介」では、苦手な国語をたった3ヶ月で克服した生徒の事例を紹介しています。
どのようなことに取り組んだかをチェックして、お子さんの成績アップに役立ててください。
算数|イメージ化して理解する
算数を攻略するために、式を暗記するのはやめましょう。すぐに忘れてしまい、テストや模試などの本番で思い出せない恐れがあるためです。
算数は、イメージ化して理解することが重要です!
たとえば、□を求める逆算の問題は、簡単な数字を入れて実験してみます。具体的な方法は、以下の図のとおりです。
公式を暗記するのではなく、イメージ化して解き方を理解することがポイントです。
また、お子さんの理解度を深めるためにも、答えを導いた方法を説明してもらうようにしましょう。「わかったつもり」を回避でき、実践で使えるレベルまで知識を定着できます。
算数の対策については、関連記事「【超有益】算数が得意になる方法を5ステップで解説!親ができるサポートやおすすめアプリも紹介」で詳しく解説しています。お子さんの算数苦手を克服するための方法を具体的に解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
理科・社会|得意な単元に絞って対策する
理科・社会では、得意分野と試験に出やすい分野の正答率を上げましょう。志望校の試験に出ない分野をいくら対策しても、得点にならなければ合格は難しいためです。
勉強分野を絞り、国語と算数に学習時間を費やすことも目的のひとつです!
志望校の出題傾向を確認して、そのなかにお子さんの得意分野がないかを確認しましょう。
また、お子さんが暗記をしたあとは、ランダムテストを出題することで、暗記できている部分とまだ覚えられていない部分が明確になります。
小学生が成績を上げるために親が取るべき5つの行動
小学生が成績を上げるためには、親御さんのサポートが必要です。
言動ひとつでお子さんの成績が左右されるといっても、過言ではありません!
こちらでは、親御さんにおこなってほしい5つの行動を紹介します。
- 子どもとの接し方を意識する
- スマホやゲームの時間を制限する
- 学習のスケジューリングをおこなう
- 塾や学校の先生とコンタクトを取る
- 塾や学校での理解度を確かめる
順番に見ていきましょう。
なお、関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5」では、親御さんのNG行動について紹介しています。
ひとつでも当てはまるとお子さんの成績は伸び悩んだままになる恐れがあるので、あわせてチェックしてみてください。
1.子どもとの接し方を意識する
親御さんがお子さんに対してどのように関わるかで、その子の勉強に対するモチベーションが違ってきます。そのため、普段の接し方を意識してみてください。
親子関係を良好に保つために、親御さんが身につけたい習慣は、主に以下の7点です。
- 傾聴する
- 支援する
- 励ます
- 尊敬する
- 信頼する
- 受容する
- 意見の違いを交渉する
親子の関係がよいと、お子さんの学習意欲を上げる効果が期待できます!
ぜひ7つの習慣を意識して、お子さんをサポートしてあげてください。
2.スマホやゲームの時間を制限する
スマホやゲームの時間を制限しないと、お子さんはいつまでも勉強に取り組みません!
しかし「勉強しないとスマホを取り上げるよ」「ゲームはもうさせないからね」と怒るのはやめましょう。
親子の関係が悪化してしまい、お子さんが学習に集中できなくなってしまいます。
そのため、叱るのではなく、スマホやゲームの利用時間が減る以下のような環境を作ることが大切です。
- 一定時間になったらスマホやゲームができないよう設定する
- 勉強部屋にスマホやゲームを置かない
- 毎日決まった時間にスマホやゲームを預かる
学習に集中できる環境を整えてあげることで、お子さんは勉強に取り組んでくれるでしょう。
3.学習のスケジューリングをおこなう
お子さんの成績を上げるには、毎日のスケジュール管理が重要です!
スケジュールはいわば地図のようなものです。持っている地図に間違いがあれば、ゴールである「成績向上」にたどり着くのは難しいでしょう。
とはいえ、小学生がスケジュールを組むのはハードルが高いので、親御さんのサポートが求められます。
しかし「スケジューリングってなにをすればよいの」と迷う親御さんは多いのではないでしょうか。
関連記事「【成績アップの秘訣】中学受験の勉強はスケジュール管理が大切!5つのコツと注意点を紹介」では、スケジュールの立て方や管理方法について解説しています。ぜひご一読ください。
4.塾や学校の先生とコンタクトを取る
親御さんは、塾や学校の先生と積極的にコンタクトを取りましょう。お子さんの正確な現状を把握することが目的です。
具体的には「自分の子どもがどのくらいのレベルなのか」「あと何ヶ月でどのくらい学力を伸ばさないといけないのか」などを質問します。
なお、先生とコンタクトを取ることで、塾や学校のなかでお子さんの優先順位を上げられます。
お子さんを気にかけてくれるようになり、手厚い指導を受けられる可能性が高くなるでしょう!
とはいえ、どのようにコンタクトを取ればよいのかわからない親御さんは多いと思います。
私の公式LINEでは、塾や学校の先生とのコンタクトの取り方についてノウハウを発信しています。友だち追加は無料なので、ぜひ以下のリンクからチェックしてみてください。
5.塾や学校での理解度を確かめる
親御さんは、お子さんの理解度を確かめてあげましょう。塾や学校で習った内容がきちんと定着しているか確認するためです。
具体的には、出された宿題をお子さんに解いてもらいます。その後、答えを導いた解法を説明してもらいましょう。
説明することで、お子さんの理解をより深められます。結果、知識が定着して成績アップが期待できます。
なお、答えがあっていても、解法の説明ができていなかったら再度チャレンジしましょう!
小学生の成績が上がるノートの書き方3選
ここからは、小学生の成績が上がるノートの書き方について解説します。
- 見やすさを意識する
- 図を活用する
- 重要な部分だけを装飾する
ノートの取り方でお悩みの方はチェックしておいてください。
1.見やすさを意識する
成績が上がるノートの書き方として、復習がしやすいかが挙げられます。ノートは復習するために取っているので、次に見た時にわからなければ活用できないからです。
復習に適しているノート作りで意識することは以下のとおりです。
- 論点がまとまっているか
- 間違った部分は消さない
- つまづいてわからなかった部分はメモ欄にまとめておく
とくに間違えた部分をあえて消さないことは、同じミスをしないためにも重要です。
2.図を活用する
図を使うことは、成績が上がるノート作りとして有効です。
図があることでテキストでは理解しづらい部分が見やすくなり、効率よく復習できるようになります。
たとえば、三角形の公式の横に「三角形」の絵を書くことなどがよい例です。
実際に人間の脳は「テキストデータよりも画像の方が60,000倍速く処理する」と言われており、図にも同じようなことが当てはまります。
わかりやすいノート作りは成績アップにつながるので、図を適度に入れることを意識しましょう。
3.重要な部分だけを装飾する
ノートをやたらと装飾しているお子さんがいますが、それでは最も重要な箇所がわかりにくくなります。マーカーを引く際は、本当に大切な語句かを判断することが大切です。
意識することで大切な箇所が一目でわかり、勉強効率が良くなるでしょう。
なお、装飾するなら以下のポイントに絞り込むことを意識してください。
- テストに出そうな単語
- 数学や理科の公式
- 教科書で重要と言われている部分
ただし、使用する色は基本の黒、最重要ポイントを示す赤、詳細の青の3色以内におさめましょう。
ノートの取り方を工夫することで単語や公式を覚える効率が良くなり、インプットの質が向上することが見込めます。
小学生が成績を上げる方法を知り、親子二人三脚で志望校合格を目指そう
小学生が成績を上げるためには、基礎固めに力を入れたり科目別の対策を練ったりするなどの工夫が必要です。
加えて、お子さんの成績アップのためには、親御さんのサポートが欠かせません。
中学受験は、親子二人三脚で臨むことで初めて成功します!
とはいえ、中学受験や成績アップの方法について、悩んでいる親御さんは多いでしょう。そのような方は、プロの力を借りることをおすすめします。
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