子どもの指導法

親が子どものやりたいことに反対するのは良いことだと思う件について

子どものやりたいことに反対してしまう親御さん

「子どもの夢や挑戦を制限するのはダメとわかっているものの、つい感情的に反対してしまう。親と子どもでは時代も違うし、子どもの成長のためにどう対処すればいいのか悩んでる。」

このような悩みに答えます。

この記事の結論を先に述べますと、

子どものやりたいことや夢を反対するのは普通に考えてダメなことだけど、親の反対には良い効果もあるのではないか。

という内容になっております。

時に、親の反対は子どもの成長に必要かなと思うわけですね。

今回は、こちらの内容を詳しく書いていきます。

 本記事の信頼性

この記事を書いている私は生徒指導歴5年ほど。
東大合格者数No.1の予備校にて500名以上の生徒を見てきたあと、オンライン塾を創業しました。

子どものやる気を引き出す指導に特化したところ、2020年は全員合格を果たせました。
なので、『子どものやりたいを上手く引き出し成果につなげる方法』に関しては、少しは詳しいと自負しております。

社会で活躍する人材を育成することについても触れますので、子どもを将来活躍する人材に育てたいという方は是非、じっくりとご覧ください。

普通に考えたら、親が子どもの夢を反対するのはNG

一般的には、子どもの夢や挑戦を反対することはNGとされていますよね。

なぜなら、いつの時代も何かで結果を出したり、成功したりするためには挑戦をすることが大切で、夢を反対することは挑戦の機会を奪うことになるからです。

親は、挑戦による失敗を避けたいがために、新しい挑戦を引き留めようと思いがちですが、それは成功を避けることにもつながります。

親に夢を反対されて挑戦を制限されてきた子どもは、成功体験も少なくなり自信喪失になりやすいです。

しかし、わかってはいるものの反対の感情が働いてしまう・・・というのが親の本音では無いでしょうか?

私としては、時に親の反対は子どもの成長に必要だと考えています。

正確にいうと、親の反対には良い反対悪い反対とがあり、良い反対は子どもの成長につながる、という意味です。

良い悪いの違いについては後で詳しく述べますね。

子どものやりたいことに反対するのは、ある意味良いこと

親が子どもの夢や挑戦に反対するのは、良いことだったりします。

なぜなら、親は子どもの人生を台無しにしてやろうなどと思っていないからです。本気で反対するのではなく、心配や不安の気持ちが根底にあるからですね。

反対することによるメリット

親が子どもの夢や挑戦に反対するメリットもあるかなと考えていて、

子どもの本気度を知ることができますよね。

誰かに反対されて辞めるくらいなら、最初から辞めるべき。

という言葉がありますが、私もこの言葉は好きです。

実際に私も、大学卒業後は就職というキャリアではなく、起業というキャリアを選んできましたが、親にはかなり反対されましたよ。

そこで、反対に負けて親が望む就職の道に行くような気持ちでは、起業しても就職しても活躍できないと思います。

時に親の反対は、子どもの本気度を確かめる上で必要な要素になりそうです。
ただ、子どもの人格まで否定するのは自信喪失につながるので良くないかなと思います。

結論としては、親はどんどん反対しよう!とも思うのですが、反対には良い反対悪い反対とがあるので、そちらの説明もしたいと思います。

良い反対と悪い反対の違い

子どもの成長を促すにおいて、親の反対は良い方向へ転がることも悪い方向へ転がることもあります。

当然、良い反対は子どもの成長につながり、悪い反対はその逆です。

具体的な特徴としては、

  • 良い反対;子どもへの思いやりをベースにした合理的な判断から来る
    →子どもは、親に反対されたけど自分の意思を貫き通して絶対に結果を出してみせるぞ!という状態になる。
  • 悪い反対;親の自分を守る感情から来る
    →子どもは、親に反対されて自信をなくし、自分のやりたいことや夢を一切口にしなくなり、何事にも消極的な姿勢になること。

結果論でしか無い気もしますが、この辺りかなと思います。

良い反対と悪い反対を見極める方法

見極める判断テストとしては、2つあります。

①ママ友の子どもに置き換えて考える。

例えば、子どもが○○をしたい!と言ってきた時、ママ友の子どもが○○をしたい!言った場合にも反対するかどうかを考えましょう。

自分の子どもには反対するけど、ママ友の子どもには賛成するというのであれば、その反対は悪い反対に分けられるかな~と思います。
なぜなら、その反対は親の保守的な感情から来ているものだからです。

②自分を他の親の意見として考える。

例えば、子どもが○○したい!と言ってきた時、自分ではなく他の親が「それには反対!」と言った時を想像します。

その時に、「いやいや、そんなに反対しないでよ!」と思うのであれば、その反対は悪い反対に分けられるかなと思います。
なぜなら、その反対は親の保守的な感情から来ているからです。親の自分だと反対するのに、他の親には反対されたくないというのは、ある意味で矛盾しています。

いったん話を整理すると、

子どもが○○したい!と言ってきた時に反対の感情を持った時には、良い反対か悪い反対かを見極める必要があります。

その判断基準として、

  1. ママ友の子どもが○○したい!と言ってきた時も反対するかどうか?
  2. 他人の親が、自分の子どもの○○したい!を反対した時に否定的な感情を抱くかどうか?

この2つを考えると良いかなと思います。これは自分を客観的に俯瞰することで、コーチングの手法にもあります。
良い反対悪い反対とを見極めることで、子どもの成長につながる良い反対ができるはずです。

まとめ、親は悪い反対をしてしまうことに気をつけよう

本気度をたしかめたり、思いやりの心から来る反対の精神は良いものですが、親の保守的な感情で反対すると結果は悪くなりそう・・・というのが私の意見です。

まあ、私もやりたいことのほぼ全てに、親から反対されて来ましたので。。笑
ただ、自信を喪失することはありませんでした。それは思いやりから来る良い反対だったからななと思っています。

特に、世の中は変化の時代だという認識を持つことが大切です。

親と子どもでは環境や価値観が全く異なり、これからは終身雇用が無に時代になります。

これまでの価値観に囚われ過ぎて、子どもが自分の知らない世界に行くことから来る保守的な感情で反対するのは、子どもの成長を妨げる要因になりそうです。

今回は思ったことをパーっと書いていくスタイルでの記事でした。たまには、こんなのもアリかなと思います。笑
最後までありがとうございました。

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