子どもの指導法

【子どものやる気を引き出す技術】ゲームの情熱を勉強に向ける方法

子どものことで悩んでいる親御さん

「小学5年生~中学3年生の男の子がいて、ゲームは大好きだけど勉強は大嫌い。
ゲーム禁止令を出したりで毎日ケンカばかり。過去に色々なことを試してみたけど、全く効果が出なくてどうしたら良いのか分からない。何とかゲームの情熱を勉強に向かないものか…」

このような悩みをお持ちの方向け。

このサイトの目的

子どもが夢や目標に向かって努力するようになること。
そのために、親御さんに『やる気を引き出す技術』を体得してもらうこと。

難しそうに聞こえますが、誰にでも分かるよう簡単に説明していくので安心してくださいね!

はじめに

今これを読んでいる皆さんはきっと、これまでに色々な教育法や指導法に触れてきたことでしょう。
一つだけ断言できることは、このサイトはこれまでのものとは180度全く違うということです。
なぜなら、子どもを変えることはできないと断言しているからです。

従来からある「子どもを褒めましょう、子どもと一緒に勉強しましょう、勉強の楽しさを伝えましょう」などというものとは異なります。
このような「子どもをどうしたら変えることができるか」という方法は全く効果が出ません。

皆さんも「頭では分かっているんだけど、なかなかできないのよね」と思ったことはありませんか?
その通りなのです。子どもを変えることはできないので、できなくて当然です。

ここで勘違いをして欲しくないのですが、私は何も諦めているわけではありません。
私はこれまで500名以上の生徒指導に関わってきて、数々の逆転合格を実現させてきました。周りから見たら、あたかも私が生徒を変えてきたように見えるでしょう。

しかし、私が生徒を変えてきたことは一切ありません。 子どもを変えることはできませんからね。

実は、生徒が自ら変わりたくなっただけなのです。

先ほど、子どもを変えることはできないと断言しましたが、子どもは自らが変わることができます。
私とコミュニケーションを取ることで、生徒が自ら変わろうとして勉強に向かうようになり合格実績を出してきたという説明が正しいでしょう。

「人を変えることはできない。人は自らが変わることができる」

では、私がいかにして生徒が自ら変わるようにしてきたのか。
このサイトでは、この部分を「やる気を引き出す技術」として丁寧に解説していきます。

「やる気を引き出す技術」を体得することができれば、子どもが自分の夢や目標に向かって努力することになり、勉強にも取り組むようになり、これまでのケンカの日々から解放されることでしょう。

とにかく分かりやすく、丁寧に解説してくので安心してくださいね!

皆さんへの3つのお願い

そこで皆さんにお願いがあります。

  1. 一人でじっくり読める時に読んで欲しい
  2. 先入観なしで素直に受け入れて欲しい
  3. どんなに小さくても良いので行動を変えて欲しい

情報をしっかりとお伝えして悩みを解決するのに、この3つが必要だからです。

流し読みでは何かが解決されることはないでしょう。先入観は成長の妨げになってしまいます。情報を得るだけでは世界は変わりません。

素直な行動によってのみ『やる気を引き出す技術』が得られて、成績が上がらずケンカばかりする日常から解放されます。子どもの未来を不安に思うのではなく、楽しみで仕方のない状態になります。

ぜひこの3点を意識してくださいね。それでは行きましょう〜。

やる気を引き出す技術に必要な2つのこと

『やる気を引き出す技術』は主に2つの要素で構成されています。

  • 子どもの大好きなことを見つけ、勉強するよう支援するコーチング指導
  • 心理学に基づいた信頼関係の構築方法

こう見ると難しく見えますね。。。
要は、大好きなことと勉強を結びつけることと、正しい心理学を土台にコミュニケーションを取ろうということです。

ここでいう、コーチングや心理学はどのようなものなのか。どのような効果があるのかを見てみましょう。

コーチングとは

※コーチングには様々な解釈や定義がありますので、この記事は私個人の解釈です。

シンプルに言うと、行動を促すためのコミュニケーションです。

ここでのコーチングの目的は、子どもの目標達成を支援することなので、コーチは対話を通して行動を促します。

行動を促すとはどういうこと?

さまざまな質問をすることで子どもに気付きを与えながら、目標を明確にして行動を具体的にしていきます。
頭の中を整理することで、すんなり行動に移すことができるようになり、目標達成もできるという流れです。

私は生徒と1対1で話すことが多いです。

テーマ例;点数を上げたい

生徒
生徒
数学ができようになりたいけど、勉強のやる気が出ないです
コーチ
コーチ
そうなのね!いつまでに何点を取りたいのかな?
生徒
生徒
今学期の評定で4を取りたいから、7月の定期試験で80点を取りたいです

→目標を明確にする

コーチ
コーチ
いいね!何をすればその目標を達成できるかな?
生徒
生徒
教科書と参考書の範囲を2周ずつやればいけそう

→自己認識(やるべきことを自分が決める)

コーチ
コーチ
それはいつからやっていこうか?
生徒
生徒
明日の夜からやる!

→日程を決めることで行動を具体的にしていく

コーチ
コーチ
わかった!僕はどうやって進み具合を知ることができるかな?
生徒
生徒
勉強の記録を毎日連絡するね!

→コーチと約束することでサボれなくなる

実際はもっと詳しい数字などを決めていきますが、だいたいこんな感じです。

特に、子ども自身の口から言ってもらうのが大切です。答えは全て子どもの中にある、というのがコーチングの考えなので、本当の気持ちを引き出すことで行動をサポートするのがコーチの役目です。

コーチングの効果

実際にどれだけの効果があるの?と思われる方も多いはず。
ということで、コーチング(支援型教育)が子どもにもたらす効果をデータとして見ていきましょう。

以下は、家庭の子育てスタイルによって教育効果に差が出る、という研究結果です。この研究は、日本人が子どもの頃に受けた子育てについて、成人男女1万人を対象にアンケート調査を行い、子育ての方法が子どもの将来に与える影響を分析したものです。

※「子育てのあり方と倫理観、幸福感、所得形成 -日本における実証研究-」神戸大学 西村和雄、同志社大学 八木匡 2016
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/16j048.pdf

「支援型」の子育てスタイルが子どもの将来や幸福度に好影響を与える


「支援型」が最も年収が高い。「厳格型」も同程度の年収がある。
引用;みらいの学校 ひふみ塾

「支援型」が大学入学割合が高い。
引用;みらいの学校 ひふみ塾


「支援型」が最も高く、収入、学歴のグラフと比して「厳格型」と大きな差が出る。
引用;みらいの学校 ひふみ塾


「支援型」が最も低く、収入、学歴のグラフと比して「厳格型」と差が大きい。
引用;みらいの学校 ひふみ塾

この4つのグラフから、支援型の教育スタイルが、収入・学歴・幸福感・不安感に好影響を与えていることが分かります。
収入や学歴は一概には言えませんが、個人的には幸福感と不安感は人生の幸せを決める要因なのかな〜と思うので、コーチング「支援型教育」を家庭に取り入れる価値はありそうです。

コーチング「支援型教育」の詳しい内容は、別の記事で分かりやすく丁寧に解説しています。今回は、コーチングってこんな感じなのね。と思ってもらえれば大丈夫です!

こちらの記事を見ると、コーチング『支援型』のイメージがつくと思います。

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選択理論心理学とは

心理学に基づいた信頼関係の構築方法、と先ほど書きましたが、この心理学とは選択理論心理学のことです。

選択理論心理学とは、アメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士が提唱した、人間の行動のメカニズムを解明した心理学です。

選択理論は発表以来40年間学校・自治体・組織・家庭環境等で良好な人間関係を築く手法として評価されアメリカやカナダを始め世界62カ国で普及しています。
出典元;選択理論心理学

シンプルにいうと、人は自らが行動を選択しているということです。(今はよく分からなくても大丈夫!)
子どもを変えることはできない、と断言したのはこのような理由からです。

この選択理論を土台にした考え方をしっかりと身に付けることができれば、良好な人間関係と学力向上を両立することができます。
詳しく見ていきましょう。

外的コントロールと内発的動機付け

従来の子ども指導現場では、子どもを叱咤激励し、ノルマを課し、強制させることで子どものやる気や学力を上げることができると考えられてきました。これを「外的コントロール」と言います。
一方、選択理論(内発的動機付け)では、子どもの行動を逐一指示するのではなく、子ども自身が勉強に楽しさや意義を見出せる環境を作ることで、結果的に子どもが主体的に学習に取り組むようなアプローチをとります。

私も初めて選択理論心理学に出会った時、「生徒がひとりで勉強するなんてありえるのかな?夢のような綺麗事なのではないか」などと思いました。
ぶっちゃけ、当時の私は半信半疑だったんですね。なので、皆さんも最初は信じられなくても大丈夫です!
具体的な取り組みに関しては、別の記事にて詳しく取り上げていきますね。今回は一旦、こんなものもあるのかと思ってもらえればOKです。

選択理論心理学の効果

選択理論は40年以上もアメリカやカナダを中心に教育現場や家庭内で効果を発揮してきています。

私の実体験を話すと、2020年に生徒の全員合格を達成できたのも選択理論を土台にした指導のおかげです。
プライベートでも、イライラすることが全く無くなり、人間関係のストレスから解放されました。

法政大学にて行われた「選択理論心理学に基づいたカウンセリングの有用性を調査した研究」によると、対象生徒15人全員に偏差値増加の影響があるとの研究結果が得られたようです。

※「選択理論心理学に基づいた カウンセリングの有用性」法政大学 武川 広樹、五島 洋行 2016
http://syslab.k.hosei.ac.jp/abst/H27-HT.pdf

他にも、家庭内でのケンカが減ったり、内発的動機付けによって子どもが主体的に成果に向かう環境を作れたりなどの効果があります。

選択理論に基づいた指導で、勉強が嫌いな生徒が勉強に向かうようになった話はこちらにまとめています。参考にしてください。

勉強しない子どもが勉強するようになる行動心理【5つの基本的欲求】子どもに勉強させる方法を科学的に解説!何度言ってもやる気が出ない勉強しない、成績が悪くて塾に入れても伸びないのはどうして?親がストレスでイライラしてしまう。子どもが勉強するようになる対策を知りたい。そんな疑問に答えます!心理学とコーチングを土台にした指導で生徒のやる気を引き出してきた経験や実例紹介します!...

まとめ;子どもが目標に向かって輝くように一緒に支援していきましょう!

このサイトの目的は、子どもが夢や目標に向かって努力するようになること。

これを実現するために、「やる気を引き出す技術」を分かりやすく丁寧に説明していきます。

  • 子どもに勉強するように言っても、全く勉強しない
  • ゲームを取り上げても効果がない
  • 成績が悪くて子どもにも自信がない
  • 毎日ケンカでストレスがかかってしまう
  • もう何をやってもダメかもと諦めている

もし、このような状況にいるならば、このサイトでの情報は運命を変えるほど役に立つでしょう。

このサイトのトップページから『子どもの指導法』をクリックすると、子どものやる気を引き出す技術について書かれた記事が見られます!

子どもが勉強に夢中になるなんて、今は信じられませんよね。私も最初は信じられませんでした。
これから分かりやすく丁寧に解説していきますので、一緒に頑張っていきましょう!

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