「中学受験は意味がない?」
「メリットとデメリットを比較して受験を検討したい」
「受験勉強が子どもの将来に与える影響を知りたい」
中学受験は、子どもの将来を決める重要な選択肢の1つです。
中学受験を通して得られる経験や学びは、お子さんの人生にプラスの影響を与えますよ。
しかし、中には「意味がない」と考えている方もいるようです。心理的、金銭的負担に親子が耐え切れず、失敗する可能性があることも覚えておく必要があるでしょう。
そこで本記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- 中学受験は意味ないと言われる理由
- メリット・デメリット
- 中学受験のポイント
- 親御さんのサポート方法
中学受験するか自信を持って判断できるようになるため、ぜひ参考にしてみてください。
YouTubeでは、子どもが主体的に勉強するようになった方法について詳しく解説しています。どのような工夫をしたかなどを対談形式でお話ししているので、ぜひ参考にしてみてください。
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中学受験は意味ないと考えられている7つの理由
中学受験は意味ないと言われる理由は、以下の7つです。
- 自動的に高校・大学へ進学できるとは限らない
- 精神的な成長を妨げる恐れがある
- 将来的な教育費は変わらない場合がある
- 詰め込み学習の弊害が出る可能性がある
- 小学生から激しい競争させることは良くない
- 入学後に勉強しなくなる子がいる
- 習い事ややりたいことを我慢しなければいけない
中学受験は取り組み方や将来的な目的など、しっかりした計画を立てなければ意味を持たせられない可能性があります。
意味がないと言われる理由を理解し、有意義なものに変えていきましょう。
1.自動的に高校・大学へ進学できるとは限らない
エスカレーター式の学校に入学しても、高校や大学への進学は確約されていません。
勉強して進学可能ラインに到達していなければ、外部の学校に進学しなければいけないこともあります。
お子さんが志望校に合格したら勉強をしなくてもいいという考えを持っていると、入学後に勉強を怠り、進学できない可能性があるでしょう。
内部ではなく外部受験を選択したり、モチベーションが続かず進学そのものを諦めたりするケースがあります。
入学後の影響を考えたとき、無理して受験しなくてもよいのではと考える人もいるため、意味ないと言われる原因につながっています。
2.精神的な成長を妨げる恐れがある
中学受験の過度な競争は、子どもの精神的な成長を妨げるのではないかと考え、意味ないと判断されることもあります。
- 趣味など楽しみを知らない子どもに育つ
- 受験に失敗することで自信が失われる
- 自主性がない性格になる
たとえば、受験結果によって自己肯定感が大きく揺らぐことで、精神的に不安定になることもあるでしょう。
中学受験に失敗したことをきっかけに、不登校になるお子さんも少なくありません。
お子さんの健全な精神的成長のためには、受験勉強だけでなく、多様な経験を積むことも重要です。
3.将来的な教育費は変わらない場合がある
大学入学まで想定していた場合、中学受験しなくても将来的な教育費が変わらない場合があります。
- エスカレーター式の学校に通うための学費
- 中学受験をせずに高校・大学受験をするための塾や家庭教師費用
たとえば、文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によると私立中学3年間の学費は約430万円で、公立中学校の平均と比べて約2.7倍です。
さらに、問題なく高校や大学に進学するまでに、追加で塾の費用などもかかるでしょう。
中学受験をしたとしても、将来的な教育費が必ず抑えられるわけではないことを理解しておきましょう。
最終的に目標の大学までの費用が変わらないのであれば、中学受験は意味ないという発想に至ることがあるのです。
関連記事「【失敗を回避】中学受験で後悔する理由5つ!親が子どものためにできる対策も紹介」では、中学受験をしたときに後悔する理由を詳しく解説しています。中学受験に失敗したくないという人は、ぜひ参考にしてください。
4.詰め込み学習の弊害が出る可能性がある
中学受験では、日夜も休暇も問わず勉強する必要があります。長時間の勉強は「詰め込み学習」と言われ、学習力が身についていないことがあります。
中学受験では、思考力や判断力が問われる問題がメインです!
詰め込み学習をすると、どうしてこのような解法となるかなどをきちんと理解できないため、受験までに必要な力が身につかないことがあります。
どんなにお金や時間をかけても、思考力や判断力がアップしないことで意味ないと言われることがあるのです。
5.小学生から激しい競争させることは良くない
小学生から激しい競争させることは良くないと考え、意味がないと思う方がいます。
たとえば、中学受験対策をメインにしている塾では、成績を基準にクラス分けをしたり、席順が決まったりします。
過度な競争によって子どもが心理的な負担を抱えてしまう可能性があることから、意味がないと考えられるのです。
ただし、塾では「人を蹴落としていくような競争」ではなく「互いに切磋琢磨し、成長していくような競争」をしていることが多いです。
6.入学後に勉強しなくなる子がいる
中学受験の合格を目標にしていると、入学後に燃え尽きた状態になり、学力が落ちる場合があります。
無事に入学できたことで緊張感や競争から解放されて、モチベーションがガクッと下がるお子さんはいます。
将来の選択肢を増やせるようにと進学したのに入学後の勉強がおろそかになったことで、意味ないと判断する親御さんがいるのです。
ただし、学習習慣が身についているお子さんは多いので、平均以上に勉強に取り組める場合が多いでしょう。
7.習い事ややりたいことを我慢しなければいけない
中学受験をすることで、習い事ややりたいことを我慢する必要があるために意味がないと考える方がいます。
長年継続してきた習い事や本気で取り組んでいるスポーツなど、真剣に向き合ってきたことから少し離れる必要があることに不安を覚えることがあるでしょう。
とはいえ、強豪校への進学を目指している場合には習い事をやめないお子さんもいます。
関連記事「中学受験で習い事はいつまで続ける?辞めたくないお子さん向けに両立のコツを解説」では、やめるタイミングや両立のコツを解説しています。あわせて参考にしてみてください。
中学受験は意味ない?中学受験をするデメリット3つ
中学受験をするデメリットは、以下の3つです。
- 仲の良い友達と離れなくてはいけない
- 勉強以外に使える時間が少なくなる
- 親子関係が悪化する可能性がある
お子さんの状況次第では、中学受験をすることが大きなデメリットになるときがあります。中学受験を継続するか判断するために確認しておきましょう。
1.仲の良い友達と離れなくてはいけない
中学受験をするデメリットの一つは、仲の良い友達と離れなくてはいけないことです。中学受験をしなければ、小学校時代からの親友と一緒に地元の公立中学校に進学できます。
休み時間や放課後に一緒に遊んだり、悩みを相談し合ったりして、友情をさらに深められるでしょう。
気心の知れた友達とお互いの成長を感じ合いながら、充実した中学校生活を送れます。
一方で、中学受験をして慣れない環境で新しい友達を作るのは、子どもにとって大きなストレスになる可能性があるでしょう。
新しい環境に馴染むことは精神的な負担につながるため、仲の良い友達と離れなくてはいけない点はデメリットになります。
2.勉強以外に使える時間が少なくなる
中学受験をする場合は、勉強以外に使える時間が少なくなる点がデメリットの一つです。
受験をしない場合は、サッカーや野球などのスポーツに打ち込んだり、ピアノやバイオリンなどの楽器の練習に時間を割いたりと習い事に集中できるでしょう。
勉強だけでなく、さまざまな活動に取り組むことで、お子さんの多面的な能力を伸ばせます。
一方で、中学受験をするためには、長期間にわたり毎日2~3時間以上の勉強時間が必要です。勉強に時間を取られる分、お子さんの勉強以外に使える時間が限られます。
お子さんが勉強以外で熱中していることがあれば、中学受験をしない方が良いでしょう。
3.親子関係が悪化する可能性がある
中学受験をすることで、親子関係が悪化するケースがあります。たとえば、以下のようなケースで子どもを叱ることがあるからです。
- 成績が上がらないとき
- 自ら勉強しないとき
過度なプレッシャーをかけ続けると、勉強嫌いになったり親子関係に溝ができたりと悪影響が出ることがあります。
親子間の良好な関係を保つためにも、叱ることなく勉強へ取り組めるように工夫する必要がありますよ!
とはいえ、どのように声を掛ければいいかわからない親御さんもいるでしょう。そのような方は、中学受験のプロに相談してみてはいかがでしょうか。
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中学受験は意味ない?中学受験をするメリット5つ
中学受験をするメリットは、以下の5つです。
- 教育環境を選べる
- 学習習慣を身につけられる
- 目標に向かって努力する経験が得られる
- 大学への進学や受験が有利になる
- 高い基準の環境に身を置ける
中学受験は目的意識を持って取り組むと、お子さんの成長につながります。1つずつ確認していきましょう。
1.教育環境を選べる
中学受験をするメリットの一つは、教育環境を選べることです。
「理数教育に力を入れている学校」や「英語のネイティブ教員が在籍する学校」など、子どもの興味関心に合わせて学校選びができます。
校区の中学へ入学する場合には一般的な教育環境は整えられているものの、何かに特化しているわけではありません。また、先生は転勤が伴うため、一貫した教育をしてもらうことは難しいといえます。
家庭の方針に合った教育を受けさせたいと考えているなら、中学受験をする選択は大きなメリットです。
2.学習習慣を身につけられる
中学受験をする場合、学習習慣を身につけられます。毎日勉強する必要があるため、お子さんは自然と机に向かうことが習慣化します。
勉強習慣がない場合でもスケジュールを立てることで、何を何時から勉強するかが明確にできますよ!
一方で、受験をしない場合は毎日コツコツ勉強を続ける習慣は、身につけにくいでしょう。
勉強するかは子どもの意思による判断も大きくなるため、勉強を苦手にしているお子さんは宿題以上はしない可能性が高くなります。
3.目標に向かって努力する経験が得られる
中学受験をすることで目標に向かって努力するという貴重な経験を得られます。
年単位で大きな目標に向かって努力を続ける経験は、いつでもできることではありません。
目標に向かって頑張る経験を積めれば、自分のやりたいことができたときにしっかりした取り組みを期待できるでしょう。
将来、社会に出たときに必要となる力を育むためにも、中学受験で得られる経験は重要だと捉えられます。
子どもの可能性を最大限に引き出すためにも、中学受験について真剣に検討する価値はあるでしょう。
関連記事「【要注意】中学受験をしないほうがいい理由5選!得られる6つのメリットや決断ポイントを解説」では、中学受験をするか判断するポイントを解説しています。ぜひ参考にしてください。
4.大学への進学や受験が有利になる
中学受験をすることで大学への進学や受験が有利になる点は、メリットの一つです。大学までの一貫校であれば、エスカレーター式に内部進学できることが多いです。
また、一貫校でない場合でも、大学受験には有利に働きます。高校受験がないことから、6年間で大学受験を目指せるカリキュラムを組んでいることが多いからです。
高校2年生までに6年間で学ぶ内容を網羅し、高校3年生では大学受験対策をする学校がほとんどです。
5.高い基準の環境に身を置ける
中学受験をする場合には、高い基準の環境に身を置けることから、お子さんの自信につながります。
受験するお子さんは成績上位者ばかりなので、中学受験での偏差値50は実際のそれよりも上と言われています。
周囲における友達も同じレベルの成績であるため、切磋琢磨しながら努力し続けられます。お子さんを高い基準で自己成長させたいなら、受験を検討するといいでしょう。
中学受験をする際の2つのポイント
中学受験をする際には以下の2つのポイントを確認しておきましょう。
- 受験するかを家族全員で話し合う
- 合格後の目標を明確にする
ポイントを押さえて、中学受験をするかをしっかりと確認してみてください。
1.受験するかを家族全員で話し合う
中学受験をするか家族全員で話し合いましょう。受験する際には、子どもの努力だけではなく家族のサポートも必要になるからです。
メリットとデメリットを比較して、家族全員で納得できる選択をする必要があります。
子どもの意思を優先して、受験するかを話し合うようにしましょう。
2.合格後の目標を明確にする
合格して、何をしたいのかを明確にしましょう。目標が明確になっていることで、勉強へのモチベーションを保てるからです。
モチベーションを保つためには、お子さんの上質世界(基本的欲求を満たすイメージの世界)にどのようなものがあるのかを確認する必要があります。
なお、人間の基本的欲求には以下の5つがあります。
- 生存の欲求
- 愛・所属の欲求
- 力の欲求
- 自由の欲求
- 楽しみの欲求
お子さんがどのような基本的欲求を満たすことで意欲的に学習を継続できるかを判断してみてください。
関連動画「【有料級】子どもが勝手に勉強やる気になる方法【中学受験でのNG行動】」では、上質世界について詳しく解説しています。お子さんが勉強にやる気になる方法を詳しく解説しているので、参考にしてください。
中学受験を意味あるものにする親御さんのサポート方法は5つ
中学受験を意味あるものにするためには、以下のような親御さんのサポートが必要です。
- 子どもと志望校を見学する
- 良質なコミュニケーションを取る
- 集中できる学習環境を整える
- 負荷をかけすぎないスケジュール管理を意識する
- 心身の状態を保つため十分な睡眠と栄養を取る
親子で自信を持って中学受験するために、お子さんをしっかりとサポートしていきましょう。
1.子どもと志望校を見学する
中学受験を意味あるものにするためには、お子さんと一緒に志望校を見学することが大切です。
- 志望校に行きたいという気持ちを内側から燃え上がらせる
- 中学校の雰囲気や校風などを把握できる
実際に学校の雰囲気を体験すると、自分の将来をイメージしやすくなります。
校舎の様子や在校生の様子を見て「この学校に通いたい」と強い思いが生まれると中学受験に向かう気持ちも強くなるでしょう。
親子で志望校を見学することは、受験勉強のモチベーションを高める上で非常に効果的です。
志望校見学の際に先生や在校生と話をすることで、学校の教育方針や特色などパンフレットだけではわからない情報も得られます。
2.良質なコミュニケーションを取る
中学受験を意味あるものにするためには、親子の良質なコミュニケーションが欠かせません。
お子さんが何を求めているのか傾聴し、親御さんが接し方を変えるだけでよい方向へ変化します。
良質なコミュニケーションを取れるようになると、お子さんは自分から勉強するようになります。
お子さんとの関係が悪くなると、話を聞いてくれないばかりか勉強してくれなくなる可能性もあるため要注意です。
お子さんの悩みに耳を傾けながら、日々の頑張りを認めて励ましの言葉をかけてあげましょう。
関連動画「【有料級】子どもが勝手に勉強やる気になる方法【中学受験でのNG行動】」では、お子さんと良質なコミュニケーションを取る方法についても解説しています。お子さんとの関係にお悩みの人は、ぜひ参考にしてください。
3.集中できる学習環境を整える
中学受験を効率よく進めるためには、お子さんが集中して勉強に取り組める環境を整えることが大切です。
受験勉強では、机に向かい続ける必要があるため、集中力を維持できるよう学習スペースを整えてあげましょう。
- 子どもの興味を惹くものを周りに置かない
- テレビやゲームをする時間をあらかじめ制限しておく
自宅で学習環境を整えられない場合は、図書室や自習室などを利用する方法も有効な手段です。
集中できる学習環境を整えることは、子どもの学力向上につながります。
4.負荷をかけすぎないスケジュール管理を意識する
中学受験を意味あるものにするためには、子どもに負荷をかけすぎないスケジュール管理を意識することが大切です。
- 計画を立てて物事を進めるという習慣が身に付く
- 無理して勉強を進めることを防げる
中学受験に向けたスケジュールを立てるときは、優先度の高いものから入れていきましょう。
学校や塾の宿題をすべて消化しようとすると、大きな負荷がかかる上に終わらせることが目的になってしまいます。
学校や塾の宿題をスケジュールに入れてはいけません。
お子さんの学力向上に必要なものを優先的に管理することで、効率よく学力向上させられます。
関連動画「【99%の親が知らない】中学受験のスケジュール管理ノウハウ20選【完全保存版】」では、中学受験に向けたスケジュール管理方法を詳しく解説しています。スケジュール管理の方法がわからないという人は、ぜひ参考にしてください。
5.心身の状態を保つため十分な睡眠と栄養を取る
中学受験を意味あるものにするためには、お子さんが心身ともに健康な状態を保てるよう、十分な睡眠と栄養を取ることが大切です。
- 親子どちらかでも状態が悪いと、中学受験の進行に影響が出る
- 心身の状態悪化により成績が下がる
- 子どもの生活リズムが崩れ、朝起きれなくなることもある
心身が健康でなければ集中して学習できず、成績の向上が望めません。受験勉強は体力も必要になるため、十分な睡眠を取れるように生活リズムを整えましょう。
体調管理に気を配ることで、子どもは自分の力を最大限に発揮できるようになります。
中学受験は意味がないようにならないように準備しよう
中学受験は明確な目的が持てれば、意味あるものにできます。
お子さんのモチベーションや希望を聞いた上で、中学受験がメリットになるならチャレンジした方がよいでしょう。
中学受験は、お子さんの将来を左右する重要な選択肢になります。
とはいえ、中学受験に向けて何をしたらよいかわからないと不安に思う親御さんもいるでしょう。
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