「中学受験で親は何をしたらよいの?」
「子どもにどんな風に関わればよいのかわからない…」
「中学受験に成功している親の共通点はある?」
中学受験は、お子さんの努力だけでなく、親御さんのサポートが必要です。親御さんの行動次第で、合格が左右されるといっても過言ではありません。
とはいえ、どうやってサポートしたらよいのかわからない方は多いでしょう。
そこでこの記事では、中学受験を成功させたい親御さんに向けて以下の内容を解説します。
- 中学受験を成功させる親の特徴
- 受験を成功させるコツ
- 親御さんのNG行動
最後まで読めば、志望校に合格させるためにすべきことが明確になるはずです。
私が指導している生徒の親御さんは、今回挙げている特徴にほとんど当てはまっています!
「志望校に合格して欲しい」「成績が伸び悩んで困っている」という方は、ぜひご一読ください。
なお、YouTubeでは勉強時間を確保していたのに成績が伸び悩んでいたお子さんが、志望校の過去問で+67点取れるようになった事例を紹介しています!親御さんがどのように工夫したかを対談形式で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
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中学受験において親が何もしない状態での成功は難しい
中学受験で親御さんが最もしてはいけない行為は「何もしない」ことです。お子さんに任せっきりだったり、無関心でいたりする状態を指します。
まだ幼い小学生の子ども1人で、勉強スケジュールや体調などを管理するのは難しいでしょう。そのため、中学受験を成功させるには、親子二人三脚で臨むことが大切です。
私が担当してきた生徒は、親御さんと一緒に中学受験に臨んでいました!
仕事や家事などで忙しいなか子どものサポートをするのは本当に大変ですが、志望校に合格させるためには親御さんの覚悟が必要です。
中学受験に成功する親の特徴10選
中学受験に成功する親御さんは、主に以下10個の特徴に当てはまっていることが多いです。
- 子どもを客観視できている
- 親も一緒に勉強している
- 学習スケジュールを管理している
- 体調管理を徹底している
- 自主的に勉強できる環境を整えている
- 塾や学校の先生とコミュニケーションを取っている
- 闇雲に塾に通わせていない
- 学習した内容の理解度を確認している
- 子どもと一緒に志望校見学をしている
- 積極的に情報を集めている
ぜひご自身の行動と照らしあわせながらチェックしてみてください。
1.子どもを客観視できている
中学受験を成功させる親御さんは、子どものことに対して的確な判断ができています。いわゆる「我が子フィルター」をかけることがないので、根拠を持って今後どうすればいいかを明確にできるのです。
たとえば、受験日の3カ月前に合格可能性が30%だった場合に「どのようなスケジュールで何の教科に重点的に対策すればいいか」を、具体的に指示できます。
「我が子なら大丈夫!きっとこのままいけば合格できるだろう」と根拠なく過信することがないので、お子さんを成功まで導いてあげられるでしょう。
お子さんを信じる気持ちは大切ですが、中学受験では客観的な判断が必要です!
2.親も一緒に勉強している
親御さんが勉強している姿を見せることで、お子さんは「自分もがんばらないと」と思えます。その結果やる気が出て、受験対策に前向きに取り組むようになることが期待できるでしょう。
そのため、お子さんが勉強するタイミングに、親御さんも学習することをおすすめします。資格学習や読書などをすることで、親御さんが「努力している姿勢」を見せて、お手本になることが大切です。
「お母さんお父さんも一緒に勉強するからがんばろう」と声を掛けるのがよいでしょう!
3.学習スケジュールを管理している
学習スケジュールの有無で、中学受験の結果が左右されるといっても過言ではありません!
かといって、お子さんがスケジュールを立てたり管理したりするのは難しいです。そこで親御さんのサポートが求められます。
スケジュール管理するには、主に以下の方法を実践してみてください。
- 1週間のスケジュールを立てる
- 毎日のスケジュールを立てる
- 計画通りにできたかを振り返る
お子さんに任せるのではなく、親御さんが一緒に管理することが大切です。
なお、詳しいノウハウは「【成績アップの秘訣】中学受験の勉強はスケジュール管理が大切!5つのコツと注意点を紹介」にて紹介しています。計画を立てる際の注意点にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
4.体調管理を徹底している
子どもが毎日スケジュール通りの勉強をこなせるように、体調管理をサポートすることが必要です。不調ななか無理に勉強すれば、悪化したり集中力が低下したりするので効率的ではありません。
また、中学受験がおこなわれるのは、1~2月の寒い時期で風邪やインフルエンザなどが流行する時期です。受験当日を万全の状態で迎えるためには、日頃からの体調管理が欠かせません。
「いつもと違うな」などと感じたら、スケジュールが完了していなくても睡眠を優先させてあげましょう。
中学受験を成功させるために、お子さんのわずかな変化を察知してあげてください。
5.自主的に勉強できる環境を整えている
お子さんに受験勉強に取り組んでもらうためには、誘惑を排除する仕組みを作る必要があります!
たとえば、以下の行動例が挙げられます。
- 1時間でゲームの電源が切れるようにする
- 子どもの部屋にマンガやスマホを置かない
- 毎日決まった時間にテレビを消す
環境を整えることで、自分から勉強するお子さんは多いものです。親御さんは「勉強しなさい」と叱る必要がなくなります。
自宅の環境を整えるのが難しい場合は、塾の自習室や図書館などの勉強に集中しやすい空間を活用するのもおすすめです。
6.塾や学校の先生とコミュニケーションを取っている
中学受験を成功に導くには、お子さんの正確な現状を把握することが大切です。そのために、塾や学校の先生との積極的なコンタクトを意識しましょう。
具体的には、以下の内容を質問します。
- 自分の子どもがどのくらいのレベルなのか
- あと何ヶ月でどのくらい学力を伸ばさないといけないのか
- 苦手分野と得意分野はなにか
- 普段の授業態度はどうか
なお、コミュニケーションを取ることで、塾や学校のなかで子どもの優先順位を上げられます。
先生がお子さんを気にかけてくれるので、手厚い指導を受けられる可能性が高くなるでしょう!
7.闇雲に塾に通わせていない
塾に通ったからといっても、成績が必ずしも伸びるわけではありません。塾はあくまでも「勉強のやり方を学べる場所」です。
そのため、お子さんのやる気を出させる場所ではないことを理解する必要があります。
痩せる気がない人がジムに通っても効果がないのと同じです!
なお、塾選びも慎重に行わなければなりません。塾によってカリキュラムや講師の質などが異なるためです。
関連記事「【知らないと損】中学受験の塾選びで失敗しない判断基準9選!塾があわない際の対処法を紹介」では、塾選びのコツを紹介しています。
「塾がいっぱいあってどこを選べばよいかわからない」と悩んでいる親御さんは、ぜひチェックしてみてください。
8.学習した内容の理解度を確認している
中学受験を成功させている親御さんは、お子さんの学習理解度を確認しています。
理解度は学校や塾で出された宿題の解法を説明してもらうだけで、チェック可能です!
たとえば算数なら「どうしてかけ算を先にしたのか」などを説明してもらいましょう。説明の途中でつまずいたり、間違っていたりした場合には、きちんと理解できていない証拠です。
どこまで理解できているかを把握し、学習スケジュールに役立てましょう。
9.子どもと一緒に志望校見学をしている
子どものモチベーションをアップさせるために、志望校見学は必ず行きましょう!
実際に通うことになるかもしれない学校に足を運ぶことで、子ども自身から湧き出る「この学校に行きたい」と思う強い気持ちが芽生えます。ライバルに負けないように勉強しようと、自ら机に向かうようになる効果も期待できるでしょう。
そのため、親御さんは有給休暇を取得してでも、お子さんを志望校見学に連れて行ってあげてください。
10.積極的に情報を集めている
中学受験を成功させるためには、情報収集が求められます。知っているか知らないかで、勉強効率が変わるためです。
たとえば、志望校の過去問は夏から取り組むのがおすすめです。出やすい分野に絞って力を入れられるため、正答率が上がります。
このように、過去問に取り組む時期を知っているかで合格の可能性が左右されます!
なお、受験に関することを調べている過程で私が運営している指導塾を見つけ、入塾してくださったご家庭は多いです。子どもにあわせた個別指導をおこない、偏差値が20以上アップしたり、模試で志望校合格圏内に成績が上がったりと結果をだせています。
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中学受験で親が知っておきたい成功のコツ3選
中学受験を成功に導くためには、学習方法を工夫したり戦略を練ったりする必要があります。こちらでは、親御さんが知っておきたい3つのコツを紹介します。
- 基礎固めを重要視する
- 正しい過去問対策を理解する
- 試験に出やすい分野を優先する
「受験勉強の内容に迷っている」という親御さんは、ぜひ参考にしてみてください!
1.基礎固めを重要視する
中学受験に成功しているお子さんのほとんどは、基礎固めが完璧にできているといっても過言ではありません。
一方で、私は基礎をおろそかにして後悔した子どもを何百人と見てきました!
基礎ができていれば、入試で出されるような応用問題を解けるようになります。正答率が上がるため、志望校合格への可能性が高まります。
塾や学校の授業に追いつくことよりも、基礎固めを優先させましょう。「応用問題が苦手」という子どもは、これまでに習った内容がしっかり理解できていないケースがほとんどです。
2.正しい過去問対策を理解する
志望校の過去問を1年分解くと、合格率が3%高まるというデータがあります。しかし、やり方が間違っていては意味がありません。
志望校に合格するためには、正しい過去問対策を理解する必要があります!
私が生徒に指導している過去問対策の方法は、主に以下のとおりです。
- 10年分の過去問を2周解く
- 拡大コピーして解く
- 間違えた問題は理由も記録する
- 最初のうちは時間制限なしで解く
- 6年生の夏までに過去問に手を付ける
なお、今回紹介したノウハウはほんの一部です。
過去問対策については、関連動画「【知らないと落ちる】中学受験過去問対策の真実10選」にて詳しく解説しているので、ぜひお子さんと一緒に視聴してみてください。
3.試験に出やすい分野を優先する
中学受験対策では、試験に出やすい分野から着手しましょう。正答率が高まることで、志望校に合格しやすくなるためです。
「苦手分野から克服しよう」と意気込む家庭は多いものの、試験に出ない範囲なら対策する必要性がありません!
また、学習意欲を高めるために、試験にでやすく得意な分野から取り組むことをおすすめします。すらすら問題を解けることが楽しいと感じ、勉強に集中して取り組めるでしょう。
なお、試験にでやすい分野をチェックするには、志望校の過去問の出題傾向から把握できます。
中学受験で親がすべきでない行動4選
中学受験に成功する親御さんは、以下のようなことは子どもにしていません。
- 叱ったり脅したりする
- ほかの子どもと比較する
- 過度なプレッシャーをかける
- 親がつきっきりになる
志望校合格に導くために、チェックしておきましょう。
1.叱ったり脅したりする
勉強しないことに対して、叱ったり脅したりしている親御さんは多いのではないでしょうか。たとえば「宿題をしないと遊びに行けないよ」「テストでよい点数が取れないならゲームは禁止」などの発言です。
このような叱責や脅しは、お子さんのやる気をなくす原因となります。
そのため、親御さん自身の言動を変えることが求められます!
お子さんとの関係性に悩んでいる方は、関連動画「【生徒実績】子どものやる気ない親もイライラの状態から主体的に勉強するように!」を参考にしてみてください。お子さんを叱っていた親御さんが言動を見直したことで、お子さん自ら勉強するようになった事例です。
2.ほかの子どもと比較する
お子さんを誰かと比較する行為は、ストレスを与えることとなります…!
「お兄ちゃんはテストでいつも100点を取っていたのに」「お隣の〇〇ちゃんは3ヶ月で偏差値が15上がったんだって」のような発言は、子どものモチベーションを低下させます。
やる気を引き出そうと思いを込めた発言だったとしても、子どもにとっては傷ついたり自信を失くしたりする原因の1つです。中学受験を成功させるためには、ほかの子どもとの比較ではなく本人がどのように変化したかに気づき、声を掛けることを大切にしましょう。
3.過度なプレッシャーをかける
親御さんが期待しすぎると、お子さんはプレッシャーを感じます。そのため、以下のような発言は避けましょう。
- 「こんな簡単な問題も解けないの?」
- 「〇〇中学に受かりたいなら、さらに努力しないと」
- 「そんな調子で大丈夫なの?他の塾生はもっと頑張っているよ」 など
中学受験を目指す子どもの多くは、自分なりに頑張っています。そのため、親御さんが「もっと勉強してほしいのに」と思っても、口にはださないようにしましょう。
成功させるためには、具体的に頑張っていることを褒めたり一緒に解決策を考えたりと、子どもに寄り添う姿勢が大切です。
4.親がつきっきりになる
中学受験では、親御さんが何もしないのは好ましくありません。しかし、親がつきっきりの状態も成功は難しいものです。
たとえば、勉強する際に、お子さんの隣にいて何でもかんでも教えるのは控えましょう。知識は自分の頭で考えることで定着していくためです。
加えて、お子さんに対して過干渉になるのもよくありません。たとえば、以下の行動は、お子さんのモチベーションを下げてしまう可能性があります。
- 「勉強しないといい大学に行けないよ」のような脅す言葉をかける
- 「勉強しなさい」としつこく言う
- 無理やり塾に行かせる
中学受験を成功させるには、お子さんとのほどよい距離感が重要です!
中学受験に成功する親の特徴を知り志望校合格を目指そう
中学受験は、親子二人三脚で臨む必要があります。お子さん1人だけの力では、志望校に合格するのは困難です。
そのため、成功している親御さんの特徴を理解して実践してみてください。学習スケジュールを管理したり、自主的に勉強できる環境を整えたりしましょう。
とはいえ、中学受験に悩みはつきものです!
「学習の進め方がわからない」「国語や算数が苦手で困っている」という親御さんは多いのではないでしょうか。
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