「小学生がなかなか勉強に取り組まない理由は?」
「勉強しないとどんな末路が待っているの?」
「子どもに進んで学習させる方法が知りたい」
小学生の子どもがいる親御さんだと「全然勉強してくれない」と悩んでいる人は多いでしょう。
特に小学生は、周囲の環境に左右されやすい傾向があるので注意が必要です。
そのため、いかに勉強に集中しやすい場を作れるかが子どもが勉強するかの鍵を握っています。
そこで本記事では、たった1ヶ月で生徒の算数偏差値を11アップ、2ヶ月で国語の偏差値を16アップさせたプロの学習コーチである私が以下のポイントについて解説します。
- 小学生の子どもが勉強しない理由
- 小学生で勉強しない子の末路
- 子どもが勉強しない時の対処法
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小学生の子どもが勉強しない理由8選
小学生の子どもが勉強しない理由には、以下のようなことが挙げられます。
- 勉強が難しいと感じている
- 学習方法が合っていない
- 勉強する習慣が身についていない
- 勉強する環境が整っていない
- 親に反抗している
- 遊ぶ方が楽しいと思っている
- 将来に必要か疑問を抱いている
- 努力する楽しさを知らない
小学生の子どもが勉強しない理由を知りたい人は、必見です。
1. 勉強が難しいと感じている
小学生が勉強しない理由として、勉強の内容が難しすぎることが挙げられます。勉強内容が難しいことで起こり得るデメリットは以下の通りです。
- モチベーションの低下
- ストレスの発生
- 自信を無くす
学習内容が難しいと、モチベーションが低下し、ストレスを感じるリスクや自信を無くす可能性があります。
特に小学生はモチベーションに左右されやすいので、最悪の場合、勉強を二度としなくなることもあり得るでしょう。
したがって、子どもに勉強させる時は簡単な内容から教えることが大切です。
2. 学習方法が合っていない
また、勉強の内容だけでなく、学習方法もモチベーション低下につながる原因になる要素の1つです。
例えば、友達と一緒にいることに価値を感じている子が、個別塾に通えば、勉強が嫌いになる可能性があります。
一方で集団塾であれば、友達といる時間が楽しいと感じ、同時に勉強にも好奇心を抱く効果が見込めます。
つまり、お子さんに合う学習方法をしているかが、自ら進んで勉強するかに関係していると言えるでしょう。
親御さんは塾を選ぶときはお子さんの適正を見極めて、慎重に選ぶことが大切と言えます。
とはいえ「どうやって選択すればいいかわからない」という親御さんも多いはず。
そこで関連記事「【プロが解説】集団塾に向かない子の特徴5選!成績アップのために親御さんができるサポートも紹介」では選び方を紹介しているので、興味のある人はご覧ください。
3. 勉強する習慣が身についていない
勉強は少しずつでも毎日継続することで効果を発揮します。
テスト前や気分が乗ったときだけ勉強していても内容が定着しません。
勉強する習慣を身につけるためには、次のような方法がおすすめです。
- 最初は1日1問だけなど、勉強に取り組むハードルを下げる
- 遊ぶ時間と勉強する時間をお子さん自身に決めさせる
いきなり長時間勉強する目標をたてても継続できず、習慣化できません。最初は机に向かって教科書を開く、1日1問だけ解くなど、小さな目標を達成していくのがコツです。
また、遊ぶ時間と勉強する時間を自分で決めることで、自発的に取り組む効果が期待できます。
4. 勉強する環境が整っていない
自宅にはスマホや漫画、ゲームなど誘惑がたくさんあります。集中できる環境が整っていないと勉強に取り組むのは難しくなります。
子どもは環境に依存しやすいため、勉強に集中できる環境の整備はとても効果的です!
家庭で環境を整えるのが難しい場合は、塾の自習室や図書館を利用するのもおすすめです。勉強するしかない状況を作り出せば、自然と集中して取り組むようになります。
5. 親に反抗している
強制的に勉強をさせていると、親に反抗して勉強をしなくなることがあります。特に小学生は自分のやりたいことに対してであれば、何時間でも取り組める年齢です。
しかし、親御さんはよくやりがちですが、ゲームやスポーツなど好きなものを制限して勉強に取り組ませると、やる気の低下につながることがあります。
加えて、親に反抗してより勉強に取り組まなくなります。
勉強をさせたいのであれば「勉強がんばった報酬」など、子どもの好奇心のあるものと学習を紐づける工夫が必要です。
6. 遊ぶ方が楽しいと思っている
小学生が勉強しない理由として、遊ぶ方が楽しいと感じていることが挙げられます。勉強は、お子さんが好きなことと比べると、楽しさを感じづらいでしょう。
対処法としては、子どもが好きなものを勉強する理由にすることです。
例えば、ゲームが好きなのであれば「このゲームソフトは会社が作っていて、入社するには勉強が必要」などと子どもをやる気にさせることが挙げられます。
つまり、将来なりたいものには、勉強が必要であることを間接的に伝えてあげて子どものやり方を引き出してあげるのです。
子どもにやる気を出させる方法としては有効なので、ぜひ試してみてください。
関連記事「【現役塾講師が解説】中学受験で勉強しない子の8つの原因!解決策と親のNG行動も紹介」では子どもに勉強させる方法を解説しています。
「子どもがなかなか勉強してくれない」と悩んでいる親御さんはぜひご覧ください。
7. 将来に必要か疑問を抱いている
勉強が将来に必要なものか疑問を抱いている点も、学習してくれない理由の1つです。小学生で受験する人は少ないので、勉強に取り組むことの意味をあまり理解できていません。
加えて、嫌いなものは何かしらの意味がないと行動しにくいので勉強を進んで取り組まない傾向があります。
特に勉強のことが嫌いな人は非常に多いので、意味を考え込んでしまうお子さんは非常に多いです。
小学生に勉強してもらうためにも、学習する重要性を教えることは大切と言えます。
8. 努力する楽しさを知らない
努力をして結果が出る楽しさを知らないのは、勉強をしない理由の1つです。
例えば、中学生や高校生で何か頑張った経験がある人は、自分が頑張ったことができる快感を知っています。
勉強も同様に「努力すれば上手くいく」と考えられるので、結果も付いてきやすいのです。
しかし、小学生は経験値が少ないことから、努力することの楽しさを知らず自ら学習しない傾向があります。
そのため、親御さんは小学生のお子さんに努力する楽しさを伝える工夫が必要と言えるでしょう。
とはいえ「子どもにどうやって教えるかが分からない」という親御さんもいるかもしれません。そこで受験のプロ・専門家に相談するのがおすすめです。
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小学生で勉強しない子の末路6選
小学生で勉強しない子の末路には、以下のようなことが挙げられます。
- 中学受験に合格できない
- 就職や進学へ影響が出る
- 将来的に留年や中退のリスクがある
- 努力する癖がつかない
- 自己肯定感が下がる
- 小学校に行きたがらなくなる
小学生で勉強しないと起こり得ることを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
1. 中学受験に合格できない
小学生で勉強しない子は、中学受験で不合格になる可能性が高まります。
小学生での勉強内容は、基礎を重点的に構成されていることが多いからです。
そして当たり前ですが、基礎ができていなければ、応用問題は解くことは難しくなります。
結果、中学受験に不合格になる可能性が高まってしまうのです。
そのため、中学受験を考えているのであれば、必ず子どもに勉強させるようにしましょう。
また、関連記事「【親御さん必見】中学受験に落ちる人の特徴10選!成功するための親のサポートを解説」では中学受験に落ちる人の特徴を紹介しています。
「子どもを中学受験に合格させたい」と考えている親御さんは、ぜひ本記事とあわせてご覧ください。
2. 就職や進学へ影響が出る
また、就職や進学に影響が出る点も小学生で勉強しない末路として挙げられます。
小学生時代の内容を理解していないと中学生だけでなく、高校や大学の勉強にも付いていけなくなるからです。
結果、目指している大学や就職先に行けない可能性が高まってしまいます。
特に日本は学歴が優遇される傾向が強いので、小学生に勉強せず、中卒や高卒だと入れない企業は多いです。
したがって、小学生で勉強は必ずしておいた方が良いと言えます。
3. 将来的に留年や中退のリスクがある
義務教育には留年や中退はないため、勉強ができなくても卒業できます。しかし、高校や大学では成績が振るわなければ留年や中退のリスクがあります。
小学生で勉強しない子は、高校や大学に進学しても勉強しない可能性が高いです。
リスクを回避するためには小学生のうちから勉強する習慣を身につける必要があります。
4. 努力する癖がつかない
小学生で勉強しないと、努力する癖がつかないのも末路の1つとして挙げられます。特にほとんどの小学生が受験やテストなど競争環境の経験がありません。
つまり、努力する癖があると、受験や就活などの面で将来的に有利になることが見込めます。
また、努力する癖がないと、すぐに物事を諦める人間になってしまい、何をしても結果が出なくなるデメリットがあります。
嫌なことや苦手なものでも、努力ができるようになるためにも、小学生の頃に勉強しておくことがおすすめです。
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5. 自己肯定感が下がる
勉強ができないことで、自己肯定感が下がるお子さんもいます。とくに、本人は努力しているつもりなのに結果に結びつかないときに、親御さんが厳しく𠮟るのは逆効果です。
「自分は勉強ができないからダメな子なんだ」とふさぎこんでしまう可能性があります。
自己肯定感は主体的に行動するために必要な要素です。「どうせ自分は頑張っても意味がない」と感じると、ますます勉強しなくなるかもしれません。
6. 小学校に行きたがらなくなる
学校では大半の時間を授業を受けて過ごします。そのため、授業の内容についていけなければ、学校は退屈で苦痛な時間を過ごす場所となります。
また、友達との会話にも困るようになるかもしれません。
授業の内容について話している輪の中に参加できないことがあるでしょう。
友達とも楽しく遊べず、退屈な授業を受けるためだけの場所だと感じれば、学校に行きたがらなくなる可能性があります。
小学生の子どもが勉強しない時に親御さんにできる対処法5選
子どもが勉強しない時の対処法として、以下のようなことが挙げられます。
- 勉強環境を整える
- 将来何をしたいか聞いてあげる
- やる気のない状態で勉強させない
- 子どもが興味のある分野を取り組ませる
- 自分も勉強する姿を見せる
子どもが勉強してくれないと悩んでいる親御さんは必見です。
また、勉強しない子を見ているとついイライラしてしまうことがあるかもしれません。対処法を知りたい方は「勉強ができない・しない子にイライラする原因5選!7つの対処法を現役塾講師が徹底解説」もあわせてご覧ください。
1. 勉強環境を整える
子どもが勉強してくれない対処法として、環境を整えてあげることが挙げられます。
小学生の子どもは環境が整っていないと、遊びの誘惑に負けて勉強をしないことがあるからです。
特に家にはスマホやゲームなど誘惑があるものが多いので、勉強に集中しにくい環境です。
そこで勉強部屋には、子どもが目移りするものを置かないといった対策が大切です。
子どもは環境に依存しやすいので、親御さんがしっかりとサポートしてあげることで勉強をするようになります。
詳しくは関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5|vol.009」で紹介しているので、自分に何ができるか不安な親御さんは必見です。
2. 将来何をしたいか聞いてあげる
また、将来何をしたいかを聞いてあげるのも、勉強させる方法として有効です。
子どもは好きなことに勉強が必要だと気が付けば、自ら進んで勉強するようになるからです。
例えば、サッカーが好きで、求められる偏差値の高い強豪校に行きたい子ならば、成績を上げる必要があるでしょう。
そこで「今のうちから勉強を頑張ろう」と言ってみるなど、子どもの要望を上手く言語化してあげることで勉強に向かう効果が見込めます。
子どもは興味のある分野だと進んで学習するので、勉強する理由と上手く紐づけてあげましょう。
3. やる気のない状態で勉強させない
やる気のない状態で勉強させないことも子どもに勉強をさせる方法として、挙げられます。
子どもが自らの意志でやる気になっていないので、モチベーションが低下していく可能性があるからです。
特に小学生は、興味のあることしかやりたくない年頃です。
そして子どもを勉強させるために「ゲームは没収」など、強制的に取り組ませるのもモチベーションが低下を引き起こす原因になります。
そのため、子どもの気分が乗っていない状態で勉強を無理にさせるのは辞めた方が良いです。
とはいえ「子どもがいつまで経っても勉強に対してやる気を見せない」と悩んでいる人も多いでしょう。
関連動画「【有料級】子どもが勝手に勉強やる気になる方法【中学受験でのNG行動】」では、子どもにやる気を出させる方法を紹介しているので、ぜひご覧ください。
4. 子どもが興味のある分野を取り組ませる
子ども自身が興味のある分野に取り組ませてあげるのも、小学生に勉強をさせる方法としておすすめです。
興味のある分野に取り組ませてあげるメリットは、以下の通りです。
- 興味のある分野だから進んで勉強しやすい
- 勉強するため成果が出やすくモチベーションが向上する
- 他の分野の勉強をするきっかけになる
興味のある科目だと、無理やりやらされなくても勉強でき、結果も出やすい傾向があります。
親御さんが積極的に色々取り組ませてあげて、子どもの得意分野を見つけてあげることが非常に大切です。
5. 自分も勉強する姿を見せる
子どもに自分も勉強する姿を見せることは、小学生の子どもが勉強する方法として有効な手段の1つです。
特に小学生のお子さんは、親が普段どんな生活をしているかをよく見ています。
そこで、親自身が勉強している姿を見せることで「自分も頑張らないと」と子どもが自主的に勉強に取り組む効果が期待できます。
一方、親が勉強をしていないのに説教をされると子どもから「自分はやっていないのに…」と反抗へとつながることは珍しくありません。
子どもに勉強をさせたいのであれば、どんなことでも良いので自分も勉強している姿を見せることが大切です。
小学生が勉強しない場合は学習する理由を作ってあげよう
小学生が勉強しない理由は、勉強の内容が難しい、遊ぶ方が楽しいことなどが挙げられます。
自ら勉強に取り組むようになるには、環境を整えたり将来のことをイメージさせたりするのが効果的です。
基礎学習が中心の期間につまずくことがないよう、親御さんがサポートしてあげましょう。
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