「公立中高一貫校を目指しているけどいつから塾に入るべき?」
「どんな子に公立中高一貫校が向いているの?」
「おすすめの塾が知りたい」
公立中高一貫校を目指すことに決めたものの、塾に入れるタイミングがわからないとお悩みの親御さんもいるでしょう。一般的に、3年生の2月入塾がベストだといわれています。
しかし、学力によってはもう少し早いタイミングで塾に入ったほうがいいケースもあります。
公立中高一貫校を目指すなら、適性検査の対策も必要なため入塾のタイミングを見極めることが大切です。
この記事では、公立中高一貫校に合格させたい親御さんに向けて、以下の内容を解説しています。
- 塾にいつから通うべきか
- 塾が必要なケース
- 公立中高一貫校が向いている子の特徴
- 効果的な受験対策
- おすすめの塾
どの塾に通えばいいかもわかるので、ぜひ最後までお読みください。
なお、YouTubeでは、中学受験に向けたお子さんとの接し方について詳しく紹介しています。実体験に基づくお話を伺っているので、ぜひ参考にしてみてください
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公立中高一貫校を目指す子は塾にいつから通うべき?
公立中高一貫校を目指す場合には、以下のタイミングで入塾するのがおすすめです。
- 3年生から通うと基礎作りができる
- 5年生の2月がリミット
順番に確認していきましょう。
1. 3年生から通うと基礎作りができる
中学受験を成功させるためには、3年生の2月に塾に通いだすことをおすすめします!
受験は6年生の2月に行われるので、まる3年間勉強できます。中学受験の出題範囲は広いため、復習に時間をかけられるように工夫することが大切です。
また、志望校の偏差値との差から判断してもいいでしょう。偏差値は年間2~3程度伸ばせます。そのため、志望校と実力の偏差値の差が10ある場合には、4年前の2年生の2月頃には入塾しておきたいところです。
2. 5年生の2月がリミット
公立中高一貫校を目指すなら、遅くとも5年生の2月には入塾しておきましょう。
公立中高一貫校で出題される問題は、小学校で習った内容とはいえ大人でも解くことが難しいことがあります。計算力だけでなく、発想力や分析力などのさまざまな力が必要です。
せめて1年間は塾で受験対策をすることをおすすめします!
公立中高一貫校対策の塾が必要になる3つのケース
公立中高一貫校を受験する場合、主に以下3つのケースで通塾の必要性が出てきます。
- 高校受験・大学受験を考えている
- 学校での授業に遅れを感じている
- 学校での授業に物足りなさを感じている
1つずつ確認していきましょう。
1. 高校受験・大学受験を考えている
公立中高一貫校では、一般的に高校受験対策を行わない傾向にあります。そのため、高校や大学進学する際に難関校の受験を目指す場合は、早めの塾通いが推奨されます。
特に高校受験をするのなら、中学校に入学してからも通塾が必要です!
公立中高一貫校でも高校進学に試験が必要な場合があり、さまざまな理由で他校への進学を目指す生徒もいます。人間関係や学校の雰囲気、学習内容などが理由で、高校から別の学校を選ぶ選択肢も中学受験のメリットといえるでしょう。
2. 学校での授業に遅れを感じている
小学校の授業についていけていないお子さんは、早めの通塾をおすすめします!
公立中高一貫校は、授業の速度が速い傾向にあるためです。小学校の授業に遅れがある状態だと、入学後に勉強につまずいてしまいます。
なお、小学校の授業に遅れを感じている方は、個別指導塾を選ぶことをおすすめします。主に、以下のようなメリットがあるためです。
- 習熟度にあわせて学習できる
- 個別フォローが丁寧である
- 時間の融通がききやすい
塾選びで迷っている方は、ぜひ判断材料にしてみてください。
3. 学校での授業に物足りなさを感じている
「学校の授業についていくのが精一杯」というお子さんがいる一方で、授業だけでは物足りなさを感じているお子さんがいるのも事実です。
授業に物足りなさを感じているのなら、早めの通塾をおすすめします。授業よりもハイレベルな内容を学習できるためです。
得意な科目があるお子さんなら、得意を伸ばすために塾に通うのもよいでしょう!
公立中高一貫校が向いている子の特徴4つ
公立中高一貫校に入学するのが向いている子は、以下のような特徴があります。
- 入学してからの目標が決まっている子
- 素直に行動できる子
- 計画を立てて実行できる子
- 積極的に発言できる子
1つずつ解説します。
1. 入学してからの目標が決まっている子
公立中高一貫校に合格することは、あくまでも通過点です。そのため、合格することを目的にしていると、入学してから目標を見失ってしまいます。
公立中高一貫校では、6年間という長い期間を過ごします。目標を定めておかなければ、勉強面で大きな差がついてしまう可能性があるでしょう。
将来の夢があると目標に向かって突き進めるので、大学受験に向けて早いうちから対策可能です!
また、目標達成のために計画したり行動したりする力が身につきます。目標が決まっている子は、公立中高一貫校に向いているといえます。
2. 素直に行動できる子
「私はこの方法がやりやすい」「僕はもっと自己流で頑張りたい」と、先生の指示を無視してしまう子は公立中高一貫校に向いていません。
なぜなら、入学したばかりの1年生は宿題の取り組み方やノートの書き方まで指導されることがあるからです。先生の指示を無視した場合、どんなに成績が良かったとしても認めてもらえないことがあります。
まずは言われた通りに従うという、素直さが必要です。
ただし、イベントごとなどの運営では自主性が求められます。自らアクションを起こすことが必要な場面では、積極的に行動できる子どもが公立中高一貫校に向いています。
3. 計画を立てて実行できる子
公立中高一貫校では、自ら行動しないと「先生からサポートしてもらえない」と考えておきましょう。子ども自身で「何がわからないのか」「どこでつまずいているのか」などを分析し、先生に質問することが大切です。
公立中高一貫校では、自ら進んで成長のために行動できる子どもが求められています。
子ども自身で強みや弱みを把握し、克服するためにはどうしたらいいのかを考え、計画・実行する力が必要です。入学後は将来の自分のために計画的に行動できる子どもが、公立中高一貫校に向いているといえます。
なお、お子さんの中学受験を必ず成功させたいと思っている親御さんは、関連動画「受験勉強に失敗する親がやっていないことTOP5」がおすすめです。
お子さんのためにできることがわかり、今日から試せる方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
4. 積極的に発言できる子
発言を求められた際に意見や理由を伝えられる子どもは、公立中高一貫校で成長できるでしょう。
意見を求められているのに「誰かがアイデアをだしてくれるだろう」「私が言わなくてもどうにかなるだろう」と考えている子どもは、伸び悩むことが予想されます。
正しいかどうかではなく、自分の意見を伝えられる積極性が必要です!
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公立中高一貫校の合格に効果的な5つの受験対策
公立中高一貫校では、試験科目に「適性検査」が含まれています。そのため、私立中学などの受験とは異なる対策が必要です。ここでは、効果的な5つの対策を紹介します。
- 主要5科目の基礎学力を身につける
- 文章力を身につける
- 論理的思考力を向上させる問題集を解く
- 子ども新聞を読む
- 家族で意見交換をする
ぜひ受験対策にお役立てください。
1. 主要5科目の基礎学力を身につける
「国語・算数・理科・社会・英語」の基礎学力を必ず身につけておきましょう。出題される問題は各学校で異なるものの、基本的な計算力や語彙力などは共通して問われます。
とくに、国語と算数は徹底して攻略しておくことが大切です!
また、学校によっては英語は出題されないことがあります。志望校の受験科目を確認し、早めに対策を行いましょう。
なお、ここでは紹介しきれなかった科目別の対策については、関連記事「小学生が成績を上げる方法6選!科目別の攻略法や親が取るべき行動を現役塾講師が解説」にて詳しく解説しています。ぜひあわせてお読みください。
2. 文章力を身につける
適性検査は記述問題が多いのが特徴の1つです。そのため、限られた時間内に文章をつくる力を身につけておく必要があります。
過去問や演習問題など、たくさんの問題を解き練習する機会をつくりましょう。
文章をどのように展開していくか、論理的に伝えるためにはどうすべきかを考えながら問題を解き進めるのがコツです!
問題集以外にも、身近なニュースを取り上げ、文章をつくる練習をしてみるのもいいでしょう。
3. 論理的思考力を向上させる問題集を解く
公立中高一貫校の適性検査では、論理的思考力があるかを問われます。
そのため、日頃から「自分の考えを言語化して誰かに伝える」という習慣をつけておくといいでしょう。
物事を順を追ってわかりやすく伝えられる力は、大人になってからも役立ちます。効率的に論理的思考力を身につけられるには、問題集を使用するのがおすすめです。
その際、親御さんはお子さんに「どうやってその答えにたどりついたの?」と尋ねてみてください。
解答方法を伝えることは、順を追って考える訓練となります!
きちんと理解しているかの確認にもなるので、ぜひお子さんに説明してもらいましょう。
4. 子ども新聞を読む
適性検査では長文問題が出題されます。そのため、時間内に解くためには「伝えたいこと」を迅速にまとめる力が必要です。
子ども新聞には、さまざまな記事が掲載されています。短いコラムや時事ネタなど、文章の要点をつかむ練習をするにはうってつけです。また、次第に社会問題に対して興味を持つことがあるでしょう。
新聞社によっては、中学受験を意識した内容が盛り込まれていることがあります。
子ども新聞を読む習慣が身につくことで、出題傾向が見えてくるかもしれません。
5. 家族で意見交換をする
多くの公立中高一貫校では、教育理念に「次世代のリーダーシップを担う人材育成」を掲げています。
そのため、発言できる力を身につけておくことが大切です!
効果的な対策法は、ニュースを見て家族みんなで意見交換する時間を取ることです。人の意見を聞いて「こんな視点があるんだ」「自分とは違う考え方があるんだ」と身をもって知る機会ができます。
他人と自分の意見を比較することで気づけることがあるので、親御さんもご自身の考えを伝えてあげてください。
なお、親御さんがお子さんの成績アップのためにできるサポートについては、関連記事「【受講生500名以上】現役塾講師から見た伸びる子の特徴7選!両親が行うべき成績アップの秘訣も解説」にて紹介しています!ぜひ参考にしてください。
公立中高一貫校を目指す子におすすめの塾4選
公立中高一貫校を目指すお子さんにおすすめの塾は、以下の4つです。
- SAPIX
- 四谷大塚
- 早稲田アカデミー
- 日能研
どのようなお子さんにおすすめかをそれぞれ解説するので、ぜひお役立てください。
関連動画「【知らないとヤバい】中学受験4大塾比較SAPIX・四谷大塚・早稲アカ・日能研」では、さらに詳しく4つの塾について解説しています。塾選びにお困りの親御さんは、ぜひあわせてチェックしてみてください!
1. SAPIX
SAPIXの特徴は、徹底した現場主義なことです!
使用するテキストは、現場の講師が現役受験生の得意、不得意を把握したうえでつくっています。また、御三家に対応できるほどのハイレベルなテキストなので、実力をあげたいと考えているお子さんにおすすめです。
授業は生徒がたくさん発言するスタイルなので、自主性を身につけたいというお子さんにもいいでしょう。
ただし、勉強が得意な子でないと置いて行かれてしまう可能性があります。SAPIX元講師が「首都圏偏差値55(SAPIX偏差値40)以下の子は伸びない」と明言しているほどなので、勉強が苦手な子には向いていません。
2. 四谷大塚
四谷大塚は、完成度最強のテキストと予習シリーズが最大の強みです。とくに、予習シリーズは受験生の2人に1人が使っているほどポピュラーなテキストで、カラーかつ丁寧な解説が高評価を得ています。
また、毎週の「週例テスト」と5週間に1度ある「組み分けテスト」があるため、勉強する習慣が身につきやすいことがメリットです。
ただし、予習が必要なことには注意が必要です!
復習に時間を取ることができず、脳への定着率が下がってしまうことが懸念されます。家では総合問題集などを解き、コツコツ復習を積み重ねる必要があります。
3. 早稲田アカデミー
早稲田アカデミーは、復習に時間を割いてくれるのが特徴です!
「明るく楽しく競争を楽しむ文化を作りたい」という想いから、青春時代を思い出すような「目指せインターハイ出場」「みんなで甲子園に行こう」といった熱血指導をしてくれます。
競争心をあおり生徒を本気にさせようとするため、先生がエネルギッシュなことも特徴です。そのため、競争が苦手な子には向いていないでしょう。
また、校舎によって雰囲気が異なるため、必ず見学に行ってみてください。生徒が先生に質問をしたり、競争が楽しめているような雰囲気が感じ取れたりすればおすすめです。もしその校舎に違和感を覚えたら、別の塾を検討してみてください。
4. 日能研
日能研は、子どもにあわせた指導をしてくれるのが特徴です。授業スピードがほかの塾に比べてゆっくりなので、物事をじっくり考えたいお子さんに向いています。
毎週行われる「育成テスト」では、式を書く必要があります。どのように答えを導きだしたかを確認するためです。正解しているかだけでなく、過程についても管理してくれるのが嬉しいポイントです。
ただし、授業スピードがゆっくりなぶん、過去問対策が始まるのが4カ月ほど遅いことにはご注意ください。日能研では11~12月から過去問対策が始まります。
過去問対策は夏には始めないと遅いので、家庭で先取りする必要があります!
公立中高一貫校の受験に関するよくある質問
こちらでは、公立中高一貫校の受験に関するよくある質問に回答します。
- 公立中高一貫校受験は塾に行かないでも合格できるのか?
- 公立中高一貫校対策の塾の費用はどのくらい?
- 公立中高一貫校受験におすすめの問題集は?
受験に関して疑問を抱えている親御さんは、ぜひ参考にしてみてください!
1. 公立中高一貫校受験は塾に行かないでも合格できるのか?
公立中高一貫校には、塾に行かずとも合格は可能です。とはいえ、なにも対策をせずに合格できるほど簡単なものではありません。
公立中高一貫校の受験を成功させるには、主に以下を意識しましょう。
- 志望校見学をする
- 勉強環境を整える
- 予習ではなく復習を重視する
加えて、親御さんのサポートが必要です!
なお、関連記事「【独学の人必見】塾なしで中学受験をする人の割合は20%!合格に大切なこと4つも紹介」では、塾に行かずに中学受験をする方法について解説しています。あわせてチェックしてみてください。
2. 公立中高一貫校対策の塾の費用はどのくらい?
中学受験の塾代は、年間80~100万円かかるとされています。そのため、通う年数は長ければ長いほど費用はかさんでいくことになるでしょう。
教育や子育てなどに関する研究をしている「ひまわり教育研究センター」では、入塾のタイミングは小学4年生の2月〜小学5年生の1月が最も多いと発表しています。
つまり、4年生になってから3年間塾に通うとすると、塾の費用は240~300万円程度となります!
3. 公立中高一貫校受験におすすめの問題集は?
算数の場合は、主に以下の問題集がおすすめです。
- けいたくチャンネル
- 予習シリーズ
- 中学入試でる順
けいたくチャンネルは、中学受験算数・高校受験数学を基礎から応用まで全単元配信しているYouTubeチャンネルです。
スタディカフェという関連サイトから授業プリントや過去問を無料ダウンロードできるため、受験対策に役立ちます!
なお、国語のおすすめ問題集は、以下のとおりです。
- ふくしま式問題集
- 中学入試でる順
塾での学習とあわせて、問題集の活用を検討してみてください。
公立中高一貫校合格を目指そう!塾にいつから通うかは5年生の2月がリミット
公立中高一貫校に合格するためには、3年生の2月から塾に通い始めるのがおすすめです。
どんなに遅くとも、5年生の2月には入塾しましょう。
また、私立中学などの受験とは異なり、適性検査があります。文章力を身につけたり、論理的思考力を向上させたりすることが大切です。
とはいえ、お子さんに適した受験対策がわからないとお悩みの親御さんもいるかもしれません。私の公式LINEでは、不定期ではあるものの個別相談を行っています。お子さんにあわせた勉強方法や、塾選びのサポートなどが可能です。
さらに、中学受験に失敗させたくないとお思いの親御さんに向けて電子書籍もプレゼントしています。LINE登録は無料なので、お気軽にお受け取りください!