「小学何年生から塾に通わせるのがよいのだろう?」
「塾に通わせるタイミングを知りたい!」
「小学生向けの塾の選び方のポイントは?」
小学生から塾に通っているお子さんは少なくありません。中学受験や苦手科目の克服など、目的はさまざまです。
とはいえ、入塾のタイミングで迷っている方は多いのではないでしょうか。小学生である6年間のうち、いつから通わせるか悩んでしまいますよね。
この記事では、塾に通わせる時期で迷っている親御さんに向けて、
- 目的別のベストタイミング
- 塾の選び方
- 塾に通っても伸びない子の特徴
などを解説します。
最後まで読むことで、中学受験の成功や苦手科目の克服など、目標を達成するための塾の活用方法がわかるでしょう!
ぜひご一読ください。
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小学生の入塾は4~5年生が多い
教育や子育てに関する研究をしている「ひまわり教育研究センター」の調査では、入塾のタイミングは小学4年生の2月〜小学5年生の1月が最も多いと発表しています。
主な要因は、中学受験対策と学校の授業に苦手意識が芽生えることです!
多くの塾では、中学受験対策のカリキュラムは小学3年生の後半から始まります。中学受験を考えている方は、新4年生、または5年生になるタイミングで入塾する傾向にあります。
また、小学4年生から、学校に授業についていけなくなるお子さんが増えていきやすいです。学習の補助として塾に行くことを検討するご家庭が多いと予想できます。
このように2つの要因が重なった結果、小学生4~5年生の入塾が多いと考えられるでしょう。
塾は何年生から?入塾のタイミングを目的別に解説
お子さんを塾に通わせる時期は、目的によって異なります。こちらでは、以下5つの目的別に入塾のベストタイミングを解説します。
- 中学受験を成功させたい
- 学習習慣を身につけたい
- 高校受験のために基礎固めをしたい
- 苦手を失くして成績を伸ばしたい
- 専門知識を身につけたい
理由もあわせて解説するので、通わせるタイミングの判断材料にしてみてください。
1.中学受験を成功させたい|小学3年生の2月から
中学受験対策を専門としている塾は、3・4年生から基礎を固めるところからスタートします。5・6年生では、応用力を身につけたり本格的な試験対策に入ったりします。
5・6年生から入塾していたら、入試までに対策が間に合わない可能性が高いです!
中学受験を見据えるのなら、小学3年生の2月からの入塾を検討しましょう。2月には6年生の受験が終わるため、そこから3年間は勉強したいものです。
なお、中学受験を成功させるには、塾選びが要と言っても過言ではありません。
関連記事「【知らないと損】中学受験の塾選びで失敗しない判断基準9選!塾があわない際の対処法を紹介」では、塾を選定するポイントを紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
2.学習習慣を身につけたい|いつでもOK
学習習慣の習得が目的なら、いつから塾に通っても問題ありません。主に、以下のポイントからタイミングを判断しましょう。
- 家計の状況(塾代は捻出できるか?)
- お子さんのやる気(塾に行くことを嫌がっていないか?)
- 通う塾の選定(距離やカリキュラムなど納得できる塾を選べたか?)
なお、できるだけ早い時期から入塾すると、学習習慣が身につきやすいです。そのため、低学年からの塾通いも検討してみてよいでしょう。
なお、塾には中学受験対策だけでなく、学習の習慣づけることに特化したものもあります!
そのため、塾を選ぶ際には、通う目的から探してみるのがおすすめです。
3.高校受験のために基礎固めをしたい|小学4~6年生から
中学受験はせずに、高校受験を考えている方もいると思います。
小学校で習った授業を振り返りつつ、中学生の内容もカバーしていくには小学4~6年生からが好ましいです。
「高校受験のために小学生から塾に通う必要があるの?」と思われる親御さんは多いと思います。
しかし、高校受験では、小学生で習う内容も求められます!
また、小学生の学習範囲ができているからこそ、中学校の授業が頭に入るのです。基礎固めとして、中学生になる前に入塾を検討しましょう。
4.苦手をなくして成績を伸ばしたい|学力の推移から判断する
学年が上がっていくと、徐々に授業についていけなくなるお子さんは多いです。
「授業の内容がわかっていなさそう」「成績を伸ばしてあげたい」という方は、お子さんの学力の推移から判断しましょう。判断するポイントは、以下の通りです。
- ずっと満点だったテストが急に70点近くになった
- 学年が上がって模試の点数が取れなくなった
- 特定の科目に苦手意識を持ち始めている
- 宿題を解き終わる時間が極端に長くなった
また、小学生の偏差値は、1年間で2〜3は上がると言われています。たとえば、中学受験のために偏差値が10足りないならば、4年前から受験勉強を始めたいところです。
余談ですが、1年間で偏差値が5上がるとかなりすごいと言えます!
そのため、中学受験を見据えている場合は、実際の偏差値と目標としている偏差値の差から通うタイミングを割り出しましょう。
5.専門知識を身につけたい|やる気があればいつでもOK
「英会話や速読など、専門的な知識を子どもに身につけさせたい」と考えている親御さんもいるのではないでしょうか。専門知識の習得が目的なら、お子さんにやる気があれば、いつでも問題ありません。
特に、英語は早いうちから触れておくのがよいとされています。そのため、小学校低学戦からの入塾も考えてよいでしょう。
今回紹介した目的にあわせて、お子さんを塾に通わせる時期を決めてみてください!
とはいえ「中学受験をするか決めきれていない」「子どもが塾に行きたがっているのかわからない」と悩む親御さんは多いと思います。
私の公式LINEでは、個別相談会の案内を配信しています。お子さんを塾に通わせるタイミングで迷ったら、ぜひ無料の相談会を活用してみてください。
何年生からでも当てはまる小学生の塾選びのポイント5選
「中学受験を成功させたい」「学習習慣を身につけさせたい」など、目的は違っても塾は慎重に選ばなければなりません!
塾によって強みや指導内容が異なるためです。
こちらでは、小学生の塾選びのポイントを5つ紹介します。
- 指導形態
- 校舎の評判
- カリキュラム
- 担当する講師の質
- 料金
順番に見ていきましょう。
1.指導形態
塾の指導形態は、大きく個別指導塾と集団塾に分けられます。それぞれの概要は、以下のとおりです。
項目 | 集団塾 | 個別指導塾 |
---|---|---|
授業形式 | 講師1人に対して生徒は10~30人で授業をする | 講師とマンツーマンで授業をする |
カリキュラム | 年間を通して決められたカリキュラム | 生徒にあわせたオーダーメイドのカリキュラム |
学習環境 | 他の生徒と切磋琢磨しながら学習を進める | 質問しやすく丁寧な指導を受けやすい |
授業料 | 安価(月額1~2万円) | 高価(月額1.5~3.5万円) |
とはいえ、概要だけを見てもどの塾に通わせたらよいのかわかりませんよね。
判断する際には、お子さんの偏差値を基準にすることをおすすめしています!
偏差値が60以下であれば、個別指導塾との相性がよいです。マンツーマンによる丁寧な指導やオーダーメイドのカリキュラムによって、成績の向上が期待できます。
2.校舎の評判
塾そのものではなく、校舎の評判を確かめましょう。同じ塾でも、校舎によって雰囲気や講師の質が異なるためです。
たとえば、私が以前勤めていた東進では、校舎が1,000校以上あります。
つまり、成績1位の校舎もあれば、下位の校舎があるということです!
なお、塾の校舎の評判を確認する方法は、以下のとおりです。
- Googleマップの口コミを確認する
- 塾の口コミをまとめたサイトをチェックする
- SNSで「塾の名前(できたら校舎名)」を検索する
- 先輩ママやママ友から評判を聞く
あらゆるところから情報を集めて、どの塾の校舎に通うかを決めましょう。
3.カリキュラム
塾によってカリキュラムはさまざまです。そのため、目的に応じて塾を選びましょう。
目的とカリキュラムの関係性は、主に以下のとおりです。
塾に通う目的 | 適したカリキュラム |
---|---|
中学受験の対策 | 志望校の入試形式に特化している |
苦手科目の克服 | 特定の科目に強みを持っている |
高校受験に向けた基礎固め | 小学生の振り返りをしている |
塾選びを成功させるには、目的を明確にすることが重要です!
カリキュラムは、塾の公式サイトや資料から確認しましょう。不明な点があれば、直接問い合わせすることをおすすめします。
4.担当する講師の質
塾を選ぶ際には、どのような講師に教えてもらえるのかを確認しましょう。講師によって、お子さんの成績や勉強への姿勢が変わると言っても過言ではありません。
確認するポイントは、主に以下のとおりです。
- 指導実績
- お子さんとの相性
- お子さんへの向き合い方
お子さんとの相性や向き合い方を確かめるには、塾の無料体験を活用しましょう。
「どのような講師なのか」「どんな指導方法をしているのか」などを知れます!
5.料金
塾に通うためには、料金がかかります。設定している金額は塾によって異なるため、必ずチェックしておきましょう。
なお、塾に必要なのは毎月の授業料だけではありません!
主に、以下の費用がかかる場合があります。
- 入会金
- 講習費
- テキスト代
- 模試代
- 施設費
1年間でどのくらいの費用がかかるのかを確認しておきましょう。
塾に通っても伸びない子の特徴3選
塾に通わせたからといって、必ずしも効果があるわけではありません。お子さんの状況や学習姿勢によっては、行かないほうがよいこともあります。
こちらでは、塾に通っても伸びない小学生の特徴を3つ紹介します。
- わかったつもりになっている
- 基礎が固まっていない
- 学習へのモチベーションが低い
「子どもを塾に通わせるか迷っている」という方は、ぜひチェックしてみてください。
なお、塾に行かずとも成績アップや学力向上は目指せます。加えて、中学受験の対策も可能です。
関連記事「【朗報】塾に行かずに中学受験の成功は可能!合格のコツ10個をプロの学習コーチが解説」では、塾に行かないで成績を伸ばす方法を紹介しています。ぜひご一読ください。
1.わかったつもりになっている
学校や塾の授業を受けて、わかったつもりになっているお子さんは多いものです。
しかし「わかったつもり」では、学力は向上しません。身につけた知識を、実践で活かせるレベルまで持っていく必要があります。
わかったつもりを回避するためには、以下の図の「わかる→できる→点になる」の3ステップを踏みましょう。
「点になる」の状態まで持っていけたとき、初めて塾の効果が発揮されます!
問題演習を重ねて、解法を他人に説明できるレベルまで理解を深めることを意識しましょう。
2.基礎が固まっていない
基礎ができていない状態では、志望校への合格や成績アップは期待できません!
入試で出題される応用問題に対応できなかったり、振り返りに時間を費やして学習効率が悪くなったりするためです。
特に、集団塾に通っているお子さんは注意が必要です。
集団塾はカリキュラムに沿って授業をしていくため、基礎がわかっていないお子さんがいてもどんどんと先に進んでしまいます。結果、成績が伸び悩んだり、中学受験に失敗したりしてしまいます。
塾へ通う際は、授業の内容や宿題に追いつくよりも、まずは基礎を固めることを意識しましょう。
3.学習へのモチベーションが低い
学習のモチベーションが低い状態では、お子さんは勉強には取り組みません。そのため、いくら塾に通っても効果は期待できないでしょう。
反対に、学習意欲が高ければ、自然と学習にはげんでくれます。
そのため、やる気がないお子さんに対しては、入塾よりもモチベーションを上げることを優先しましょう!
おすすめの方法は、以下のとおりです。
- 志望校の見学会・説明会に足を運ぶ(中学受験の場合)
- 勉強をする具体的な目標を決める
- お子さんと同じタイミングで勉強をする
親御さんも一緒になって考えたり行動したりすることが重要です。
なお、関連動画「【有料級】子どもが勝手に勉強やる気になる方法【中学受験でのNG行動】」では、お子さんのやる気を引き出すノウハウを紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
塾に何年生から通わせようか迷ったら目的や子どものやる気から判断しよう
一般的に、塾は小学4~5年生で通うお子さんが多いです。
しかし、これはあくまでもデータ上の結果です。入塾のタイミングは、目的によって異なります。
さらに、お子さんのやる気次第では、塾に通わないほうがよいケースがあります。
目的や普段のお子さんの状況に応じて、入塾のタイミングを検討してみてください!
なお、塾選びでは徹底的なリサーチが重要です。情報を収集することで、お子さんにあった塾を選択できます。
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