「中学受験をやめるべきなのか?」
「子どもに”中学受験をやめたい”と言われてしまった」
「どうにかして中学受験を継続できないのかな?」
中学受験は、お子さんだけでなく親御さんにも負担がかかります。そのため、継続すべきか迷っている方が多いのではないでしょうか。
場合によっては、中学受験をやめたほうがよいケースがあります!
継続することで、親子関係が悪化したり、親御さんがストレスで体調を崩したりする恐れがあるためです。
この記事では、中学受験をやめるか迷っている方に向けて、
- 決断するポイント
- 悩み別の対処法
- やめる際の注意点
などを解説します。
最後まで読むことで、中学受験を継続するかどうか判断でき、後悔の残らない選択ができるでしょう。ぜひご一読ください。
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中学受験をやめるかを決断する3つのポイント
中学受験をやめるか判断するには、主に以下3つのポイントがあります。
- 子どもが成績向上に対して意欲的であるか
- 子どもの上質世界に学習があるか
- 親が子どものやる気を引き出す力があるか
どれかひとつでも「難しい」と感じるものがあれば、中学受験をあきらめることも検討しましょう。
1.子どもが成績向上に対して意欲的であるか
親御さんではなく、お子さん自身が成績を伸ばしたいかを確かめましょう。中学受験は、どうしても本人のモチベーションに左右されるためです。
判断するには、以下のポイントをチェックしてみてください。
- お子さんの本気度を確かめる質問をする
例:「志望校に行きたい気持ちは何%くらい?」「偏差値で言うとどのくらいのレベルになりたい?」 - お子さん自ら勉強に向かう時間を計算する
- 模試やテストの結果に悔しがっているか反応を見る
3つのポイントから、中学受験を継続するかを判断します!
親御さんの自己採点により、お子さんの本気度が3割にも満たないようであれば、これ以上成績を伸ばすのは難しいです。そのため、中学受験をやめることも検討しましょう。
2.子どもの上質世界に学習があるか
上質世界とは、選択理論心理学に出てくる言葉です。簡単に説明すれば「憧れのイメージ」を指します。
たとえば、野球で毎日の練習や体作りのための食事を続けられるのは、野球そのものが上質世界にあるためです。「野球が上手くなること」「野球選手になること」などの憧れのイメージを持っています。
このように、上質世界に学習があれば、中学受験にも自然と意欲的になれます!
上質世界を確かめるには、お子さんが志望校に合格したあとの自分を思い描いているのかを確認するとよいでしょう。
3.親が子どものやる気を引き出す力があるか
お子さんに主体的に勉強してもらうには、親御さんのサポートが必要です。お子さんのやる気を引き出すため、主に以下の努力ができるか自分自身で確認してみましょう。
- 中学受験成功のためにスケジュールを管理する
- お子さんが学習に集中できる環境を作る
- 塾や学校の先生とコンタクトを取りお子さんの現状を把握する
- 中学受験に関する情報を徹底的に集める
- さまざまな塾を比較してお子さんにあったものを選ぶ
これらはほんの一例であり、親御さんがやるべきサポートはさまざまです!
親御さん自身が努力ができないのであれば、お子さんが志望校に合格するのは難しいです。心苦しいかもしれませんが、中学受験をあきらめることも検討しましょう。
なお、中学受験をやめるか迷った際には、関連記事「【解決策あり】中学受験をやめた方がいい子の特徴5選!親が取っているNG行動を現役塾講師が解説」もあわせてチェックしてみてください。向いていないお子さんや親御さんの特徴をまとめています。
中学受験をやめるか決断に迷う5つの悩みと対処法
中学受験には、さまざまな悩みがつきものです。
しかし、内容によっては工夫次第で解決に導けます。そのため、中学受験をあきらめずに済むかもしれません。
こちらでは、中学受験によくある悩みやその対処法を5つ紹介します。
- 塾に行っても成績が伸びない
- 子どもがストレスを感じている
- 経済的に困窮している
- なかなか勉強に取り組まない
- 志望校の合格が難しそう
中学受験に際して悩みを抱えている親御さんは、ぜひ参考にしてみてください。
1.塾に行っても成績が伸びない
中学受験のために、お子さんを塾に通わせているご家庭は多いです。しかし、成績が伸びずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
原因のひとつとして、塾との相性があっていない可能性が考えられます。塾と一言でまとめても、カリキュラムや授業形式などが異なります。
とくに、集団塾に通っているお子さんは注意が必要です。集団塾に3ヶ月以上通っていて成績が伸び悩んでいるなら、相性が悪い可能性があるためです。
授業についていけてなかったり、他の生徒と比べて落ち込んだりなど負担になっている恐れがあります!
とはいえ「うちの子と通っている塾の相性がよいのかわからない」と悩む親御さんは多いのではないでしょうか。
関連記事「【失敗を回避】集団塾に向かない子の特徴5選!合格に必要な具体的なアクション3つも紹介」では、集団塾とあっていないお子さんの特徴を解決策を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.子どもがストレスを感じている
中学受験は、お子さんにかかるストレスが多いです。競争環境は必要であるものの、心身ともに負担がかかるケースは少なくありません。
たとえば「塾に行きたくない」と言っていたり、明らかに体調を崩していたりする場合は注意が必要です!
お子さんにストレスを感じているのなら、解消するための行動を取りましょう。
- 勉強から一旦離れてリフレッシュさせる
- 十分な睡眠時間を確保する
- 中学受験に対して過度に干渉しない
中学受験を成功させるためには、お子さんの心身をサポートしてあげることが大切です。
3.経済的に困窮している
中学受験には、塾や模試などでなにかとお金がかかります。家計を圧迫していることに悩んでいる家庭も多いのではないでしょうか。
とくに、塾代は大きい出費となります。
毎月数万円かかることも珍しくありません!
経済的に難しい場合は、主に以下の解決策があります。
- 安い塾に通い直す
- 通信学習を利用する
- 塾を一旦休会・退会する
- 生活費を見直して塾代を捻出する
このように工夫すれば、出費を抑えつつ中学受験を続けられます。
なお、関連記事「中学受験の塾代が払えないときの対処法8選!家庭で行える学習サポートを現役塾講師が解説」では、当コラムで紹介しきれなかった経済面の解決策を解説しています。あわせてチェックしてみてください。
4.なかなか勉強に取り組まない
お子さんが勉強に取り組まないのは、誘惑に負けているケースがほとんどです。ここで言う誘惑とは、ゲームやスマホなどが挙げられます。
勉強に取り組まないことで悩んでいるのなら、学習に集中できる環境を整えてあげましょう。環境を用意すれば、自然と学習に取り組むお子さんは多いものです。
たとえば、ゲームをする時間を決めたり、勉強部屋にスマホや漫画を置かなかったりするのがおすすめです!
自宅学習に加えて、図書館や塾の自習室を活用するのもよいでしょう。
5.志望校の合格が難しそう
模試や過去問で点数が取れないと「志望校に合格するのは難しいのでは?」と不安に感じる親御さんが多いと思います。
受験する科目を変更できるなら、科目数を国語と算数の2つに絞るのがおすすめです。
2科目だけにすることで、基礎学習が必要な算数と国語に充てられる時間を増やせます!
また、過去問で得点を取れなくても、安易に志望校を変えるのは好ましくありません。以下の図のように、偏差値+5~8以内であれば対策次第で合格できる可能性は十分あります。
このように、過去問対策のノウハウを身につけることで、志望校に受かるヒントを掴めます。
中学受験の攻略に必要な知識は、関連動画「【知らないと落ちる】中学受験過去問対策の真実10選」にて解説しています。ぜひお子さんと一緒に視聴してみてください。
中学受験をやめる決断をする際の注意点5選
状況次第では、中学受験をやめる決断をするご家庭も多いと思います。やめる際には、主に以下5つの項目を注意しましょう。
- 子どもと相談して決断をくだす
- 子どもと親の両方を否定しない
- 後悔のしない選択をする
- がんばりを認め前向きな声かけをする
- その後の新たな目標を決める
これらの注意しなければ、親子の関係が悪くなったり、親御さん自身が体調を崩したりする恐れがあります。
ぜひ注意点について押さえておきましょう。
1.子どもと相談して決断をくだす
中学受験は、親子二人三脚で挑むものです。そのため、やめる際には双方の意見を一致させることが重要です。
お子さんが一方的に「やめたい」と言っている際には、否定をせずにまず意見を聞いてあげましょう!
親子で中学受験について話し合う時間を設ける必要があります。
後悔が残らないよう、お子さんと相談して両者が納得できる決断をくだしましょう。
2.子どもと親の両方を否定しない
中学受験をやめること自体は、悪いことではありません。家庭の状況やお子さんの意欲次第では、継続しないほうがよい場合があるためです。
そのため「子どものできが悪かった」「自分のサポートが足りなかった」などと思うのはやめましょう!
両者を否定することで、以下の影響を及ぼす恐れがあります。
- 親子の関係が悪くなる
- お子さんが勉強嫌いになる
- 親御さんがストレスで体調を崩す
お子さんはもちろん、親御さん自身も否定しないことが大切です。
3.後悔のしない選択をする
中学受験をやめるにしても継続するにしても、後悔が残らないようにしましょう!
とくに、やめる決断をすると「あのときこうすればよかったのかな」と思う親御さんは多いです。引きずることで、高校・大学受験にも影響を及ぼす恐れがあります。
とはいえ、中学受験をやめるか継続するのか決断を下すのは難しいでしょう。
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4.がんばりを認め前向きな声かけをする
中学受験をやめる決断をした場合、いつも以上に意識してお子さんに前向きな声かけをしてみてください。「受験で挫折した」「自分はだめだ」と、ネガティブな気持ちになっている恐れがあるためです。
声かけで迷った際には、中学受験に取り組む前後でどれだけ成長したかを振り返りましょう。
たとえば、以下のとおりです。
- できないことがあっても簡単にあきらめなくなった
- 自分で目標を設定できるようになった
- 漢字や計算を覚えるのが早くなった
- 自主学習の習慣が身についた
中学受験を通して、お子さんのがんばりを認めてあげることが大切です!
5.その後の新たな目標を決める
中学受験をやめると、燃え尽き症候群のように気力がなくなってしまうお子さんは多いです。それまでかんばっていたことをいきなりしないでよくなるため、至極当然の心情変化です。
中学受験をやめたあとは、お子さんのモチベーションが上がるような目標を決めてみてください。
勉強に絞らず、スポーツや芸術などなんでも大丈夫です!
目標を決めておけば、中学受験で培った努力する習慣を活かせるでしょう。
中学受験でやめる決断をするか迷ったら行動を起こしてみよう
中学受験をやめるか迷う親御さんは多いものです。しかし、そのままの状態を放置するのは好ましくありません。
塾を変えたり学習しやすい環境を整えたりなど、なにか行動を起こしてみることが大切です!
なお、中学受験をやめる決断は決して悪いことではありません。やめる際には、お子さんだけでなく、親御さん自身も責めないようにしましょう。
とはいえ、中学受験をやめるかどうか判断に迷う方は多いのではないでしょうか。お子さんと一緒に決めるとはいえ、最終的な判断を下すのは親御さんです。
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