「偏差値60になるには、1日どのくらい勉強させたらよい?」
「勉強時間を確保したいけど、子どもがなかなか学習してくれない…」
「効率よく勉強させるにはどうすればよいの?」
中学受験の指標のひとつとして、偏差値60を目指すお子さんは多いです。一般的には、上位20%に位置します。
偏差値60になるためには、どのくらい勉強時間が必要なのか疑問を感じている方がいるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、勉強時間よりも質が重要です!
この記事では、偏差値60を目指している方向けに、
- 質が重要視される理由
- 勉強時間の使い方
- 学習を無駄にしないための方法
などを解説します。
最後まで読むことで、効率よく成績を伸ばすための方法がわかります。「志望校に合格して欲しい」「親ができるサポートをしてあげたい」と考えている親御さんは、ぜひご一読ください。
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中学受験で偏差値60になるには勉強時間よりも質が大切
偏差値60を目指すには、勉強時間よりも中身を優先させることが重要です。
学習における重要度と緊急度の関係性は、主に以下の4つの象限に分けられます。
偏差値を伸ばすには、重要だが緊急でなはい第2象限が重要となります。
しかし、だいたいのお子さんは、第1現象に該当する宿題に時間をかけがちです。残念ながら、宿題だけで偏差値60を目指すのは難しいです。
いくら時間をかけたとしても、学力向上が期待できる内容でないと意味がありません。
偏差値を伸ばすためには、勉強時間の使い方が重要です!
中学受験で偏差値60を目指す勉強時間の使い方5選
中学受験で偏差値60を目指すためには、以下5つを意識しましょう。
- スケジュール管理をする
- 計画通りにできたか振り返る
- 試験に出やすい分野を優先する
- 宿題にかける時間を減らす
- 教科別に学習内容を変える
「勉強時間の使い方がわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.スケジュール管理をする
中学受験の成功は、スケジュール管理が大半を占めていると言っても過言ではありません!
「どのように勉強するか」「どれだけ学習するか」を計画することが大切です。
とはいえ、どのようにスケジュール管理をすればよいのかわかりませんよね。
こちらでは、スケジュール管理の方法を以下2つに分けて紹介します。
- 1週間の予定の立て方
- 毎日の時間管理の方法
順番に見ていきましょう。
1週間の予定の立て方
1週間の予定を立てるには、ウィークリーシートを活用しましょう。
主に、以下の6ステップで進めていきます。
- 直近の目標点数を書く
- 今週やるべきことを書く
- 日付を記載する
- すでに埋まっている学校や塾、習い事などの時間を埋める
- 空いている時間に重要でやるべきこと(第2象限)を書き入れる
- 余ったところに宿題を書き入れる(第1象限)
ここで重要なのは、プランニングすることです。ただ単にスケジュールを立てるだけでは偏差値を伸ばすには不十分です。
「目標に対して必要なのはこの勉強だな」「この宿題は偏差値を伸ばすために大切だ」と、到達したい未来に向かって予定を立てましょう!
毎日の時間管理の方法
1週間のスケジュール表ができたら、1日のやることリストを書いていきます。
時間の使い方を1日単位で管理できるのがメリットです!
具体的には、勉強を始めるまえや前日の夜に、以下の手順で行っていきます。
- 今日やるべきことを書き出す
- いまの目標や達成のために必要な行動を自問自答する
- 優先順位を「ABC」でつける
- 勉強にかかる時間を書き足す
- Aのタスクから先にスケジュールを書き出す
ぜひスケジュール管理の参考にしてみてください。
なお、ウィークリー表やスケジュール表は、私の公式LINEにて無料で配布しています。より詳しい使い方もあわせて紹介しているので、気軽に友だち追加してみてください。
2.計画通りにできたか振り返る
スケジュールを立てたうえで、計画通りすすめられたか1日の終わりに振り返りましょう。
具体的には、スケジュール表に実際の勉強時間を書き入れます!
これにより、スケジューリングした時間と実際の勉強時間の比較がしやすくなります。
計画通りにできれば、スケジュール表にスタンプやシールを貼りましょう。お子さんのモチベーションアップにつながります。
3.試験に出やすい分野を優先する
試験に出やすい分野を優先して勉強させましょう。効率よく成績を伸ばせるためです。
試験に出にくい分野をやっていても、正答率が上がる可能性は低いです。それなら、試験に出やすく、かつお子さんが得意な分野から優先するのがよいでしょう。
以下の図のように、試験に出やすい分野と得意分野が重なる部分は、正答率アップにつながりやすいです!
学習分野を調べるには、まず志望校の過去問の出題と傾向を確認します。そのなかにお子さんの得意分野があるかを確かめましょう。
4.宿題にかける時間を減らす
学校や塾の宿題に時間を取られているお子さんは多いものです。そのため、宿題にかける時間を少なくするよう努めましょう。
具体的には、勉強時間の3分の1を宿題に充てるようスケジュールします!
たとえば、3時間勉強時間を設けるのなら、1時間で終わらせます。残りの2時間は、苦手を克服したり、過去問対策をしたりしましょう。
「そんな短時間では終わらない」と思うかもしれないが、案外終わるものです。
たとえば、私たち大人が「仕事を1時間終わらせといて」と指示されれば、1時間で完了させようと動くでしょう。しかし「3時間以内に終わらせといて」と指示されると、なんだかんだ3時間はかかってしまいます。
このように、あらかじめ宿題を終わらせるようスケジュールしておけば、偏差値を伸ばすための学習に時間を充てられます。
5.教科別に学習内容を変える
中学受験において偏差値60を目指すためには、教科ごとに学習内容を変えることが大切です。こちらでは、以下の科目の勉強方法を紹介します。
- 国語
- 算数
- 理科・社会
どれかひとつでも苦手科目があるお子さんは、ぜひ参考にしてみてください。
国語|読解問題を攻略し語彙力・文法力を伸ばす
国語が伸びない原因は、読解問題が解けないことにあります!
読解問題は、1問当たりの配点が高いです。記述や漢字と比べると正解しやすく、対策さえすれば国語全体の正答率をアップできます。
読解問題において出やすい問題は以下のとおりです。
- 理由を聞かれる問題:根拠を考えずに本文中に書かれていることから探す
- 指示語を聞かれる問題:指示語を言い換えて意味が通じるか確認する
- 言い換えの問題:同じ意味の言葉に注目する
読解問題の解き方を頭に入れ、同時に語彙力や文法力を高めていくことをおすすめします。
とはいえ、国語が苦手なお子さんに対して、どう勉強させればよいのか迷っている親御さんも多いのではないでしょうか。
関連記事「【苦手克服】国語が苦手な小学生の特徴・理由4選!解き方のコツや勉強方法3つを紹介」では、国語を攻略するためのノウハウを余すことなく解説しています。あわせてチェックしてみてください。
算数|イメージ化して理解する
算数を攻略するためには、イメージ化して理解をしましょう。記憶に定着しやすく、模試やテストなどのいざというときに使えるためです。
たとえば、よく出題される□を求める逆算の問題は、簡単な数字に置き換えて実験します。
このように、簡単な数字を入れることで答えの導き方が明確になります。
公式を暗記するのではなく、イメージ化して解き方を理解することがポイントです。
公式の暗記は、忘れてしまいやすく、模試やテストなどの本番で思い出せないリスクが高いです!
理科・社会|得意な単元を中心に行う
理科・社会では、得意分野と試験に出やすい分野の正答率を上げることを優先させましょう。勉強分野を絞ることで、国語と算数に学習時間を費やせるためです。
志望校の出題傾向を確認して、お子さんの得意分野を中心に学習します!
なお、理科・社会は暗記科目です。暗記後はランダムテストを出題して、お子さんの理解度をチェックしてあげましょう。
中学受験で偏差値60になるために勉強時間を無駄にしない6つの方法
偏差値60を目指すためには、時間の使い方が大切です。加えて、学習した効果を最大限に発揮する必要があります。
こちらでは、勉強時間を無駄にしないために6つの方法を紹介します。
- 親子関係を良好に保つ
- 勉強に集中できる環境を作る
- 受験勉強へのやる気を引き出す
- 基礎をおろそかにしない
- 学習内容の定着を重要視する
- 吟味して塾を選ぶ
「学習しているのになかなか効果が出ない」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
1.親子関係を良好に保つ
親子関係と受験勉強は、密接に関係しています。親御さんがお子さんに対してどのように関わるかで、勉強に対するモチベーションが違ってくるためです。
親子関係を良好に保つためには、以下7つの習慣を意識しましょう。
- 傾聴する
- 支援する
- 励ます
- 尊敬する
- 信頼する
- 受容する
- 意見の違いを交渉する
お子さんを叱ったり、批判したりするのはNGということです!
とはいえ、お子さんに「勉強しなさい」と言いたくなる親御さんもいるのではないでしょうか。
関連動画「【中学受験のストレス99%減】親の代わりに僕から子どもにアドバイス12選【親子の仲介】」では、親御さんからでは言いにくい内容を私が代弁しています。ぜひお子さんと一緒に視聴してみてください。
2.勉強に集中できる環境を作る
お子さんに勉強に取り組んでもらうには、集中できる環境を作ることが大切です。
たとえば、1時間でゲームの電源が切れるようにしたり、子どもの部屋にマンガやスマホを置かなかったりするなどの工夫をしましょう。
誘惑を排除する仕組みを作るのがポイントです!
学習環境を整えることで、自分から勉強する子は多いです。親御さんは「勉強しなさい」と叱る必要がなくなるため、両者にとってメリットがあります。
3.受験勉強へのやる気を引き出す
モチベーションがあれば、お子さんは自然と学習に取り組むようになります。そのため、偏差値を上げやすくなるのです。
おすすめの方法は、以下のとおりです。
- 志望校へ見学に行く
- 具体的な目標を決める
- お子さんと一緒に勉強をする
とくに、志望校見学はぜひやっておきましょう!
入学したときのイメージが明確になり、お子さん自身で「絶対に合格するぞ」と意欲を高められるためです。
4.基礎をおろそかにしない
基礎ができていないと、応用問題は解けません。
応用問題を解こうとすると振り返りに使う時間が増えてしまい、偏差値を伸ばすための学習を確保しにくくなります!
とくに、集団塾に通っているお子さんは注意が必要です。
集団塾は、カリキュラムに沿って授業をしていきます。そのため、基礎がわかっていない生徒がいてもどんどんと先に進んでしまうのです。
「基礎が固まっていない」と感じているお子さんは、塾や学校の授業に追いつくことよりも、基礎に戻ることを優先しましょう。
その他のNG行動については、関連記事「【親御さん必見】中学受験に落ちる人の特徴10選!成功するための親のサポートを解説」で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
5.学習内容の定着を重要視する
勉強時間を無駄にしないためには、学習した内容を定着させる必要があります。
知識が定着することで、新しい分野に行っても、以前学んだ分野を復習せずとも覚えていられます。結果、前の分野を復習する時間を勉強に費やせるため、偏差値が伸びやすいのです。
学習内容を定着させるには、主に以下3つのステップを踏みましょう。
このステップを踏むことで脳の長期記憶に保存されるため、すぐには忘れません。
とくに「点になる」状態まで知識を定着させることが重要です!
6.吟味して塾を選ぶ
中学受験で偏差値60を目指すために「塾に通わせようかな」と考えている親御さんは多いのではないでしょうか。
しかし、なんとなく選んでいるのは危険です。カリキュラムや指導方法など、塾によって違いがあるためです。
とくに、偏差値60以下のお子さんは、集団塾よりも個別指導塾をおすすめします!
お子さんにあったオーダーメイドのカリキュラムで成績が伸びやすいためです。さらに、マンツーマンの指導により、丁寧なフォローが期待できます。
とはいえ、集団塾と個別指導塾の違いについて理解している方は少ないです。
関連動画「【塾選び完全版】集団塾と個別指導塾どっちがいいか向いてる子の違い比較」では、それぞれの塾の特徴や相性のよいお子さんについて紹介しています。あわせてご視聴してみてください。
勉強時間よりも質を重視し中学受験で偏差値60以上を目指そう
中学受験で偏差値60を目指すには、ただ単に長い時間勉強すればよいわけではありません。量よりも質が大切になってきます。
さらに、学習効果を発揮することもポイントです。
勉強時間を無駄にしないためにも、スケジュール管理したり、学習内容を定着させたりしてみましょう!
とはいえ、どのように受験勉強を進めればよいのかイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。
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