「普段の成績は良いのに模試だと点数が取れないのはどうして?」
「模試になるとできない子にはどのような特徴があるの?」
「模試の点数をあげて志望校に合格させたい」
定期テストでは高得点が取れているのに、なぜか模試になると実力を発揮できないという子どもは、意外にも少なくありません。
そのため、模試の受験結果を見て「本番はうまく実力を発揮できるのだろうか」と悩む親御さんもたくさんいます。
実は模試で高得点を取るには、勉強方法にコツがあるのです!
この記事では、模試でも成果を残せる子どもになってほしいと願う親御さんに向けて、次の内容について解説しています。
- 定期テストと模試の違い
- 模試になるとできない子の特徴
- 模試で実力を発揮させるための解決策
最後まで読めば、お子さんが模試で結果を残せるようになるはずです!ぜひ最後までお読みください。
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模試になるとできなくなる!定期テストとの違いをサクッと解説
定期テストでは成績がいいのに、模試になると点数が伸びない子は一定数います。それは、模試と定期テストには明らかな違いがあるからです。
項目 | 模試 | 定期テスト |
---|---|---|
出題範囲 | これまでに学習した広い範囲 | テキストの何ページまでといった狭い範囲 |
理解度 | 深く理解できていないと解けない | 暗記していれば解ける |
ライバル | 全国 | 学校内 |
模試の出題範囲は「これまでに習ったこと」なので、過去に学習したことを覚えていなければ答えられません。
また、学んだことを「暗記している」だけでは模試では間違えてしまいます。学習したことを使いこなせる力が重要です。
模試になるとできない子の特徴5つ
模試で高得点が取れない子には、次のような特徴があります。
- 緊張しやすい
- 応用問題に時間を使ってしまう
- 過去の学習範囲を忘れている・理解度が低い
- テキストの問題と答えをそのまま暗記している
- いつもと同じ解き方をしていない
できない理由がわかれば、克服できます!
あてはまるところがないか、ひとつずつチェックしてみてください。
1.緊張しやすい
模試の受験会場は学校ではありません。そのため、慣れない場所に緊張してしまい、実力が発揮できないというお子さんがいます。
また、会場にはクラスメイトだけでなく、近隣学校の子どもたちもいます。ライバルが周囲にたくさんいるという独特な雰囲気が、余計に緊張させてしまっていることもあるため注意が必要です。
慣れない場所で、複数のライバルに囲まれているというプレッシャーから、考えればわかる問題でも間違えてしまうことがあるのです。
中学受験に失敗してしまう子には特徴があります。このコラムでは紹介しきれなかった内容について詳しく知りたい方は、ぜひ関連記事「【受験のプロ直伝】中学受験ができない子はタイプでわかる!親ができる対策5つも紹介」もお読みください。
2.応用問題に時間を使ってしまう
模試になると点数が取れない子は時間配分がうまくできていない可能性があります。特に模試では、基礎はもちろん応用問題も複数出題されます。
順番に問題を解いていき応用問題につまづいてしまうと、時間が足りなくなる事態に陥ることがあるので注意が必要です。
ゆっくり考えながら解きたい問題は後回しにしましょう!
3.過去の学習範囲を忘れている・理解度が低い
定期テストでは出題範囲が「教科書の〇ページ~△ページまで」といったように狭い範囲から出題されます。しかし、模試は「これまでに習ったこと」という広い範囲が対象です。
だからこそ、過去に学習したことが脳に定着しているかが重要です!
定期テストなら点数が取れるのに、模試では実力が発揮できないというお子さんは「わかったつもりになっている」のかもしれません。
知識を定着させるには、次の3ステップを踏む必要があります。
- わかる:授業で習ったことが理解できる
- できる:習ったことをもとに、自分で問題が解ける
- 点になる:類似問題が出題されても正解できる
一度習ったことを脳に定着させるためには、「点になる」状態を目指さなければなりません。
「点になる」状態になっているかは親御さんが判断しましょう。口頭で解き方を説明できれば「長期記憶として脳に定着している」といえます。
どうしてこの問題はこういった解き方をしたのかといった、プロセスを説明してもらい、知識の定着度合いを確かめましょう!
4.テキストの問題と答えをそのまま暗記している
学習の際に繰り返しテキストを解いていると、問題や答えをそのまま丸暗記してしまうことがあります。
似たような問題がでたときに「この問題なら解き方は○○だ!」と思い込んでしまうので注意が必要です。応用が効かなくなってしまうと模試で得点できなくなるでしょう。
テキストの問題と答えをそのまま暗記している子は、応用が効かなくなり模試で結果を残すことは難しくなるでしょう!
他にも模試を含めたテストでなかなか成績が上がらない子の特徴については、関連記事「【現役塾講師が力説】中学受験で偏差値が上がらない原因7選!対処法や必要な親のサポートを紹介」で詳しく解説しています。
お子さんの模試の偏差値が上がらない際の対処法も解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
5.いつもと同じ解き方をしていない
模試になると普段なら書きだしているような途中式を書かない子がいます。「書いている時間がもったいない」「余白が足りない」というのが理由です。
しかし、頭の中だけで考えて答えようとするとケアレスミスに気づけません。いつもなら解けていた問題を間違えてしまえば、本人もショックを受けることでしょう。
普段から問題を解くときは時間を意識することを伝え、模試でもいつもどおりの解き方をするように伝えましょう。
途中式を書くスペースは問題用紙の裏側を使用するのがおすすめです!
そうはいっても、コツがわからないという方もいると思います。
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模試になるとできない子の解決策7つ
模試で実力を発揮するためには、次の7つの解決策が有効です。
- 勉強範囲を絞って復習する
- テキストの基本・標準問題を解く
- 解けない問題がある場合は基礎問題・映像授業で復習する
- 何度も模試を受けて場慣れする
- 問題を説明してもらう
- 模試の復習ノートを作る
- 類似問題を解く
これまで模試で実力をだせなかったお子さんでも、ひとつずつクリアすれば結果をだせるようになるはずです!模試でも実力を発揮できる子を目指しましょう。
1.勉強範囲を絞って復習する
模試の出題範囲は「これまでに習ったこと」なので、どのような問題でも対応できるようにすべて復習するよう指導する方がいます。しかし、全範囲の復習は効果的ではありません。
なぜなら、浅く広い知識となってしまい、どの分野も深く理解できずに終わってしまうからです。
狭く深く学習したほうが高得点が狙えます。加えて、得意分野ができると勉強に対するやる気も上昇するでしょう。
勉強する範囲を絞り込み「この分野なら解ける!」と自信のある状態で、模試にのぞみましょう。
2.テキストの基本・標準問題を解く
一般的にテキストの問題は「基本」「標準」「応用」の3つにレベルわけられています。
応用問題が解けないと模試や組み分けテストで高得点が狙えないのでは?と心配になる方もいらっしゃるでしょう。しかし、偏差値60までは基本と標準が理解できていれば、問題なく解けるのでご安心ください。
応用問題の対策は後回しにしてOK!逆に対策しても解けないことが多いため費用対効果が少ないです!
また、応用問題は難しいため解くのに時間がかかります。解くことが嫌になり「勉強したくない」という気持ちになりかねません。
範囲の広い模試や組み分けテストの対策では、テキストの「基本」と「標準」問題を重点的に解きましょう。
3.解けない問題がある場合は基礎問題・映像授業で復習する
標準問題を解いていると間違えることがあるでしょう。そのようなときは、基礎に戻って理解しなおすことが大切です。
しかし、基礎を復習しても「いまいちわからない」「間違えてしまう」ということであれば、映像授業を活用するのがおすすめです。
映像で理解しなおせば、忘れてしまった授業内容を思い出したり、あらためて深く理解できたりします。
ポイントは「いきなり映像授業を受けない」ということです。聞くだけでは成績は伸びません。自分で考えることで、はじめて実力になります。
一度解いてみて「わからない」を実感してから映像学習をしましょう。
おすすめはYouTubeの「けいたくチャンネル」です。基礎から応用問題まで網羅されていて、すべて映像授業での解説があるのでしっかり理解できます。
4.何度も模試を受けて場慣れする
慣れない環境に緊張してしまうお子さんなら、模試独特の雰囲気に慣れるのが一番です。何度も模試を受けるうちに、いつもと違う環境で問題を解くことに慣れてきます。
また、制限時間があるなかで問題を解くことに慣れれば、時間配分がうまくなるでしょう。ひとつの問題にかけられる時間がわかるので、余った時間で見直しができるという嬉しい側面もあります。
繰り返し模試を受けて解く順番にも工夫しながら、得点アップにつなげていきましょう!
普段の勉強から時間をはかって行うことを意識するのが大切です。親御さんは家庭学習でもスケジュール管理を行い時間内に問題を解き切れるかをチェックしてみましょう。
関連記事「【成績アップの秘訣】中学受験の勉強はスケジュール管理が大切!5つのコツと注意点を紹介」では、スケジュール管理の重要性と限られた時間で効率的に学習する方法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
5.問題を説明してもらう
知識が定着しているかを確認するために、お子さんに問題の解き方を説明してもらいましょう。
以下は、アメリカ国立訓練研究所で実施された研究結果をもとに学習定着率と行動の関係を表した図です。
他者に説明することによって内容の90%が定着するという研究結果が報告されています。
答えを導き出したプロセスをすべて言葉で解説してもらいましょう。
人は誰かに説明するときに最も知識が定着しやすいので、理解度をあげるためにはうってつけの方法です!
完璧に理解できているか、誤った解釈となっていないかを確認するためにも説明してもらいましょう。
6.模試の復習ノートを作る
模試で間違えてしまった問題や、解けなかった問題をまとめた復習ノートを作りましょう。自分が間違えた問題だけがまとめられているので、入試直前の見直しにも役立ちます。
どのような問題で間違いやすいのか、どのようなところを理解できていないのかを発見することが目的なので、まとめた問題はお子さん自身が説明できる状態まで復習を繰り返しましょう。
なるべく模試を受験した翌日までに、復習ノートにまとめることをおすすめします!
記憶が新しいうちに復習すれば、間違えた解き方に気づけます。テキストを見ながら復習し、間違えてしまった理由や考え方の相違について確認しましょう。
7.類似問題を解く
「基礎」と「標準」レベルの問題を解いたあとに、類似問題に挑戦してみましょう。テキストを丸暗記していないかどうかがわかります。
私がおすすめしたい教材は、次のとおりです!
- テキスト以外の問題集
- 予習シリーズ(四谷大塚の中学受験向けテキスト)
- けいたくチャンネル(YouTube)
もし、それでもピンとくる問題がないときには、親御さんが数字を変えたり、聞き方を変えたりして類似問題を作成してもいいです。
類似問題に正解し解き方を説明できれば、知識が定着した証といえます。基礎・標準問題を解いたら応用問題ではなく、類似問題に取りかかりましょう。
模試になるとできない子は注意!普段の勉強方法を見直そう
模試で実力が発揮できない子どもには、いくつかの特徴があります。たとえ普段の成績が良かったとしても、学習したことが「わかったつもり」になっていては、模試で成果は残せません。
お子さん自身が解法を説明できるまで深く理解することが大切です。
模試でできない子を脱するためにも、紹介した解決策をお試しいただき、志望校への合格へとつなげましょう!
そうはいっても「うちの子も本当にその方法で成績アップするのかしら?」と不安に思う親御さんもいるかもしれません。
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