子どもとの親子関係が悪くて悩んでいませんか?
特に、勉強態度や成績などが原因でケンカをしてしまうことも多いのではないでしょうか。
そんな時、ついつい自分や相手を責めてしまいがちですが、実は誰も悪くないんですね。
なぜなら、人間はその時に最善な行動を選んでいるからです。これは心理学的にも立証されています。
「なんであんなことを言ってしまったんだろう」
「なんであんなことを言って来るのかな」
こう思う時もありますが、その時の行動はその人にとって最善なのですね。
本記事のテーマ
- 親子関係を悪くする心理学的な原因がわかる
- 人間関係を破壊する法則がわかる
- 人間関係を良好にする考え方がわかる
今回は、心理学的に人間関係を良好にしていく方法をお伝えしたいと思います。
それでは行きましょう~。
親子関係が悪い原因
考え方・価値観の違い
少し抽象的かもですが、親子関係が悪い原因は自分の考え方・価値観にあります。
考え方とは、物事に対する見方や捉え方のことを指します。思考のクセとも言いますね。
例えば、考え方(色メガネ)が否定的だと、人助けをしている方や募金活動をしている方に対しても、「売名だ、偽善だ」などの否定的な見方をしてしまったりします。
どんなに良い行いに対しても批判が絶えないのは、この思考のクセが原因です。シンプルに、捉え方が否定的だと人生楽しくなさそうですよね。。
うまく行かない人は考え方が相手中心ではなく、自分中心だったりします。
ここで少し、考え方(価値観)のチェックをしてみましょう。
価値観チェックテスト
一覧リストにしてみました。現在の自分の考え方(価値観)を自己分析してみましょう。
□愛 ⇄ 憎しみ□希望 ⇄ 絶望
□勤勉 ⇄ 怠惰□謙虚 ⇄ 横柄
□公平 ⇄ 差別□素直 ⇄ 頑な
□純粋 ⇄ 不純□親切 ⇄ 冷淡
□信用 ⇄ 不信□献身 ⇄ 私利
□成長 ⇄ 衰退□尊敬 ⇄ 侮辱
左側の単語、皆さんはいくつ当てはまりましたか??
このリスト全てが良いものである時、人間関係の悩みから解消されるはずです。
「分かってはいるけどできない」
「考え方を変えるなんて無理」
そう思う方もいるかもしれません。しかし、思考(考え方)は自らが変えることができます。
考え方を変える方法があるんだ、ということを全力でお伝えしたいです。
では、どのような方法なのか?
これをこれから丁寧に説明していきますね。
外的コントロールを使っている
この外的コントロールとは、選択理論心理学における言葉です。
選択理論心理学とは、アメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士が提唱した、人間の行動のメカニズムを解明した心理学です。
選択理論は発表以来40年間学校・自治体・組織・家庭環境等で良好な人間関係を築く手法として評価されアメリカやカナダを始め世界62カ国で普及しています。
出典元;選択理論心理学
選択理論をシンプルに言うと、「人をコントロールして変えることはできない。人は自らが変わることができる」ということです。
勉強に例えると、
従来の教育現場では、子どもを叱咤激励し、ノルマを課し、強制させることで子どものやる気や学力を上げることができると考えられてきました。これを「外的コントロール」と言います。相手を変えようとすることですね。
一方、選択理論(内発的動機付け)では、子どもの行動を逐一指示するのではなく、子ども自身が勉強に楽しさや意義を見出せる環境を作ることで、結果的に子どもが主体的に学習に取り組むようなアプローチをとります。相手が変わりたくなる情報を与えることです。
この外的コントロールを使うことで人間関係が悪くなってしまいます。
たしかに、自分をコントロールして来る人に対しては嫌悪感を抱きますよね。。
人間関係が悪い人たちは、相手のことを変えようと必死になっています。相手をコントロールできると考えているのですね。その考え方から他責にしたりします。
しかし、相手を変えることはできません。
まずは、このことを受け入れる必要があります。この受け入れるということが人間関係の悩みを解消する第一歩になります。
選択理論を土台に「やる気を引き出す方法」については、こちらにて詳しくまとめてます。
人間関係を破壊する7つの法則
どんなに教え方のうまい先生でも、どんなに優しいカウンセラーでも、この7つの法則をやっている限り人間関係は悪いままです。
なぜならこの7つの法則は原理原則だからです。
「生き物の死」や「重力で物が落ちる」などと同じで、このような原理原則に逆らうことはできません。
- 批判する
- 責める
- 文句を言う
- ガミガミ言う
- 脅す
- 罰する
- 目先の褒美で釣る
当たり前のことですが、意外とできていなかったりします。どれか1つでもやってしまうと、良好な人間関係は構築できません。
なぜなら、人間はこの7つのことをしてくる人を自分の上質世界(脳の中にある理想のイメージ世界)から閉め出してしまうからです。
私たちも嫌いな人の言うことは聞きたくありませんよね。それは、その嫌いな人を私たちの上質世界から閉め出しているからです。
勉強しなさいとガミガミ言う親御さんは、子どもの上質世界から閉め出されてしまい、言うことを聞かなくなるので注意が必要です。
上質世界についてはこちらが参考になります!
人間関係を良好にする7つの法則
親子関係を良好にするにはひとつの前提条件があります。
それは、本当にあなたが良好な人間関係を構築したいと思っていることです。
「ほんの少し、良好になったらいいな」と思っている程度では残念ながら1年後も同じ悩みを抱えていることでしょう。
心の底から思うこと、得たいものを明確にして現実化すること、が大切です。
多くの人は、頭で想像することを現実化する方法を知らずして人生を終えていきます。
もし、あなたが本当に心の底から良好な人間関係を構築したいと思っているのならば、この記事の内容を即実行して改善を繰り返し、達成することができます。
そうした前提条件があった上で、人間関係構築の法則を見ていきましょう。
- 傾聴する
- 支援する
- 励ます
- 尊敬する
- 信頼する
- 受容する
- 意見の違いついて交渉する
私も生徒指導をする際は、この7つを土台に置いています。
先生との良好な人間関係を構築することは、成績にも影響します。
仲がいい先生の科目を好きになって、成績も伸びたという経験はありませんか?
それほど好きではない先生に変わったとたんに、成績が落ちたりします。
実は、先生同士の指導力の差はそれほど関係なく、良好な人間関係を構築できていると、上質世界にその先生が入ります。そうすることで、言うことを聞きたくなるようになります。
「この宿題をやっておこう」
この言葉を好きな先生に言われるのと、嫌いな先生に言われるのとでは行動が変わってきます。
やはり、好きな先生との約束は守りたいものなので、スムーズに行動に移せるわけです。
解決策;目的に生きよう
- 子どもを怒るのをやめましょう
- 子どもを褒めましょう
ここでありきたりな方法などを伝えるのは簡単です。
しかし、それでは数時間すると忘れてしまい元の悪い関係に戻ってしまうでしょう。
- 自分が本当に大切にしているものは何か?
- 理想としている生活は何か?
- どのような人生にしたいのか?
根本となる原因の部分から考えていく必要があります。
その根本となる原因は、人生の目的や意識の部分です。
全員、幸せになることを目的としているはずです。しかし、それが薄れてきたりすると幸せとは縁のない思考や行動を選択する時があります。
目的を明確に持つこと。目的に生きること。
こうすることで間違った方向に行くことを防ぐことができます。
『目的を明確にする方法』はこちらにまとめています。
「求めよ、さらば与えられん」
今回は、親子関係が悪い人の法則と良好な人間関係を構築する方法について書きました。
再度言いますが、良好な人間関係を構築できる人というのは、それを本当に望んだ人だけです。
これを読んで「はい終わり」という人は同じ悩みを繰り返すでしょう。
そうやって他のサイトを読み流してきた人もいるかと思います。
まずは少しでもいいので行動を変えましょう。今日1つ子どもを褒めるでも良いのです。このブログの他の記事を読むでも構いません。
このサイトでは、良好な人間関係と学力向上を両立する方法について発信しています。皆さんのお役に必ず立てると思います。他の記事もご覧くださいね。
最後までありがとうございました。
ということで今回はこれで終わりにします。最後まで、ありがとうございました。
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